浜口です。
ここのところの岡山や高松出張もそうですが、当方、山陽新幹線の新大阪から岡山間は、「のぞみ」はもとより「さくら」も利用せず、極力「こだま」に乗るようにしている。この区間のこだま、最高なんだよな。写真を。2014年2月の話。
東海道新幹線とは異なり、山陽新幹線のこだまは、500系が使われているケースも多い。バブルの頃、東海道新幹線「のぞみ」で一世を風靡した500系。今は余生を、中国地方で送ってるんだな。懐かしいし・・・歴代の新幹線の中でも、一番カッコ良いのではないだろか・・・。
500系の車内。東海道新幹線時代とは異なり、いわゆる「ひかりレールスター」風に改造されている。これでカーペットが敷いてあれば、ほぼほぼグリーン車だよな…
「のぞみ」時代の500系、2+3の普通車は、そのチューブの様な丸みをもった車両デザインが災いして、圧迫感が気になると指摘されていた。それがこのように2+2の余裕を持ったグリーン車風の座席配列になれば…ピッタリだよな。
別の時に乗った、500系の普通車。先程の車両とは異なる色調だが・・・やはりカーペット以外は、グリーン車と変わらない趣だよな。
さてさてこちらは、いわゆるひかりレールスター車両を用いたこだま。かなり古くなった感は否めないが・・・これはこれで、味があるよな。
車内もやはり素晴らしい。500系とはデザインは異なるが、やはり、ほぼグリーン車の広さを持つ。自由席、空いていることが多いので、このように対面して乗ることも、多くの場合、可能。贅沢だよな・・・・
前回ブログで掲載した、出張帰りのおつまみ弁当の中身を。こんな感じ。確かにビールと、良く合うな。
さて:
新大阪から岡山まで。のぞみなら46分で着くところ、ひかりなら1時間18分(78分)、こだまなら1時間23分(83分)。
東京~新大阪は、とてもじゃないがこだまで行く気にはならないが・・・新大阪から岡山までは、こだまでも時間的にそれほどのハンディはない。車両が素晴らしいことに加え、こだまは各駅に止まる分、駅に近くなると速度が遅くなる。それに伴い、のぞみでは見過ごしてしまうような景色も、こだまなら見えてくる。そんなメリットもある。
こだまは新幹線の「各駅停車」なので、停車駅ごと、のぞみに追い越されていく。「まあ、お先にどうぞ。当方は可能な限り、楽しいほうを取りますんでね」という気分になれる。う~む。これでいいのだ。人生、悪くないって。これが東京~新大阪だと、相当ツラいものがあるが・・・・
さらに言えば・・・新大阪から高松へは、のぞみ+マリンライナーで約2時間。これがこだま+宇野線+四国フェリーだと、なんと4時間近く!でも・・・どちらが優雅な旅かというと、これはもちろん、後者。ちなみに料金は、どちらも同じくらいでけどな。
JR西日本の「こだま」はいいな。西明石に泊まる前後は、スピードダウンするので、遠くに海が見えてくる。旅の気分を味わえる。スピードがゆっくりなので、在来線の駅も見えてくる。のぞみだとつい見逃してしまう景色、特に西明石とか相生とか姫路とか、そんなあたりの景色もある程度、見えるてくるのが嬉しい。また平日でも、自由席はガラガラ。グリーン車並みのシートを対面にさせて、4人がけを独り占め。
こだまに乗れば、新大阪~岡山の出張が、単なる移動ではなくて、旅になる。「次の姫路では、のぞみ号通過待ちのため5分間停止します」とのアナウンスが。そうか・・でも、大いに結構。よかよか。時間の無い方は、お先にどうぞ。う~む。人生、悪くないって。
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