浜口です。
アメリカではいつの間にか、年内3回から4回の利上げが想定される状況と。デジャブかな・・・それを聞いて思い出すのは、1989年の日本株ですね。バブル相場の最後の年。よく覚えてる。
1989年の日本株は、公定歩合が3回上がる中での株価上昇。確かに景気がいいから金利を上げているわけだが・・・本来は1987年ごろに金利を上げるべきだったが、この年10月19日にブラックマンデーがあり、日本は利上げを出来なかった。で、1989年に遅れての連続金利上昇。これ、なんか・・・2016年は金利を4回上げると米FRBは言っていたのに、原油の暴落等々により、1回しか上げられなかった。で、ここに来ての年内3回から4回の利上げを想定。これに共通するものがあると言えなくもない。
まあ、バブルの時の日本株と今の米株とでは、バリュエーションがまるで違うので、単純比較はできないが・・・金利上昇については感覚的に、似てるところもあるのかなという思いを禁じ得ない。
でも・・・ここは注意するべき点。日米株式とも、現状は売りではないと思う。1989年の金利上昇の過程で、日本株は上昇した。暴落はその翌年だった。今年の米株も、金利が上がりながら上昇すると思う。もし当時の日本株に近い状況が米株に起こるとすれば、怖いのは翌年以降でしょうね。
ゆえに米株を持っている人が、金利が上がるということを原因に、今、相場を降りてしまうのは、正しい判断ではないと思う。今年は相場に乗る年。繰り返しますが、1989年の日本株をイメージするのなら、ネガティブなことがもし起こるとすれば、来年以降だと思う。
取り留めがなくなりました。この辺で。
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