中国株式市場の真実

浜口です。少子高齢化に伴う人口減少問題でコメントしたとおり、日本の少子高齢化は経済成長の足を引っ張る重い問題。角山さんもどこかで(当ブログかご自身のHPで)書かれていたと思うのですが、これからは長期的に経済成長が期待できる国への投資比率アップも視野に入れるべきかと。例えば、ここもと投資魅力が高まっている(?)ように思われる中国株とかね。

しかし私のような中国株の門外漢には、中国株の動きは摩訶不思議・・・魑魅魍魎・・・不思議なことこの上なし。
90年代後半から、運用の世界では「これからは中国の時代」と常にいわれ続けてきました。国内証券も中国株を取り上げだしたのですが、成果が出なかった。以前はこんな疑問を持ってましたよ。「そもそも、経済の10%成長が10年近く続いているのに、株価がぜんぜん上がらないこの国って???構造問題を抱えてるんだろうね。需給面の。」

この状況に多くの人があきれ果て失望して投げた後、2006~2007年になってそれまでの低迷振りがウソのように株価が暴騰開始、その後は一転して暴落・・・と、ここまではご存知のとおりですね。

さてここまでの流れについて:
家の近くの図書館に「中国株式市場の真実」(高田勝己・張志雄著 ダイヤモンド社)という本があり一読しましたが、参考になりました。

中国において「上場企業株式権利分離制度改革」、通称「株改」という株式に関する制度改革が進みつつある。つまり中国にあまたある非流通株式問題をどうするか、この問題にめどが付きつつある。2006から2007年の株価暴騰には、これを好感した部分が大きかったんだそうですね。

中国株投資に関心を持ちつつあるもベーシックな知識が不十分と感じている方(要は私のような方)には、この本の前半部分は一読の価値ありと思われました。

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