浜口です。
昨年4月以降の日本株は、低β銘柄、ディフェンシィブ・ストック中心の上昇であったようですね。
業種的には、アパレル、トイレタリー、医薬品、食品、メディアなど、いわゆるディフェンシィブストックが買われる一方、景気敏感セクターである、銀行、証券、建設、不動産、鉄鋼など、通常は内需主力銘柄と認識されるセクターのパフォーマンスが冴えない。TOPIXをアンダーパフォームする状況でした。
この背景には、世界的な金余り、金利低下の中、低金利を嫌ったマネーが株式市場にも入ってきた。しかしそのようなマネーは、「債券的な株式」を好んだ。
つまり、配当利回りが安定もしくは微増傾向にあり、債券に近い感覚で運用できる株式を選好した。そんなところだと思います。加えて、高ROE選好ブームもありましたよね。
ところがここにきて、さすがにディフェンシィブ・ストックの割安感が後退する一方、銀行株が上昇しだす等、物色の流れに変化の兆しが見られるようにも思えるが・・・さぁどうなるか。
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