浜口です。本屋に行ったら、若林栄四氏の本が出ていた。
表紙を見ると一見、そんなに弱気な内容ではないと思われたが・・読んでみるとちょっとびっくり。目先、強烈なリスクオフシナリオ。久しぶりに後味の悪い本を買ってしまった・・そんな印象ですかね。ざっくり目次ベースで内容を記してみると、以下の感じですかね。
・トランプラリーは米国経済の終わりの始まり
・トランフラリーで出揃った、(米国株式)相場の天井の三要素
・米ドル、2017年6月に 1ドル92円50銭から95円。
若林栄四氏の分析は、フィボナッチ数列と黄金比を元にしたテクニカル分析が中心。その方向性を元に、現在のマクロ状況を整合的であると考える部分が大きい。
要は今、氏はテクニカル分析で超弱気なので、マクロ分析もネガティブな見方中心になると。そういうことなんだと思う。
まあ・・・氏の相場見通し、メインシナリオとしては無理があるような気がするが…1980年代から生き残っている、カリスマ性のある相場師の分析なので、看過できない気持ちにはなる。複雑ですが・・「頭の片隅に」ということですかね。
ご興味ある方には、ご一読をお勧めします。
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