ユーロ圏は利上げが視野に?

浜口です。日本株、今日はさすがに安かったですね。
今日知り合いと話をしたんですが、今年になって、ユーロ圏の利上げが視野に入ってきた・・・という話でもちきりだというんですね。
曰く、昨年12月のユーロ圏の消費者物価は前年比+2.2%、これが1月は+2.4%になるとの見通し。一方でECBのトリシェ総裁は、1月6日のECB理事会でインフレ警戒の発言をしている。ECBが目標とする物価上昇率は、2%ですからね。
こういったことを受け、1年後の政策金利水準を表すユーロ圏IOS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)金利が上昇中、半年前は0.5%前後だったものが、足元は1.2%近い水準、さらに上昇中らしい。
さて
欧州は経済が2極化してる。経済規模が小さいいわゆるPIIGS(除くイタリア)はまるでダメですが、経済規模が大きいドイツはユーロ安効果で、絶好調。全体としてはまあまあ回復基調。
為替を考えると、PIIGS(除くイタリア)の悪材料が、スケジュール的にまだ出てくる可能性があるので、なにかあると一時的にせよ、
ユーロ安になりやすい。ただしユーロ安になると、輸出で儲けるドイツ経済がさらに調子づくのがミエミエなので、ユーロ安になってもすぐ戻してしまう。
足元はそんな展開だと思います。しかし今後金利が上がってくると、徐々にユーロ高に転じてくるのか?次回のECB理事会は2月3日ですが、さすがにこのタイミングの利上げは考えられない。3月以降どうなるのかという理解でよいのか??

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