幸せの居酒屋・青森は弘前の「四季亭」

浜口です。お正月スペシャルということで、したためていたグルメネタを。去年の6月ごろ、仕事で青森の弘前を訪れた。その時に行った 居酒屋四季亭のことを思い出す。

青森は、魚が抜群に旨い。私見だが、魚の旨いこと、西の横綱は大分の豊後水道、臼杵・佐伯あたりか。天草も良いが。一方で青森は間違いなく、東の横綱級に入る。
四季亭は、食べログ青森の口コミに「普通の安い 居酒屋の雰囲気ですが、出てくるもののレベルは高い。(中略)東京ではこれだけのものをこの価格で食べることはできません」と 賞賛されていた。加えて、 津軽美人の女将もいるらしい。これで当方がぜん期待が高まり、平日の午後6時ごろ、到着5分前に「カウンター空いてますか?」と電話予約し訪れた。初めていく店はこうすると歓迎してくれる。というか、警戒されない。 写真を。

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本日の刺身メニュー。いかにも北酒場という感じ。いやが上にも期待は高まる。どれも食べてみたいが・・・うーむ、選択に迷う。

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まずは刺身を盛り合わせで少しずつ。全て地のもので揃えている。刺身一つ一つの味が濃い、というか際立ってる。白身も、しっかりと旨みが感じられた。

青森産のタコ、青森湾内マコガレイ、下北産の生ウニ、そして極めつけは天然マグロの中トロ、下北産である!下北産マグロって、有名な大間のマグロに代表される、津軽海峡で一本釣りされた生マグロですよね?冷凍してない中トロの刺身。これは贅沢!しかも切り身が大きい。ウニも宮古のウニで書いたような 逸品。産地も近い。

写真にはないが、天然ホヤ水物も。オレンジ色。クサ味がまるでなく、味は潮の香りのイメージ。新鮮なホヤって、こういう味だったんだ・・・。
良く冷えたビールと地物の刺身、これがまた良く合うって。旨い!

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生き毛蟹の炭焼き。足は刺身で食べる。すずやかで旨い。体の部分はミソと分け、炭火でじっくりと、蟹の身の水分を少々飛ばすくらいに焼く。
焼きあがった蟹の身をミソと合わせると、なんともいえない香りとともにジューシーな焼き蟹の出来上がり。これを食べる。ズワイガニの焼き蟹よりは淡白だが、うーむ、絶品なり。日本酒と合う。
もはや犯罪の域だな。すまんなぁ。

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四季亭の美女3人組。写りがやや暗く、ピントも後ろのグラスのほうに合っていて、少々甘い。しかし彼女らの名誉のために言っておくが、実際にはみんな写真以上に、とってもカワいい!そして ハートも良い。
真ん中が女将さん。右の女性は大学生でバイト中。今はどうしてるかな?左の女性は20歳で北海道は留萌出身、「都会」に出ようと思い函館か弘前と考え、結局、弘前を選んだとか。

そういう2択があるんだ・・・。当方、北海道の人なら、札幌か東京に出るんだとばかり思っていたが。
でも素晴らしい。若く、将来が楽しみ。これから、弘前で素敵な彼氏と出会うのかな?それとも仕事で一旗あげるのかな。両方かな?なんて思った。

毛蟹は火が通るまで、30分はかかる。しかも火が通った蟹をほぐしてミソとまぜる、これがとても、手間と時間がかかる。その作業を女将さんは、当方につきっきりでやってくれた。カウンター越しに、いろんな話をしながらね。ビールも飲みながら。ああ至福。

自分だけ飲んでいても・・・蟹焼きが始まってまもなく、当方はこの美女3人に「あのー、ビール、いかがですか?ご馳走させてもらえませんか?」と提案。とっても喜んでくれた。この素直さが素晴らしい。嬉しい。みんなお酒が大好きだな。そうか、だから居酒屋でバイトしてるんだよな。きわめて納得。

この日は、カウンターに座ってる客が少なかった。当方が来る前には、弘前大学医学部のセンセがいてカツオ刺を食べていたが、早々に帰っていった。3人はかわるがわる、最大限、当方の相手をしてくれた。感謝してる。青森の魚介と美女との宴(?)、楽しい時間を過ごさせていただいた。

さて
昨年末、半年ぶりに四季亭に電話をした。すると女将さんが出て、「ああ、あのときの!もちろん、覚えてますよぉ」といってくれた。嬉しい。そして、「写真、カワイく写ってますか?そうですか、それならどうぞ、ブログに使ってください」と。
女将さんとは数分、話をした。口調はとても優しかった。良い感じの東北なまり、弘前弁かな。青森の女性は、情が厚いな。温かい。

電話越しに、周りの声が聞こえる。四季亭の雰囲気が、電話を通してものすごく伝わって来る。
すると驚いたことに、次第にだんだん、あのときのカウンターの感じがよみがえってきた!当方、家で焼酎のホッピー割を飲みながら、そして写真を見ながら女将さんと電話をしていると、こんな錯覚に陥った。

「今、四季亭のカウンターで飲んでいる。ほっこりと・・・」こんな感覚がしばらく続き、四季亭のあの感覚がよみがえった。束の間、四季亭のカウンターのあの時がよぎる。が・・・ほどなくして現実に戻された。夢だったのか・・でも、そんな懐かしい気分になった。こういうこともあるんだな・・

残念な話も。左側の女性は、辞めてしまうらしい。そうか・・。素敵な彼氏と出会ったからかな?わからない。でも、幸せになって欲しい。人生、出会いと別れの繰り返しだからな。君ならきっと、うまくいく。オレは応援してる・・・なんてな。そんな、少しせつない気持ちになった。幸せを祈る。今から ホッピーをもう一本飲む。

ブログを更新したら、女将さんにまた電話する約束をした。このブログを見てもらう。喜んでくれるだろうな。きっと。
今度弘前に出張したら、絶対に顔を出す。青森か秋田出張があったら、可能な限りスケジュールをやりくりし、弘前に泊まる。待っててな、女将さん。カウンター、空けといてな・・・。人生、悪くないって。

Comments

  1. 角山智 says:

    浜口さん
    新年おめでとうございます。
    それにしても、旨そうな魚ですね。写真を肴にお酒が呑めそうです(笑)。
    弘前近辺には、花輪線、五能線など、魅力的なローカル線がありますね。
    東北には、そのうち行きたいと思っており、ぜひとも、この店で一杯やりたいです。
    本年もよろしくお願いいたします。

  2. hamaguchi says:

    角山さん、あけましておめでとうございます。次回の旅行に北東北、これはおススメですね。ご指摘のように、出来れば花輪線、まあ秋田新幹線でも良い、この区間は速度を落とすので。お好みで。盛岡から奥羽山脈越えをすると、分水嶺を経て東北の太平洋側、日本海側の違いが楽しい。そのまま五能線に、そして弘前・四季亭・・・・うーむ、出来過ぎなくらい良いと思いますよ(笑)。夏も良いし、紅葉もきれい。春は弘前の桜がきれい、冬は・・・五能線の厳しさは良いですが、気動車が止まるリスクが・・・本年もよろしくお願いいたします。

  3. 感動しました。魚もおいしそうですが、浜口さんは出会いが多くて羨ましい。
    お仕事で日本全国行かれてるようですが、そんなに色々、出張されてるんですか?運用会社ですよね?今流行りの投信ですか?

  4. 先日はご丁寧なお電話ありがとうございます。
    満足して頂き嬉しく思います。魚は旬の物、新鮮な物、地元の物、一番に力を入れてます。接待に関しては…たまたま?暇な日で?カウンターに座られた事でお話させて頂きました。アルバイトの2人も大学、短大卒業で就職も決まり四季亭も卒業です。本当によく頑張ってくてました。うちは学生アルバイトでやっているので辞めてしまうのは仕方ない事ですが、長く勤めてくれた事に感謝します。送別会はど派手にやりますよ!弘前いたら招待しますよ(笑)私は津軽女じゃありませ~ん。東北なまりは当たってますが仙台で~すよ!私も弘前来てこんなに魚が美味しい物何だな~って思っています。 
    是非、また弘前来たら寄って下さいね!お待ちしてま~す。

  5. hamaguchi says:

    四季亭の女将さんへ
    さっそくの丁寧なお返事、ありがとうございました。嬉しかったです。ブログ喜んでいただいたようで、なによりです。バイトの女性は二人揃って、 学校・四季亭とも卒業の件、理解しました。Happy endで良かった。あと女将さんが仙台出身の件、確かにそうでしたね。カウンターでお聞きしましたよね。思い出しました。
    今度の新しい学生アルバイトさんにも、ぜひこのブログを見せてやってください。きっと喜んでもらえると思いますよ。「バイト、四季亭の女将さんのとこに決めて、良かった!」ってね。今後このブログは、どんどん新しい投稿が加わってきます。この記事を探すのが面倒になったら、GoogleかYahooで「幸せ居酒屋・弘前「四季亭」と入れて検索してください。一発で出てくるはずです。
    それでは、また女将さんとお会いできるのを楽しみにしてます。弘前か・・今年中に1回ぐらいチャンスがあるんじゃないかな・・と期待してます。
    あと、あんなにおいしい料理を作ってくれる、凄腕マスターにも、よろしくお伝えください。それでは、愛すべき北酒場、弘前No.1の居酒屋「四季亭」に、あらためて乾杯!!
    浜口@自宅で黒ホッピーを、今からもう一本!

  6. hamaguchi says:

    匿名様
    嬉しいメッセージをありがとうございます。
    出会いが多い?どうでしょうかね。当方、最近心置きなく地を出してるというのはあるかも(笑)。リラックスはしてますね。もっと若い頃から、この大胆さ、というか図太さがあったらよかったんですけどね。人生、都合よくいかんもんです。
    いかにも、当方、運用会社勤務ですよ。全国行脚、謎でしょうか?(笑)このあたりもそのうち、機会があればブログに書いてみましょうかね。

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