浜口です。
日銀のETF購入の弊害が色々と指摘されているが…どうなんでしょうねぇ。当方は、あんまり日銀を侮らないほうが得策と思ってるんだよなぁ。
良くも悪しくも日銀は、これまで年間80兆円の市場への資金供給目標の名のもと、巨大な日本国債市場を「干上がらせ」かけている。こんな前科者なんですよ。日銀はね。国債市場に比べると、たかだか500兆円の日本株の時価総額の、いかにちっぽけなことか。日本株市場を干上がらせるのは、はるかに簡単。
まぁ日銀がどこまでやるかでしょうけどね。現在の日経平均の予想PERは、今日の日経新聞ベースでは13.88倍。一方で、過去5年間の日経平均の予想PERは15.6倍。まあ・・・PERで15倍近くになるまでは、ETFの買い入れ、続けるんじゃないかな。というか、容認されるんじゃないかな。
この前提というか仮説をもとに皮算用をすると・・・足元の日経平均の予想EPSは、16,449円/13.88倍=1,185円と逆算される。この日経平均EPS水準を元にすれば、日経平均の予想PER15倍は、17,776円と計算される。過去5年間の日経平均の予想PERは15.6倍。これなら、18,486円。足元のNYダウの予想PERは16倍を超えていることを勘案すれば、PER16倍で18,960円。こんな当たりがメド値が計算されるけどな。どうだろ?現状では。
まあ企業業績如何で予想EPSは変化するから、その点は注意しなければならない。これはいうまでもないことですけどね。
日銀はこれまでの外人投資家の大幅買い越しの時のように、日本株を買い上がることはないだろうから、派手さはないが・・年間6兆円のETF買いは、漢方薬のように効いてくるんだろうな。
あと:
日銀批判が、マスコミ関係者の、格好の「ネタ」にされているような気もする。だとしたらマスコミの方々は、「日銀様々」ですよね。敬意を表してもらいたいもんだなぁ。
とりとめがなくなりました。この辺で。
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