CBNYDFAバリューポートフォリオの買い乗せ?

浜口です。以前コメントをいただいた匿名希望様から、さらに以下のコメントをいただきました。

>「同じ月を見ている」米国の機関投資家の動向が気になり、さっそく12月14日発売の四季報で調べ>てみましたところ、かなりの新規買いを実施した様子です。2007年下期の暴落時に動いたのでしょう
>か?今後がますます楽しみになってきましたね。

件のCBNYDFAバリューポートフォリオのことですね。一例ですが3529アツギもその銘柄のひとつのようで、比率は従前の1.7%から2.6%に上昇、保有株式数は534万株となり、堂々第3位の株主になりました。今後がますます楽しみというご印象、当方も同感です。

この534万株という株数、当銘柄の流動性から判断すれば、そこそこの相場になって出来高が増加しないと、容易には売却できない株数と思われます。「この銘柄と心中する覚悟」といえば言い過ぎなのでしょうが、結構腰を据えて勝負している印象ですね。ほんと、どんなファンドマネージャーが運用してるんだろ?追加資金が集まってるから買い増ししてるのかな?(真相はわかりませんが)

ちなみにこのアツギという銘柄、典型的な農耕型銘柄のひとつとして、12月9日のセミナーでケーススタディとして、当方が紹介しています。そのパワーポイント資料を掲載します(単なる業績推移表に過ぎませんが)。

ダウンロードしたファイル

経常利益が増加傾向にあり、加えて2期連続増配。ファンダメンタルズが悪化しているわけではないのに(むしろ好転している)、株価は連帯責任を取らされるが如く、下落している。この銘柄の株式価値は上昇していると考えるのが妥当で、あとはセンチメントの回復待ちですねという話をいたしました次第です。
あとはどの段階でセンチメントが改善するか。とりあえず、本日のMr.Marketのご機嫌は麗しくはないようですが。

Comments

  1. こんばんは。またお邪魔いたします。
    アツギは資産の質と比較して時価総額が低すぎるように感じています。ここに限りませんが社歴の古い会社の中には取引先の一流企業の上場株式や都市部の土地を山ほど持っているところがありますね。いまの利益水準は大したことがなくとも、デフレ時代に戻る可能性が低い現在、そういった会社の株式が捨て値で放置されているのはいかにもおかしいと感じています。アナリストの方々はあまりB/Sを重視していないような印象があるのですが、職業的投資家のお考えをお聞かせいただければ幸いです。

  2. チャートを見ていると7月を天上にして下降トレンドにあるに入っていると思うのです。この時期は低位株の個別に絞ってこまめに利益確定をするべきでしょうか? じっと持っていると利は出ず、下手すると塩漬けになります。難しくなりました。

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