徳島に出張②徳島から和歌山、紀伊水道をフェリーで

浜口です。
徳島に出張①ホテルクレメント徳島と柴門ふみ
の続きを。

今日は大阪に帰るだけ。徳島駅前から1時間程度バスに乗り、徳島港へ。ここから和歌山港に向かう。
紀伊水道を渡る、2時間の船の旅。海がきれいだったな。写真を。

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さらば徳島!徳島港フェリーターミナルを後にする。今日も天気に恵まれた。徳島の街が遠くなるが…空も海も、きれい。景色全体が、海と空の青に染まる。これ、四国の海の景色の、特徴かもな。

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フェリーの船室。ここは和室。寝転がることができるようになってる。フェリーなので、クルマの運転手が仮眠を取れるようにとの配慮もあろうが・・・・なんとなく気だるいムード。確か1985年だと思うが…廃止になった、かつての青函連絡船と、イメージが重なったな。
天気も良いし・・・ここは甲板に出る一手、だろうな。

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紀伊水道の海。ものすごくきれい。感動的だな。瀬戸内海に近いせいか、波も少なく、穏やか。…ただ、宇高連絡線航路と比べると、島の数が少ない。その分、景色の変化には乏しいと、言えなくもないが・・・それでもこの圧倒的な空の青・海の青といったら。やっぱり・・・惹きつけられるな。

この日は少し、寒かった。ビールをゴキュッといただくより、自動販売機にある、日清のシーフードヌードルを食べながら海を見ることに。このぐらいで、ちょうどよかった。宇高連絡線なら讃岐うどんを食べるところだろうが・・・・この船は、カップヌードル。でもそれはそれで、船旅に、ドンピシャに合っていたような気がする。

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和歌山港が近づいてきた。印象的な赤い橋は、なんだろうな・・・。海の上は寒かったが、陸地が近づいてきたら、だんだんと暖かくなってきた。

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和歌山港に到着。少し歩くと、和歌山港駅が隣接している。ここからは南海電鉄のテリトリー。まずは一駅だけの盲腸線。すぐに和歌山市駅に到着。
この電車、レトロな味わい、温かみがあって・・・なかなか、良いな。

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さて
ここから南海本線の特急サザンで、大阪、難波まで。
南海の特急サザン。普通席は無料だが、クロスシートで実に味気ない。 一方で指定席は別料金がかかるが、こちらは立派な特急の座席。旅情たっぷり。当方は当然、指定席へ。
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するとこんなにきれいなアテンダントさんが、指定席券を売りにやってきた。悪くないな。
さて
昭和の時代は、大都市から徳島にたどり着くのは、容易ではなかった。
東京からの寝台特急「瀬戸」は、岡山の宇野が終点。そこから宇高連絡船で、高松に向かう。四国は長らく、高松が玄関口。徳島に行くには、さらに高徳線での移動が必要だった。大阪からの移動は船が中心であり、今回の徳島ー和歌山フェリーも、重要な交通手段だったらしい。

しかし東京からは、ANAが撤退する一方、JALの羽田ー徳島便が増便。大阪からは、明石海峡大橋ー鳴門大橋が開通したので、当方が梅田から乗ったバスができ、一気に行き来がしやすくなった。

しかし・・・徳島ー和歌山フェリーは乗客が激減。また観光・ビジネス客を、大阪から徳島に呼び込むようにとの思いから完成した、明石海峡大橋ー鳴門海峡大橋ルート。これが皮肉なことに、その逆の流れ、つまり徳島から大阪への人口流出に拍車をかけたとの声が・・・特に徳島の方々から聞こえてくる。

以上は残念な話ではあるが・・・・旅情という点からは、そんな少し寂れたこのフェリー船は、逆に味わい深い。これは宇高連絡船にも共通するが、「兵どもが夢の跡」。このどこか漂う寂しさが、なんともいえない。
しかし寂れたとはいえ、徳島ー和歌山フェリーは、宇高ほどの悲壮感はない。この区間、ダンプカーなどを輸送するニーズは、一定量あるからだ。先細りの感は、否めないが・・・・どっこい、健在である。悪くない話だ。

Comments

  1. 連絡船 says:

    いまや日本唯一の鉄道連絡船、僕も一度乗ったことがあります、駅から桟橋まで直結してるのを見て、かつての青函航路とかもこうだったのかな、と
    アテンダントさんは、とっても美人で気さくな方が多いですね。車内や難波、関空の駅で親しくお話させていただき、お写真も撮らせていただいたことも何度かあります。
    今の制服はグリーン系で、以前は低いヒールのパンプスを履かれていたのですが平坦に近いものになっていますね。車内や駅構内をよく歩く鉄道職員らしい格好です

  2. hamaguchi says:

    連絡船さん、ありがとうございます。鉄道連絡船の旅、最高ですよね。当方、海なし県の出身のせいか、海、船に対するあこがれ、ひときわ強いみたいです(笑)。これからもどうかよろしく。

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