浜口です。株式市場の地合いが良くないですね。
三菱UFJモルガンスタンレー証券のストラテジスト、藤戸さんの直近のレポートに、ちょっと驚かされたものがありました。紹介させてもらいます。
写真の黄色のマーカーのところにご注目を。「FRBが3月利上げを強行した場合には、破局シナリオの扉が開くことになろう」と書いてあるの、わかりますか?
このグラフの赤線にご注目ください。Ff金利先物3月限から逆算した3月の利上げ確率は、わずか14%とのこと。マーケットの解釈は、年内は利上げがあっても1回だけ。そんなシナリオを織り込んでいる。一方でFRBは今のところ、玉虫色の見解を示してますが、年4回の利上げの可能性を排除していない。
もし3月に利上げがあった場合、どうなるか。藤戸さんは、「中央銀行には逆らえない。やっぱり年4回、利上げしていくんだろうなぁ」と、市場が素直に納得する展開をしているわけでは、ないようなんですね。
市場のコンセンサスに逆らい3月にも利上げ。利上げは年4回。そんなイメージを持たせると、マーケットはものすごいリスクオフになって、破局シナリオの扉が開くことになる。そういう解釈のようなんですね。
まあ、レポートを通して読むと、そんなに弱気でもない。あくまでリスクシナリオについて言及しているだけ。そう警告しているだけ。そう理解したいところですが・・・どうなるか。
それにしても・・イエレンさんにもこのレポート、読んでもらいたいもんだなぁ。そして十分、用心してもらいたい。そんな気がした。いずれにせよ、あまりいい気持ちがするレポートでは無かったな。なんといっても、破局シナリオですからね。穏やかでは、ないって・・・
取り留めがなくなりました。この辺で・・・・
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