中国株・不動産はバブル?

浜口です。昨日の日経WBSで、中国の不動産バブルの話をやってましたね。これを見てのラフな感想。感覚的な話。

これに限らず最近、「中国株ではバブルが崩壊する」「中国では不動産がバブルである」などという報道(警告)をよく耳にします。株価については、上海株指数はよく上がったとはいえ、高値からの半値戻りも達成していないのですが。
とにかく最近、相場が上がるとすぐバブルと言い出す傾向がある。このほうが雑誌・視聴率等の「売れ行き」上、都合がいいんでしょう。問題提起しやすいし、関心を惹きやすいし、マスコミにとって重宝な(?)言葉。

考えれば、90年代の日本株のバブル崩壊、2000年のITバブル崩壊は、ともに「今回は違う!!時代は変わり、この上げ相場は構造的に続く!」との楽観的なムードが醸成され、それがしばらく続いた後、突然「線香の灰がポロリと落ちるように」暴落が始まった。今回のサブプライム問題の住宅バブルも、同じようなもの。

「バブルだバブルだ」と多くが騒いでいる間はバブルなんて仰々しいものではなく、ゆえにバブル崩壊はない。相場が下がっても、多くは調整にとどまる・・・相場はそういうもの。これが当方の見解。現状、バブルだと警告している人が何人もいること自体が、逆に相場上昇を慎重にさせ、相場を長持ちさせるのではないかと。繰り返しますが、「この上げは構造的に続く」とのムードが楽観的な醸成された後が怖いということ。マスコミで、警戒論者の声が打ち消されるようになってからが怖い。

え?今回の上海株の上昇局面で、「上昇は構造的」とのムードが既に醸成された?(笑)
そんなことはないと思うが・・・・今後醸成されていくのではないかと・・・・

まあ、株価のバリュエーションは見ておいたほうが良いでしょうけどね。

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