集団的弱気心理と弱気バブル

浜口です。
業績モーメンタムは10~12月期がボトム?にも関連するんですが、ここで言及した、海津政信氏による「年明け以降は持ち直す」とのコメントが出た同日の12月7日、やはり野村から、2011年の日本株展望なるレポートが発行されてるんですね。それには「集団的弱気心理からの転換」との副題が。
タイトルからイメージされるとおり、2011年の日本株展望は強気とのメッセージなんですが、なかでも主たる筆者である、チーフストラテジストの岩澤誠一郎氏のコメントが目を引いた。引用します。
11月中旬、日本を訪問していたある英国の投資家は、日本の要人との面談の印象を「ここには集団的弱気心理が明確に存在する。弱気バブルといっても良いかも知れない。」と語っていた。過去10数年間のデフレ、その間の日本株の低迷。そしてその再現を感じさせるような米国経済の動向とそれに伴う円高ドル安の進展、その中における株安の進行が、日本に「集団的弱気」をもたらしていることは間違いない。
弱気バブル・・・うーむ、なんともいえない表現。なるほどな。
来年にかけ、この弱気バブルとやらの崩壊に期待したいもんだな。楽しみだ。

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