浜口です。先日、宮城の石巻に行くことがありました。電車の中で70前後の女性が、物凄い東北弁訛りで、以下の趣旨の会話をしてましたね。
「大きなイオン・ショッピングセンターが石巻にあるんで、子供につれられて初めて行ってきた。きれいな建物を見ると、これは値段も相当高いんだろうと思ったら、あっけないほど安くて驚いたよ。なんでもあるし。」
「そうだね。これじゃもう、地元商店街では買わなくなってしまうね。」
地方に出張するとき常に感じるのですが、県庁所在地はともかく、3番目・4番目ぐらいの規模の市の商店街の「シャッター通り化」が顕著。地方であればあるほど。そして必ずといっていいほど、「赤に近いピンクの看板」が登場する。イオンの大型店が出てきているということ。駅には、イオン行きのシャトルバスが運行されている。
地元からすれば、イオンは外来種。悪意に取れば、外来種がやってきて、既存の生態系を犯しているイメージ。でも消費者の多くは、イオンを選んでいる。
イオンを批判する気はない。収益状況は、ヨーカ堂のほうがむしろ良い。イオンは消費者本位で、結構ぎりぎりの価格設定でやっているイメージ。消費者の方を向いている。価格が安いのは、コストの低い新興国の素材・労働力をうまく使っていることも背景。
繊細な問題なのでこのあたりでやめますが、地元商店街は、これでは苦しいわな。
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