いすゞの10~12月期決算

今日の日経に、いすゞの10~12月期決算記事が出ています。
連結決算は前年同期比で純利益が60%増、新興国を中心に商用車の販売が好調、それ以外ではピックアップトラック、建設機械向けのディーゼルエンジンの外販も好調とのこと。
決算はまあ、事前に想定されていた範囲内ですかね。さらなる上方修正を期待した向きには、やや失望??良くわからんが。株価の中長期的な上昇トレンドは継続中と理解するが。
商用車の世界出荷台数に占める新興国向け比率は、7割強。アジアが中心であるとのこと。ピックアップトラックは、タイなどアジアの販売比率が高い。建機向けのディーゼルエンジン外販は、中国での需要拡大が追い風。
つまりいすゞは、アジア関連のポジションにある、典型的な銘柄ということですね。
記事で目に付いたのは、新興国向け輸出に関し、単体ベースの円建て取引が約9割と高いこと。
これはいすゞに限ったことではないが、特に対アジアに関しては、輸出は円建て・輸入はドル建ての取引を目指す企業が増加傾向であるということ。
こうなると、輸入で円高メリットを享受し、輸出で円高デメリットを受けない構図になる。かくあるべし。日本企業のたくましさを感じるな。

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