北東北に旅行⑥浄土ヶ浜旅館を再訪。若女将さんと再会を。

浜口です。今回は当方の小旅行の話を。

ついにやってきた!4年ぶりだな・・・岩手は宮古のこの旅館、訪ずれるの。やっぱり最高だった!若女将さんの、変わらぬサービス変わらぬ笑顔。素晴らしかったな。まずは写真を。

11934997_889918714421562_2721512345937771457_n
若女将さん!元気そうで何より。素敵な笑顔。彼女は宮古の宝石だろな。

経緯説明を少々。
当方、2011年1月に地元地銀で講演会の後、この宿に泊まる。その2ヶ月後に東日本大震災が発生、旅館は被災。当方はこれまで何度かブログでこの宿を紹介し、ささやかだが自分なりに応援。旅館は2年前にようやく再建が叶い、このたび再訪が実現した。

若女将さんは当方の再訪を喜んでくれた。彼女はかつてTwitterでこんなことを書いていた。「浜口準之助さん、ツイッターへのご登録ありがとうございます。震災から、何度も浜口さんのブログを拝見していたんですよ!いつも読みながら最後は泣けてきちゃって。今でも、元気がなくなると見てます。そして、泣いてすっきりして、お店や宿のことを考えるという日々。感謝!」

この日、再会した時、若女将はこのことをあらためて語った。そういえば…と、思い出すように。当方も、あ… Twitterでそんなこと、書いてあったよなと不意に思い出し、涙がでてきた。震災直後で、とっても大変な時だったんだろうなぁ。

ご参考まで、当方が浄土ヶ浜旅館を初めて訪ずれたときの感動、直後に襲った東日本大震災、若女将の無事を確認、旅館の再建などに関するアップは下記。本件が初めての方は、是非ご訪問いただき、背景をご理解ください。

幸せの宿:浄土が浜旅館
地震で、浄土ヶ浜旅館は?
若女将の無事を確認
宮古の浄土ヶ浜旅館が、ついに再建なる!!
浄土ヶ浜旅館、復活の続報!!

11960288_889918341088266_568158394894600985_n
夕食。4年前を思い出す。今日も文句なしに旨し。前回も同じ感想を持ったが・・・とにかく、「つくりおき」していないからだろうな。刺身も焼き物も煮物も、味が際立っている。というか、リアルにおいしい。お造りなどを一通り食べ終えると、若女将がやってきてくれて、さんまの塩焼きの配膳をしてくれる。そして「いかがですか?」と声を掛けてくれる。素直に嬉しい。

image
ちなみに、今日の夜の夕食メニューはこれ。旬の魚介が中心。凄く旨かったな。

11951777_890000644413369_366062026639793803_n
部屋の中、なにげに置かれたTigerのポットには、氷がたくさん入った水がたっぷり。風呂上がりに飲ませてもらったけど、旨かった。このこのおもてなし感覚、細やかな女性的な気遣いが嬉しい。これも4年前と同じ。変わっていないのが、さらに嬉しい。

IMG_6634
ワインを部屋飲み。当方いつもは、ワインはコンビニで買って持ち込むのだが、今回に限っては、旅館に宮古の地ワインが置いてあることをあらかじめ確認、それをいただくことにした。宮古産山ぶどうを使用と。当方がいつも飲みつけてるワインとはかなり異なるムードだったが、それはそれでよろし。これもしみじみ、旨かったな。

11947424_890221671057933_2377250433555306573_n
旅館の自動販売機。旅館によっては、市販価格に上乗せしてるケースも多いが・・・この旅館は逆。割安な価格設定にしてる。こんなあたりにも、おもてなしの心、感じられたな。

11816971_890214714391962_6457687066660163561_n
宿の朝食。様々な種類の料理が配膳されているが、中でも目を引いたのがこれ。鮭の親子丼と。若女将曰く、宮古は鮭も上ってくるんですよ。本州、太平洋側では、最も水揚げが多いんですよと。そうなんだ。なるほどな・・・ほっこり、胃に優しい丼だった。

さて
東日本大震災のことについて、どんなに大変だったか、またそれ以降の若女将が、どう震災を乗り越えてきたかなど。こちらから尋ねて聞かせてもらおうかとも一瞬思ったが、それはやめておいた。大変な災害。思い出したくない思い出も、少なからずあるはず。悪趣味に聞こえる質問で彼女を傷つけたくない。そんな想いが頭をよぎった。それでも、ポツリポツリと先方から少し話してくれ、想像通り、震災で大変な思いをした状況がイメージできた。大変だったな・・・

旅館の再建には、大変な、血のにじむような苦労があった思う。知り合いで亡くなった方も少なからずいたろうし、金銭的な負担もそう。でも苦労をおして、敢えて再建した行動力には、敬意を表したい。この日は水曜日ながら、旅館は満室。繁盛している様子だった。

旅館のお風呂、朝は6時から入浴できると。当方、その時間にお風呂をいただいだが、若女将はすでに大忙しで働いていた。「部屋の数も増えた代わりに、スタッフも増えた。だから以前より、かなり楽になったんですよ~」と昨日は言っていたが、それでもやっぱり忙しくしてるんだろうなぁ。

若女将、無茶苦茶忙しいのに、スキマ時間見つけて、いろいろと話をしてくれた。でも、もう少し若女将と接触する時間があったらな。この点は少し残念に感じられた。

理由は明白。旅館の規模が大きくなっているから。以前は5部屋しかない小旅館だったが、今回はもっと大きくなっている。スタッフの数も増えていて、いろんな人が親切に対応してくれる。全体としてのサービス度合いが低下しているわけでは決してないのだが、株式分析の流儀チックに言えば、当方に対する、「一人当たり若女将比率」が、やや希薄化してしまっている状況。これは仕方がないこと。

でも、十分に快適な時間を過ごさせてもらった。浄土ヶ浜旅館の評価も高い。若女将さん、頑張ってな。また来年、訪ずれることができるといいな。そう思った。人生、悪くないって。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)