浜口です。
日経新聞の滝田編集委員が、氏の寄稿文の中で、以下の分析をされてますね。参考になります。要点を。
①原油価格が100ドル台から50ドル台に下落、この状態が1年間続ければ、20兆円の所得が日本から流出せずに済む勘定となる。
②直近の名目GDPは年間484兆円なので、20兆円の所得が国内に留まれば、それだけで日本の名目GDPは4パーセント押し上げられる計算になる。
③但し原油の急落が始まったのが2014年10~12月からだということを考慮すれば、原油や商品価格下落などに伴う15年の名目GDP押上げは、3パーセント程度と見ておくべきだろう。
③については、原油価格がガソリン価格の下落等により実体経済に影響を与えるには、一定のタイムラグがあるからということなんでしょうね。まあいずれにせよ、この試算が正しいとすれば、ここもとの原油安の日本経済へのポジティブな影響、相当に大きそうですね。楽しみだな。
*なおこの当方のコメントの出所は、1月4日付け日経電子版有料会員限定、グローバルOutlook、「お年玉シナリオをあえて描いてみれば」です。詳しくは、こちらをご覧いただきたいと思います。この書き込みは、あくまで当方の備忘録とご理解ください。
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