浜口です。
驚いた・・・ETF、こういうことがあるんですね。以下はNo.1678 NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(以下、1678と略す)のケース。
過去3カ月の東証での1678の推移。今年の4月後半にかけ、大きく下落している状況が見て取れます。
上のグラフと同期間のグラフ。青のETFの取引所価格、赤の基準価額推移に注目してください。
このグラフは、3か月前のETFの基準価格・取引所価格とも100として、その後の推移を示している。
グラフから見て取れる通り、直近の1678の取引所価格(グラフの青線)は約90、基準価格(グラフの赤線)は約100ですので、ここ3ヶ月で、取引所価格のみ10%程度下落しているわけです。
これ以上は、関心ある向きは同ETFのHPにて、ご自身で研究してほしいが。要は3か月前の1678は、基準価額よりも10%近く割高だった。おそらくはインド株式に先高観があったからでしょう。ところが今年の4月後半にかけ、この割高状態が解消され、ETFのプレミアムがはげ落ちる形で、1678に下落をもたらした。そんなところですね。
う~む。ETFは上場商品。市場での人気により、価格は基準価額・理論価格から乖離することもあるということだな。しかも相当に。
故にETFに投資する場合は、基準価額・理論価格からの乖離状況をヒストリカルに見て確認、現状、価格がどの程度の位置にあるか、確認してから投資すべしということですね。
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