アメリカが公定歩合を0.25%引き上げました。抜き打ち利上げ。驚いた。タイミングに意外感がある。一方でFFレートはどうか?現状では据え置きのようだが。
現在の金融超緩和状態になる前は、公定歩合=FFレート+1%が常態だった。今利上げ前は、0.5~0.75%。
ゆえに今回の公定歩合を0.25%引き上げは金融正常化の一環であり、このこと自体が実体経済に影響を与えるものではなさそう。
しかし。今後は実体経済に影響を与える金利についても上げていく。タイミングを見て利上げを開始しますよというメッセージ。この点が重要ですね。利上げのプレアナウンスということ。
今後は時間の問題で、日本以外の国の金利が上がっていく。日本は上がっても、極めて限定的。ゆえに日本とそれ以外の国との金利が開く傾向となる。そうなると金利差からの円安傾向と考えるのが妥当なんでしょう。
「今が最後の円高」との見方をどなたか唱えていたが、実際、そうなのかも知れない。そしてある程度の水準までの円安は、日本株には追い風となる。
Speak Your Mind