浜口です。3泊4日上海視察の印象を。
上海の繁華街は、エネルギッシュで相当ぶっ飛んでいるという点で、香港に似ている。その中で特に成長している上海の象徴である浦東(プードン)地区のぶっ飛び方は想像以上、常軌を逸している。以下はgoogleで検索した浦東の写真です。
浦東地区は上海の金融が多く集まる。マスコミでもよく映像が出てくるが、ビル群がとにかく凄い。80~100F建てクラスが乱立しつつある。ちなみに東京では丸の内のビル群、例えば丸ビルは36F建てですよね。そして香港みたいに狭苦しくない。物凄いスケール感。晴れていると、遠くのビルに青霞みがかかるほど。
ガイドブックで「最旬スポット」とあるのは、浦東地区で最も高い101階建てビル、SWFC(上海ワールドフィナンシアルセンター)。←ぜひクリックしてください。浦東のダイナミックさが良くわかる。
写真の中で、栓抜きのようなかたちのビルがSWFC。ここの上層階は高級ホテルパークハイアット上海。87Fのコーヒーラウンジ(Living room)でカプチーノを頼んだ。さていくらだろ?確か日本のペニンシュラのコーヒーは1500円ぐらいだったと思うが(パークハイアット東京も同程度?)。
上海の物価は総じて、日本の1/3~1/4の印象。香港より安い。でもここなら、一杯2000円、2500円ぐらいしても不思議ではないムード。しかしお会計は、55元(約770円)だった。意外に「冷静」な値段。ちなみに香港のペニンシュラのコーヒーはいくらだったろ?・・・・
濃厚なカプチーノを味わっていると、身長170cm超の8頭身超美形女子stuffが、ソファにいる当方に無料の日経新聞を持ってきてくれた。日本人客と感じた配慮からなんだろうが、やはり上海金融街にあるホテルならではと認識。ちなみに上海では、日経は買えば一部500円ぐらいとの話。ただしコンビニでは見当たらなかったが。
以下、関連ネタを箇条書きで。
・浦東地区は以前、「上海で最も遅れた農村地区」であったが、80年代後半以降、主に外国資本の投資により開発がスタートしたとのこと。
凄い話ですね。上海らしいのかな。
・上海は町全体に若者が多いのが印象的。特に働いている人は若者が多い。販売の売り子やホテルマンなども含め、メンタリティはみな証券営業マンの印象。元気な若者が、上海を目指すのか?
・街中の車は、80%ぐらいが外車。VWが最も目立つ。日本の主力メーカーがスズキを除きこぞってアメリカ進出した一方、VWは中国に注力したからとのこと。先見の明あり、VW。あとなぜか、GM(ビュイック)も多かった。これは意外。GMの破綻前後も、売り上げはあまり落ちなかったとのこと。何でだろ?
・タクシーもほぼすべてがVWのサンタナ。ただしこれは上海だからで、北京のタクシーは韓国ヒュンダイが多いらしい。
・上海はとにかくありとあらゆるところが工事現場。日本の高度成長時代もこうだったんだろうな。建設セクターは買いという気持ちになりますね。必然的に。
・上海(中国)を成長国とすると、日本は勢いを失った成熟国であると、いやがうえにもそう思わされる。上海の人に比べると、日本人は若者も中年もゆっくり動く。そして表情がつらそうな人が多い。帰国し東京の地下鉄に乗って、そう思った。
上海の郊外の田舎(水郷・朱家角)や日本人が多く滞在する虹橋地区の飲食も良かった。上海雑技団も感動的だった。上海がとても気に入った!
まだまだ書くことはいっぱいある。でも、キリがないのでこの辺で。夜アテンドしてくれた高校同級生に謝謝。みなさんも時間があれば、ぜひ一度上海へ。東京―博多の2倍ぐらいの距離だと思う。
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