家を掃除していたら、約一年前、2009年12月30日号のエコノミストが出てきました。表紙の見出しには「恐慌突入」と大きく書いてあります。表紙にはそれ以外に:
底なし景気悪化
パニックの米国経済と保護主義の台頭
ドル崩壊と新ブレトンウッズへの挑戦
などという記載があります。
しかし、サブプライム問題の後遺症は一部にやや残っているとはいえ、懸念材料が現実化していないのも事実です。アメリカは7-9月のGDPは5四半期ぶりにプラス、NYダウは底値から60%近く戻ってますからね。まあ、当時は当時で大変なときだったなと、少し懐かしくも思われます。
これはエコノミストに限らないことですが、経済週刊誌というものは、足元で皆が心配していることを少くなからずデフォルメし、その時のテーマとしている。このようなケースが非常に多いように思われますね。経済雑誌を「有効活用」する上では、このような傾向であることを踏まえておくことが重要と考えます。
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