浜口です。
6月22日の日経投資・財務2面に、「三菱重工の連日の新高値更新」という見出しの記事が掲載されました。たしかに三菱重工の株価推移は力強いですね。この銘柄は、2005年にはイカした低位バリュー株だったんですよ!三菱自動車問題とか足を引っ張る材料も確かにありましたが、一年以上も株価がPBR1倍以下に放置されていたわけですから、今となってはセンチメントは様変わりですね。まあ、株価なんて、こんなもんです。風向きが変われば、ドラスティックな変化なんて、すぐに発生しますよね。
当時、筆者が実施していた低位バリュー株セミナーで、「グロース株とバリュー株、どちらに投資したほうが長期的には得策か」ということを説明する事例として、キャノンと三菱重工を比較して使わしてもらってましたよ。資料内容は以下のような具合です。
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スランプに陥った企業は必死にリストラを行い、苦境脱出を目指すもの。1990年代後半のバブル崩壊・貸し渋り・デフレ懸念下の最低最悪の状況であればともかく、現在の正常化しつつある経済環境においては、かかる企業の努力は報われるケースが多いと考えるのが妥当。
⇒次のどちらがハードルが低いと考えるか??
① 6期連続で史上最高益を更新した「キャノン」が、これまで以上に順調な業績推移を達成していく状況の発生。⇒この状況は2004年度に打率372を記録した米マリナーズ・イチロー選手という「グロース銘柄」に対し、それ以上の記録が期待されている状況がイメージされる。
② 足元で2期連続減益、営業利益がピークの10%にも満たないため、PBR1倍割れに放置されている国内総合重機トップ企業たる「三菱重工」が、業績大底打ちした(2桁の経常増益傾向が鮮明化した)と認識される状況の発生。
結論? 当然後者の「三菱重工」に軍配が上がる・・・まあ、当然ですよね(笑)。
低位株ファンです。いつも楽しく拝見しています。
自分のポジは買いの片張りで、満玉でございますw。
突然ですが、単純な質問がございます。
浜口先生は、現在の相場は上げ相場だと思われますか?
だとすれば、先生の上げ相場の定義はどんなものでしょうか?何を持って上げ相場と判断されておりますか?
よろしくご教授ください。