浜口です。お休みモードですね。当方、家でワインを飲んでばかり・・・と、広島に出張①クリスマス前のANAクラウンプラザ広島の続きを。行きつけの割烹「宝」に今回も。やはりよかったな。写真を。
まずは、渾身のお造りを。鯛、紋甲いか、かんぱち、車海老。・・・たまらない旨さ。瀬戸内の鯛の旬は、冬らしいな。
冬の広島と言えば、牡蠣!これは牡蠣小町という種類。広島は呉産と。サイズは4L!超ビックサイズを、焼き牡蠣でハグハグと。たまらんな…
広島は山陽、瀬戸内海に面している。が、日本地図を見ればわかるが山陰、日本海にも意外と近い。とはいえ・・・ここで旬の島根産の松葉がにを食べることが出来たのはサプライズ。半身だけ出してもらった。
これはカニの甲羅に黒いつぶつぶ、いわゆる「かにヒル」がついてる良品。蟹は脱皮すると味が落ちてしまうが、かにヒルがついているのは長く脱皮していない証拠と。素晴らしい。もちろん、最高に旨し。蟹の足なんて、身がパンパンに入ってるって。しかもジューシー。たまらんな・・・
この蟹、いわゆる「浜茹で」ではない。生きている松葉ガニを仕入れてきて、大将がこの店のキッチンで煮ている。煮る湯は、瀬戸内海の海水を良い塩梅に薄めたものを使っている。こうすると、蟹の自然な味わいが堪能できると。そうなんだ・・・ここにも大将のこだわりが感じられるな。
一人前の小さなフグ鍋。ぷっくらとしたフグ。それ自体もちろん旨いし、フグ出汁が利いた煮汁で野菜を煮ると、なんともいいムードで野菜、美味しく食べれるんだよな。これがフグ鍋の魅力だろうなと思う。この鍋も最高。ありがたいな・・・
フグ鍋から、フグ雑炊を作ってもらう。う~む。至福。こういうのはやはり、自分でご飯を入れて作るのではなく、調理できる人に作ってもらうのが良いな。
宝の大将とは、いろんな話をした。
曰く。少し前に病気をしたんで、あまり無理はしないようにしている。少し前まではもう15年以上、毎日2時間睡眠でやってきた。牡蠣は自分でイカダを持ち養殖。魚や野菜の仕入れは、全部自分で市場に行き目利きし、買ってくる。野菜の一部は自分で栽培。こんなふうに全部自分でやっていたら、睡眠時間はこれしか取れなかったと。それが病につながったと。
そうなんだ。でもここまで根詰めて仕事をするから、根強いファンがいるんだよな。料理、ここまでで3,500円。割高感ないよな。
一方で広島では、流川あたりの飲食店の値下げ競争が熾烈と。酒屋でも安いところは、2時間飲み放題1,000円、食べ放題1,000円、もっと安いところも出てきた。消耗戦ですねと。そうなんだ・・・
大将さらに曰く。そういえばアベノミクスの影響で、株が上がってるんですよね。私は仕事ばかりで株式投資など無縁だが、浜口さんはどのくらい株に投資してるんですか?どのくらい儲かってますかと。
う~む。2時間睡眠の話を聞いた後なので、正直に答えるのが申し訳なくなって・・・まぁ大した金額ではありませんよと。さてそろそろ、お勘定お願いしますと言葉を濁して、店を後にした。
旨い魚を食べ、色々と話を聞かせてもらった。良い気分だが、ちょっと切ない感じもした。この大将にも、株式投資を行う時間があればな。そんな気がした。当方、投資アイデアの面でおそらくは、多少なりとも力になれるんだろうが・・・・
取りとめがなくなりました。この辺で。
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