日銀、長短金利差を拡大させるのか?

浜口です。

日銀、黒田総裁がいろんなところで講演している。先日のアメリカ、ジャクソンホールでの講演然り、今日の日経でも紹介されている昨日の講演然り。産経新聞のインタビューにもこたえている。9月20日から21日にかけて行われる日銀政策決定会合における、「総合的検証」の地ならしなんでしょうね。

市場関係者はこの「総合的検証」の行方を非常に気にしている。この時にサプライズにならないよう、なんとなく自身が考えるところを、ほのめかしている。そんな感じですかね。

個人的には、長短金利差は拡大するのか?この部分に関心があります。まあ本日現在、国内の10年債利回りは、8月末近くのマイナス0.075%だったものが、マイナス0.002%まで上昇、長短金利差は拡大しているが。。。今後さらに拡大、10年債でプラス利回りになれば、銀行株は相場になるし、ならなければその逆だろうな。

まあ個人的には、さらに拡大方向と考えますけどね。前回のマイナス金利導入の時には、意図した以上に長期金利が低下、銀行株が暴落した経緯がある。スプレッド縮小に伴う銀行の減益懸念。日銀はこの部分を何とかしたいんじゃないのだろうか。また三菱東京UFJ銀行にも、国債入札に参加させるよう、長期金利は若干のプラスを維持させたい。そんなイメージかと。

どうなるか。今日あたりの日経の解説を見ると、市場関係者の受け止め方は様々だが・・・どうなるか。

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