首相官邸・政府が警戒し始めた兜町の低迷

浜口です。
ゴールデンウィーク中に、ストラテジスト・アナリストレポートを再確認してますが、興味深いものもありますね。
これは少し前の4月21日付で三菱UFJ モルガンスタンレー証券のストラテジスト藤戸レポート。内容はタイトルの通りですが、趣旨は、「日経平均が1万3885円まで売り込まれたことが、政治家の視点を兜町に向けさせたようだ」と。
当方が前回書きました、「国策に売りなし」は、挙国一致?と整合的でもありますね。悪い話ではないな。
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「国策に売りなし」は、挙国一致?

浜口です。
今日の日本株、そこそこの戻りになりましたね。ここで日本株の楽観論を。話半分で、お願いしますよ?(笑)
日経新聞に、ちょっと目を引いた記事があった。さすがに日経だから、「ああ、あれか・・・」と覚えてる投資家も多いと思うが…写真を。
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以下、重要な部分を。
・消費税増税から一か月。政府の目線は早くも来年10月の再増税に向けられつつある。重要な指標となるのが株価。堅調なら安倍首相が税率10%への再引き上げを今年末に決断しやすくなるとの見立てがある。
・新成長戦略に盛り込まれそうな政策にも、市場を意識したものが多い。財務省幹部は「もっと株価に訴えかける政策はないか」と主要官庁に催促する。
法人税改革などを巡ってせめぎ合いを続ける首相官邸と財務省だが、株価の維持という一点では、思惑は一致している。アベノミクスの成果ともいえる株高は首相の高い支持率を支える生命線。財務相も首相が増税を決断しやすい環境を整えることに注力する。
以上の記事を踏まえれば、「株高が国策」ということ、首相官邸と財務省とも、引き続き、強く意識されていると理解して良さそう。最近は、アベノミクスに関連しての経済・株式のコメントが少なくなった安倍首相ではあるが・・・心配は、無用と?
「国策に売りなし」を、挙国一致でやろうとしている。こういう理解で良いのだろうか。う~む。発想が単純、考え過ぎですかね?(笑)
ニューヨークダウも新高値。今のうちなら日本株高政策、本気を出せば、いろんなモノが機能しそう。侮らないないほうが良いな。そんな気持ちになった。さあ・・・どうなるか・・