日本株は、21年に一度の絶好の売り場?

浜口です。

足元で株式投信の解約が相次いでいると言う。その理由はある意味、わかりやすい。

日経平均株価は21年ぶりの高値水準。これをどう捉えるか。当方は企業業績も好調だし、市場のセンチメントも好転しつつあるし、ここからが楽しみ。基本的にはそう考えているが…これは株式投信に投資している人の、「保守本流」的な考え方ではないと言うんですね。曰く:

見方を変えれば、日経平均21年ぶりの高値と言う事は、確率論から言えば21年ぶりの売り場と言うことでもある。高値掴みをした株式投信、ようやっと利益の世界になて来たし、ここを売らないで、いつ売るのか?
投信で株式運用をしている人は相場の素人がほとんどなので(失礼!)、空売りをするわけではないが、少なからなぬ人たちが、信念を持って、投資信託を解約している。こんな状況のようです。

しかし・・・株式投信の解約をした後も相場は上がっていて、内心穏やかではない人も多いと。実際、当方も講演会などで、そんな声を聞く。株式投信を解約したはいいが、そのお金をどうしたらいいのか。とりあえずはキャッシュでも持ていることにするが・・・・そんな中で、さらに市場が上がった場合、そのお金はどこに行くのかなあ。違ったリスク資産に行くのか。

例えば、日本株を売った資金は、自分の「面子」を保つため、アメリカ株投信に向かうかもしれない。逆もまた然り。天井圏かもしれないと売ったアメリカ株はもう手を出さず、出遅れ感のある日本株投信にしよう・・・なんてね。

結局、リスク資産の中をお金がぐるぐる回る展開になるのかもしれない。これはあくまで、株式投信に限った世界ですけどね。外人投資家が、市場を煽るような展開になれば、相場上昇に弾みがつくのかな。

取り留めがなくなりました。この辺で。待機資金が待っているって、いいな。これをいかに、証券・銀行の販売担当者が顧客の背中を押すかですね。

以上は、ポジショントーク。話半分で。

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