中小型株のパフォーマンスが相対優位になるとき。

浜口です。これは備忘録入りだろうな。

JPモルガンの季刊中小型株ストラテジー4月号において。「中小型株への逆風は緩和。今後は相対優位が発揮される形に」とのレポートが出されていますね。

たしかに・・・4月以降の日本株は、主力株が概して値を崩しているものの、マザーズ銘柄に代表される中小型株の一部は、堅調さを維持してますしね。

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今後は中小型株が相対優位になりそうと。そう考えるポイントは以下の2点ということのようです。

①世界的に景気が減速する局面では、大型株の方が中小型株よりも業績予想リビジョンが悪化しやすい。この点で現下のマクロ経済環境は中小型株に相対優位と考えられる。
②FRBのハト派転換に代表されるように、主要中央銀行のバランスシートが拡大する局面では、中小型株のパフォーマンスが改善しやすくなる。

株式市場全体は、もろく崩れやすい状態かもしれない。リスクオフの展開にまでなると、中小型株はひとたまりもない状況になる。一方で市場がそこそこ安定を維持するなら。当面は中小型株に分があるんだろうなと考えるが。

どうなるか。現在の相場、十分なキャッシュポジションを持って、対峙したいですね。

国内上場企業の今年度の営業利益見通し

浜口です。

ニュースモーニングサテライトで、 JPモルガン証券の阪上さんがコメントされてますね。国内上場企業の今年度の営業利益見通しについて。

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アナリストの見通しに対し、企業見通しは慎重と。阪上さんは、アナリスト見通しがいずれ企業の見通しにさや寄せする可能性があるとコメントされていたが。

そうなのかな。ここ2~3年を考えると、その逆の展開だった。恥をかきたくない企業側が慎重な見通しをまずは出し、時間の経過とともに上方修正。結局はアナリスト見通しに近くで着地。こんな連続だったと考えるが・・・

まあいずれにしろ、現状はこう。まずは押さえておくことにしましょう。

波高き相場…

浜口です。

GW明け、筆者は日本株はいい感じでスタートすると思っていたんだが。大外れ、波高き相場。よくもあしくも突然のトランプ発言が全てですね。
ただいまの、本日23時前のマーケットを見てみましょう。

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iPhoneアプリ、「世界の株価」から。現状、CME先物を見ると。今宵、米国株式も一波乱あるかもしれない。まぁ明日の朝を迎えてみないと分かりませんが。昨日がそうであったようにね。

一点、注目すべきは。日本株において。今日のマザーズ指数が意外にも堅調だったこと。東証1部を尻目に、パフォーマンスが良い銘柄が結構あった。この流れが継続するのかわからないが・・勢いがあることは事実なので、乗っかるなら早めに。ダメなら即刻損切という覚悟が必要でしょうね。この市場に関しては。

でもまぁ、明日以降はどうなるか。上下どっちに行っても事後的に説明がつく。正直、わからない。リスク・オンのシナリオでなくなるとすると、マザーズ銘柄も急落するのかもしれない。過去の経験則からは。

う~む。わからない。短期的な予測は、常にあてにならない。「相場が相場に聞け」の格言通り。マーケットに聞くことにしましょう。迷ったら基本、キャッシュは高めにしたほうがいいし、そんな時期に近づいたのかもしれない。現状はね。

う~む。今回は以前にもまして、とりとめなくなりました、この辺で。

当面の注目日は、5月20日か。

浜口です。そろそろGWが終わるな。日本株の市場が戻ってくる。待ち遠しいな。

日本株、まずは好調なスタートを切れるのか。そして現状、当面の注目日は、5月20日か。8時50分に国内、1〜3月のGDP成長率が発表される。これはマイナス成長になっている可能性が高い。それを受けて消費税に関する安倍首相の考え方が、変化するのかしないのか。

確かGW前は、そんなことを考えていたと思う。多くの投資家が。筆者も含め。でも5月20日は、かなり先のことだからと考えていたが…結構近くなってきましたね。

日本株にとって、年前半最大の山場になるのかもしれない。どうなるか…

CMEの日経平均先物が22,475円!

浜口です。

GW十連休中の日本、その間のNY株式が堅調ですね。

米国株、反発 雇用統計を好感 ナスダック過去最高値とのこと。ちなみにCMEの日経平均先物は22,475円!

GW前、4月26日の日経平均先物終値は22,250 円だから、そこそこ上昇してる。日経平均先物、上に抜けてきた感もある。

GW十連休前には、米国の雇用統計等含め不透明要因が多々ある故、株式の買いポジションを手じまいした向きも少なくなかったと思う。いまのところそのあたりは概ね問題なく推移しているから、このままでいけばGW明けの日本株は、いい感じでスタートできるのかな。

GW明けまで。あとはまあ、5月6日月曜のNY株式があるが・・・どうなるか。

令和の時代の国内企業は・・・

浜口です。

年号、令和になりましたね。少々、それらしいご挨拶を。

戦後日本はこれまで、発明はアメリカだが、日本はその技術を改善・真似・応用し付加価値をつける。そんな形で発展してきたのだと思う。代表的な例は「カイゼン」が売りのトヨタ、「マネシタ電器」と言われながらも大きく成長した松下電器産業、現在のパナソニック。そんなところだと思うんです。これは昭和の時代はそう、平成の前半もそうかな。製造業中心。

さて平成の後半にかけ、世の中ではITが加速。この分野の発明も圧倒的にアメリカが強い。で、ここにきて日本でも、このアメリカの偉大な発明を改善・真似・応用し、付加価値をつける新しいタイプの企業が徐々に出てきた。業種的にはサービス・通信を中心に、幅広い。

一例だが、IT、AIを用いて非常に精度が高い翻訳システムを作っている会社、またスマホの普及に便乗し、海外旅行の際使用するWi-Fiルータを貸し出す企業。あるいはAIに近い手法で事務を省力化、コンピュータ上で簿記の仕分けを自動的に行うシステムを作っている企業など。

これら企業は広い意味で、「発明はアメリカ、それを応用するのは日本」のポジションを謳歌し、成長を続けるんだと思う。

令和の時代もこれまでと同様、日本は「改善と真似と応用」で生き残るのではないか。これまでの日本企業の立ち位置はそうだったし、これは今後も変わらないんだろなと思いますね。それでいいのだと思う。国内企業はこんな日本企業らしい「持ち味」を大事にして成長できればいい。

で、そういう時流に乗った銘柄への個別投資も、筆者は最近は行いつつあります。平成から令和を迎えるタイミングとも重なりますね。これからが楽しみだな。一方で低位バリュー株という考え方は、なくなりつつあるな・・・

このブログは、銘柄で言えば富士フィルム。そんな感じで進めていきたい。令和の時代も。

う~む。とりとめがなくなりました。この辺で。

日本株の信用買い残が減少傾向と言うが…

今日のニュースモーニングサテライトで、東海東京センターの仙谷さんがコメントされていましたね。

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この状況をどう受け止めたらいいか。株価が上昇しながら信用買い残が減少している状況は、素直に受け止めれば、今後の株高要因ですよね。ゴールデンウィークの10連休に伴う不透明さも影響しているのかもしれないけれども、だとしたら売りたい人が既に相当程度売りを出していると言う証左とも言える。

どうなるか。

トランプ米大統領、FRBをあらためて批判。量的引き締めがなければ株価は一段高したろうと。

浜口です。

トランプ大統領がFRBを再度批判、政策適切なら大幅株高にと。

曰く。トランプ米大統領は14日、FRBをあらためて批判し、FRBの量的引き締めがなければ一段高になっていただろうと指摘したと。

まあ、突っ込みどころ満載ですが・・・言えることは、大統領選に向けてでしょうが。トランプ大統領が株価を上げたいという意向が強いことは再確認できた。投資家として、悪いことではないですね。

「銀行員は生き残れるか」というが・・・

浜口です。みずほ証券のエコノミストである北野一さんが、こんなタイトルのレポートを出されてますね。
「銀行員は生き残れるか」(浪川攻/悟空出版/2019年)を読んでの感想文という位置づけ。これは備忘録入りかな。

北野さんも当方も銀行出身。だからこの辺については、リアルに感じるところ、あるんですよね。

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レポートの赤線の部分ですが。確かに、銀行のカンバンが絶大だった時期はあった。財務省が大蔵省と呼ばれていた時代から、銀行は護送船団方式のもと、「身分」が守られていましたからね。このかつての護送船団方式を考えると、今の日銀のマイナス金利政策は、隔世の感がありますね。

結論はレポートの要約にある通りなんですが、この後に書かれているレポートに重要な記述があった。これも抜粋させていただきますね。

本部エリートからプロフェッショナルへ

銀行が生き残るためには、本部エリートが君臨する「旧態依然とした人事制度や組織体制を大刷新し、営業現場の価値をきちんと認識したプロフェッショナルたちの仕事集団」(浪川)へと銀行を変革していかねばならない。プロフェッショナルとは簡単に言うと、会社を辞めることができる人間だ。銀行本部に対する反論がタブーになってしまうのは、辞めることができる銀行員が少ないからだ。辞めることができない従業員をマネジメントするのは簡単だ。人生を人質に取っているようなものだ。だから、本部エリートが「楽」をしようと思えば、プロフェッショナルを作らなければ良い。。3年程度のローテーションを繰り返せばいいのだ。その結果プロフェッショナルは育たず、マネジメント能力も失われるというという「悪しき均衡」が生まれる。

なるほど、辛口だが・・・北野さんはこんな整理をされるんですね。参考になるな。もともと製造業から会社員生活をスタートさせた当方、「銀行とは本部主導型の新興宗教集団」と感じたことは多々あったけどな。同じ事象に対する受け止めなんだろうな。

さて、私の銀行体験はといえば。少し感情的に行きますね。:
私は銀行が嫌いなわけでは決してない。というより大好きだった。私が長きに渡り所属していたのは、大多数の銀行員とは異なり、プロフェッショナルたるファンドマネージャー部門だったから。私は銀行で、人生の転換点をGetすることができた。懐かしい・・・かつて所属していた信託銀行、そして運用部門の先輩・仲間たち。私の心のふるさとです。

特に先輩たちは、相場好きながら未熟な私を、より高い次元から指導してくださった。それもとてもフレンドリーに。アフター5も含め、教えてくださった。おかげで私は、それまで未知の分野を知り、資産運用において、成長させてもらったと思う。1987年から2002年にかけて。その中でも特に1980年代後半。この期間は私の人生を変えた。他のなにものに代えられない、貴重な体験をさせてもらった。
人生は出会いですね。この時の諸先輩がたには、心から感謝してます。私が所属した信託銀行の運用部門に限っては、古典的な銀行部門とは真逆だった。それだけは誓って申し上げたいのです。

まあ・・銀行で私がいたような幸せな部門は、どうだろ。信託銀行で全体の3%前後?メガバンクでは・・・わからないが。

う~む、クールダウンしましょう。銀行、全般として。これから良い塩梅に変われるといいんだが。どうなるか。

取り留めがなくなりましたね。この辺で。

米国でたまるマグマというが・・・

浜口です。

4月8日の日経朝刊に、米国にたまるマグマ、急落の引き金に備えという記事がありましたよね。それを読んで、考えるところを。

このとてもセンセーショナルなタイトルの記事によれば。米国ではVIX指数が急低下している一方、VIX指数先物の売り越し残高が昨秋の米株急落前を超えている。この状況に対し記事はタイトル通り、「米国でたまるマグマ 投資家、(株価)急落の引き金警戒」と、株価が暴落寸前の如くコメントしているように思える。ジャーナリストの視点なのかな。

でもねぇ。投資家の立場からは、「ちょっとどうかなぁ」と思う。VIX指数の低下は、すぐに株価が急落すると言う意味では無いですよね。

「VIX指数が低下⇒当面、上昇相場(適温相場というべきか)⇒金利上昇等、市場でなんらかのリスク要因が発生し急落」こんな流れを想定するのが妥当でしょう。要は、先々はともかく、足元では「VIX指数低下=平和な相場が戻ってきた」との理解が正解でしょう。ねえ?

ただこれは、あくまでVIX指数と株価との関係だけを捉えた場合の話。日本株は今回は、国内の3月期決算発表、5月10日が最多と。で説明した内容を抱えるから、それには一応、注意は必要なんですけどね。

とりとめがなくなりました。この辺で。