日本の国債バブル

今日の日経朝刊一面に、銀行の国債買越額最大という記事がありましたね。
先般ある地銀支店長と銀行の国債買いの話をしました。「地元企業では融資は伸びず、無理に伸ばそうとするとすぐに不良債権になる。東京のブランド企業なら少しは資金ニーズがあるが、当行レベルではほとんど利ざやを取らせてもらえない。ゆえにこの低金利でもまだ、国債で運用したほうがましマシ」「どの銀行も現状が国債バブルであることを理解しているが、銀行、特に地銀のメンタリティは横並びだし、バブルを見て見ぬ振りをしている。まあ我々は変化を好まぬ茹でガエルですから。証券会社の狩猟民族的なメンタリティがうらやましいですなあ」と言ってましたね。
まあ、きちんと現状分析できてるなとは思いましたが(笑)
銀行経由で個人のお金が国債に回っており、結果、国内の低金利を支えている。支えているというより、銀行による静かな国債バブルが発生しているので、足元で低金利ということ。この行く末がどうなるのか?金利上昇、債券価格の下落、金融機関の損失・・・・
驚くべき「ゆうちょ銀行」のB/Sでも書きましたが、「国債を買える」といっても限度があるしね。
まあバブル崩壊がいつかあるのなら、株式がその前に一相場あってからにして欲しいですね(笑)。

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