浜口です。
今日のこの日経記事、元買い介入、人民銀継続。ここもとの中国、元の動きがうまく説明されている、好記事だと思います。自分自身ちょっと立ち止まり、為替について頭の再整理をしてみたくなった。そんな記事に思われましたね。
通貨安が起きると、その国の輸出競争力は高まる。これは足元、多くの国、輸出企業が求めるメリット。一方でデメリットは、先行きの通貨安が強く懸念されると、海外から入ってきた資金・資本が逃げていく。いわゆる資本流出が発生しやすくなる。こんな図式ですよね。
ある国から借金をしていて、その国の通貨が安くなると、借金は通貨安分減ることになる。これは嬉しい話ですが、逆にその国に投資をしていてその国の通貨が安くなると、投資している資金は目減りしてしまう。まあ、当たり前のことですね。
一般的に先進国は信用力も高く、多少の通貨安では海外への資本流出圧力ははたらかない。例えば外人が日本株に投資する場合、「円安・株高」のシナリオを持っていた場合、円売りでヘッジしながら日本株に投資をすればよい。為替市場も、先進国として十分な流動性がある。
ところが今回取り上げられている中国などは、先々の通貨安懸念は海外への資本流出懸念、先進国からの投資の「お里帰り」懸念につながる。しかたなく中国の当局が元買い介入している。そんな話ですね。やっぱり国、企業の信用力は大事だよな。
う~む。面白くもなんともない結論だが・・・この新聞記事を見て、あらためてそう感じさせられましたね。取り留めがなくなりました。この辺で。
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