浜口です。
またも日経ヴェリタスの記事から。4月6日付け。前田編集委員による、「放置できない国内投資家の不在」。その通りだなと思いましたね。ご参考まで、以下に要点を、書いておきます。
①株式市場での外人投資家の影響力が、「過去最高水準」とて言ってもいいほどに強まっている。2013年は52週のうち外人投資家の買えば上がり売れば下がる週が45週を数え、14年に入っても似たような状況。
②写真内のグラフのうち青線は、売買代金に占める外国人のシェア、足元で60%越え。紫の線は外人の売買動向と日経平均の方向が一致した割合で、やはり足元で80%越え。グラフから見て取れる通り、いずれも趨勢的に上昇中。
③「勤務先の就業規則等で株式投資をできない人も多いなど、日本の株式投資環境は異常」(大手証券OB )との声もある。そろそろ国内投資家の株式投資の手を縛る制度や慣習を総合的に見直すべきではないだろうか。
特に締めくくりの③は、当方も全く同感ですね。当方も運用会社にいるため、個人の株式売買に制限がついている。ETF以外の株式売買には許可が必要で、現物株の6ヶ月以内の売買は、不可。
困ったもんだ。まあ当分の間、この規制の範囲内で株式投資を行っていくが・・・・
放置できない国内投資家の不在
世界のマネーが狙う東京
浜口です。
これは3月30日付けの日経ヴェリタスに掲載されてた,、藤田勉シティグループ証券副会長のコメント。主旨は写真にある通りですが、共感できましたね。
右下、黄色のラインマーカーを引いているところがポイント。ご参考まで、以下に要点を、書いておきます。
・不動産、REIT、 電鉄など典型的な内需関連株や、銀行、証券などの金融株の株価上昇は13年5月前後がピークになっている。その後、特に銀行と証券は、株価が大きく下げた。言い換えれば十分に休養をとったことになる。
・次の株価反転の契機が日銀の追加緩和やGP IF の日本株買いになるとすれば、前回同様、内需関連株や金融株が相場のリード役となるかもしれない。
・米国を中心とする世界景気の拡大、世界的なカネ余りを背景に、オリンピックとアベノミクスの恩恵を受ける日本株の上昇基調は変わらない。16年後半以降に日経平均株価は2万2000円前後に達すると予想している。