浜口です。
これは 5月14日付、三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸さんのレポートの中のグラフ。米国10年債利回りの上昇に逆相関するかたちで、新興国通貨が下落している。と言うより今回は、ドル独歩高なんですよね。そうなると他国通貨は必然的に安くなることになる。円も安くなってはいるが、それ以上に新興国通貨の下落が大きいと言う事ですね。
どのあたりで踏みとどまるのか。ちょっと気にはなりますね。
アメリカの利上げは当然、新興国の利上げ材料にもなる。例えばアメリカが0.25%利上げをすると、新興国は0.5%近く利上げをする。そんなかたちで通貨防衛、というと大げさですね。通貨の安定化を図っていくことになるのかな。
一方で日銀は当面金利を上げていかない。先般、日銀の黒田総裁から、 2%のインフレ目標達成するために、期間を設定しないとアナウンスがあった通り。となると為替は、ドル高円安方向と言うことになるのかな。当面は。
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