なぜリスクオフで円高なのか

浜口です。

今日経モーニングサテライトで、 SMBC信託銀行の尾河さんコメントされてますね。なぜリスクオフになると円高になるのか。よく整理されているロジック。備忘録入りだろうな。

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日本は経常黒字国かつ金融収支赤字国。貿易で巨額の外貨を稼いでおり、その外貨は巡り巡って、海外で運用されている。

リスクオフが起きると、海外で運用されている資産を一旦キャッシュ化する動きが起こり、円買い重要から円高になり得る。

テレビでの説明はここまででした。実際にはこの状況を投機家が格好の円高材料と受け止め、早い者勝ち、とりあえずの円買いに走る。こんな所か。

これは説明しやすいし、伝えやすいな。参考にさせてもらいます。

米貿易関税アップは、同時に米法人増税?

浜口です。

先ほど日経モーニングサテライトで、双日総研の吉崎さんがコメントされていましたね。

アメリカが貿易関税をアップさせた場合。これを払うのは個人であり法人。受け取るのは政府と。

という事は法人に関して言えば、足元ではドラスティックな法人減税が決定されているが、貿易関税が上昇するとこちらは増税寄与することになる。個人に対してはシンプルに消費増税。こういう理解で正しいんでしょうね。

アメリカ経済の中で、個人消費が占める比率は70%位だから、影響は小さくはないんだろうなぁ。

なんだか…特にアメリカの貿易増税と法人減税のセットについては、トータルでどのくらいのメリットになるんだろうかならないんだろうか。まぁデメリットになるとは考えづらいが。

なんだか不透明。現状では。まぁそのうち見えてくるんでしょうが。

とりとめがなくなりました。この辺で。

米関税、報復の連鎖と。

浜口です。

これは今日の日経朝刊の総合2面。黄色マーカー部分が本当にそうなると、ちょっと怖いなぁ。

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中国のアクションが早い。これまでの中国は、こういう時は玉虫色、問題解決を先送り、うやむやにしていた感が強いけど。習近平政権になって、中国は変わったなぁ。そんな印象が強い。その辺、トランプ大統領も誤算だったんじゃないかなぁ。

まぁそうはいっても、これから 11月の中間選挙に向けて、落としどころを探るんだろうが。トランプ大統領も習近平にここまで決定させて。これまでの話はなかったことにというのは、さすがに通らないようにも思うが・・・でも本件の実施は7月 6日から段階的にという話なので、そのうち交渉がなされトーンダウンとなる可能性もあるのかもしれないが。

どうなるか。

急変に備えて・・・

浜口です。

PIMCOが、急変に備えてということをHPで書いてますね。
頭の片隅に入れておく。一通り読んでおくことをお勧めしますが、以下に株式市場に影響しそうな部分の要旨を。どうなるか・・・

PIMCOの長期的な基本シナリオでは景気後退入りも想定

始めに、米国経済は向こう3~5年間に景気後退入りする公算が大きく、その影響は多くの国に波及するという現在の基本シナリオを再点検しました。(中略)以下のいくつかの理由により、この穏健なシナリオの実現は容易ではないでしょう。

第1に、米国において、2020年に追加刺激策が導入されなければ、2018~2019年の財政刺激効果の減退が離脱症状につながり、循環的な景気の減速に拍車をかける恐れがあります。

第2に、失業率がすでに4%を下回るタイミングで財政刺激策が導入される結果、景気が短期的に過熱する恐れがあります。さらに、2020年の大統領選を見据えて、今年11月の米国中間選挙の結果次第では、公共インフラ投資および/または減税の恒久化という形で財政政策が追加的に緩和される可能性もあります。これはPIMCOの基本シナリオではありませんが、実現した場合には過熱感がさらに高まるでしょう。

第3に、財政政策に起因して過熱感が生じれば、FRBは政策金利を中立的な水準を大きく上回る水準へと引き上げる可能性があります。インフレ率が政策目標を20~30ベーシス・ポイント以上上回る状態が長期化することを、FRBは許容しない構えのようです。過去のサイクルでは、このような利上げは首尾良く行かない傾向がありました。

第4に、(前略)現在の貿易摩擦は「プロレス」のようなものであり、行動よりも威嚇の側面が強いショーであるとはいえ、本質的には参加者が怪我を負いかねない危険な行動と言えるでしょう。

恵那・彦根へ旅に②「半分、青い」の岐阜・岩村から、滋賀の彦根へ。

浜口です。来週火曜日は米朝会談か。どんな着地かな・・・と、週末ですね。

恵那・彦根へ旅に①明智鉄道と岩村山荘の続きを。

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山荘の朝餉。すごいボリューム。左上にあるのは、山菜が多く入った湯豆腐。「朝からこんなに大きな湯豆腐とはすごいなぁ」と、隣の人が言っているが…ほんと、その通りだと思うな。
加えて、テーブルに置いてある「しそ味噌」がたまらなく美味い。ご飯に良く合って、何杯もおかわり。う〜む。これでお昼抜きはほぼ決まりだな。

午前10時。チェックアウトの時間が来た。山荘から駅までは 1.6kmの下り坂。途中、岩村城の城下町通りが。ここは風情があるところだから、クルマで送迎よりもゆっくり歩いて、楽しんでいってもらうほうがおススメですと。そうか・・そうすることにした。

歩いていくと、まずはウグイスやひばりや、いろいろな鳥のさえずりが聞こえる。岩村城下町に入ると、ツバメの巣がいろんなところにあって、独特なあの飛び方をしているので、すぐ気が着く。いい感じ。春だよな。

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岩村城下町。その中の岩村酒造。「女城主」と言う日本酒を醸造している。利き酒もできるらしい。当方も立ち寄り、少々試飲させていただいたのが、発泡性本酒だった。スッキリとした辛口。ご愛敬か、甘酒アイスクリームも名物の一つらしいな。

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当方はこれを全然知らずに訪れていたが…ここはNHKの朝ドラ「半分、青い」のロケ地らしい。ロケ地に決定されたことで、町全体が盛り上がっていることが伝わる。いい感じだよな。

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岩村駅に到着。これはとても好きな写真。なんともひなびた、昭和の時代、田舎駅のムード。こういう形式のホーム、昔はあったよな。子供の頃の夏休み、田舎の里帰りを思い出す。懐かしい。いいな。

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帰りの列車。 1日に1本だけある急行。なぜか「寒天列車」と。いわれは不明だが・・ 2両編成の後ろ一両はやはり、「半分、青い」のデザインだった。

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岩井から恵那、そして名古屋へと、逆コースを戻る。そこからはこの特急「しらさぎ」で米原まで。 そして一駅だけ乗って彦根へ。今日の宿へ向かう。

名古屋から滋賀にかけては、東海道新幹線で向かうのが通常コースなんだろうが、当方は在来線を好む。車窓がこちらのほうが勝ると思うから。しかし、これはJR東海に物申したいのだが、鈍行電車の窓が汚れている車両が多く、残念だが鈍行では車窓は楽しめない。本当に残念だが・・でも、特急だけは、窓を綺麗にしてくれている。だから当方は、本数が多くなく便利とはいいがたいが、新幹線ではなく特急「しらさぎ」で米原に向かうことになる。

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新緑の伊吹山。東海道本線、米原から少し岐阜・関ケ原よりの車窓から見える。一度見たら忘れられない、独特な姿。いいな。

なぜ岐阜から滋賀に向かうのか。今回は名古屋からさほど遠くないところに小旅行、2泊はしたかった。でその後東京に戻るため、新幹線の駅に近いところに泊まりかった。一泊目は以前、地元銀行の勉強会で訪れた場所。風光明媚で感じが良い。いつかまた訪れたいなと思っていたら、ちょうどいい塩梅にいい感じの山荘が見つかったので、そちらに。そして2泊目はそこからそれほど遠くなく、山荘とは対照的に、少しリッチ目なリゾートホテルがいいなと思い、これから向かうホテルを組み合わせた。そんなところですね。

さてさて、彦根に到着。宿に向かうことにしよう。次回に続きます。

NASDAQが連日新高値

浜口です。

NASDAQが上に抜けてきた。静かに、連日、新高値ですね。このグラフは昨日の終値が入っていないが。

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政治リスクとか、色々と喧伝されているが。これが現実。
「相場は相場に聞け」と言う格言が頭をよぎる。

この状況では日本株も。弱気になる必要はないと現状、思いますけどね。どうなるか。

恵那・彦根へ旅に①明智鉄道に乗って、岩村山荘へ

浜口です。市場は6月12日にかけ何かと微妙だけど。まあ、地合いは悪くないと受け留めるべきかなぁ…と、週末ですね。

かつて講演会で訪れて。ここは素晴らしい。いつか再訪したいな・・・と感じることが、結構ある、今回の旅もそんなうちの1つ。岐阜は恵那に一泊、そして滋賀は彦根、話題のリゾートホテルに一泊。これがなかなか良かったな。写真を。

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名古屋から。まずは中央本線特急「ワイドビューしなの」に乗って、岐阜の恵那まで。GW初日だが、乗車率は70%ぐらいだった。

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中央西線恵那駅に到着。ここから明智鉄道で岩村まで、30分ぐらいの乗車。1両だけの気動車ローカル線だが、観光客が多くて満席。立っている人もいる。

う〜む。これでは車窓の写真を撮ることができない。困ったなぁ…と思っていたら、地元の高校生が「どうぞどうぞ」と、 1番後ろの鉄路が綺麗に見える場所を譲ってくれた。そうか。地元の人にとっては、車窓もう見飽きてるので、価値を感じないんだろな。当方には嬉しかったが。

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いいな、鉄路・・・恵那を出発した明智鉄道は、どんどん山を登っていく。2駅過ぎた飯沼〜阿木の景色。綺麗だよな。空を遮ることがない、気動車の車窓の魅力を満喫。

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これは気に入ってる写真。阿木〜飯羽間。小さな川の鉄橋を渡る。その小さな川には、雪解け水が溢れかえってるんだろうか。凄い量の水流。ペパーミントグリーンの水が、どんどん流れてくる。壮観・・とってもきれい。木曽川に注ぐのだろうか。いいよな。

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今日の宿、岩村山荘。近くにある岩村城をイメージして作ったんだろうな。

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早めにチェックイン。部屋はそれなりだが…山荘のイメージかな。昼間なのに、既に布団が敷いてある和室。まあ落ち着くな。

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持ち込んだワインを少しいただいて、早速お風呂に。ラジウム鉱泉を温めた温泉。温まるな。湯さ当たりがいい。

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ロビーのあたり。いいムード。確かに山荘のイメージだな。

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今日の夕餉。戦国料理というメニュー。野菜、肉、イワナ、朴葉味噌などを、炭火で焼いて食べる。肉は飛騨牛と恵那三浦豚と岩村地元鶏。炭火が素材の美味さを最大に引き出してる。どの素材もがたまらなく美味い。期待を上回る。たまらんな。

隣から「これは高級バーベキューだね」との声が。回り、いろんなところから「美味い、美味い」との声が。お酒をおかわりしている人も多い。酒が進むんだなぁ。

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焼き物を一通り食べた後に、口直しの如く出て来たお造り。鯉の洗い。酢味噌でいただいてねと。なんとも旨し。小骨が結構あるけど、それも愛嬌とな。

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これがメインの位置付けなのかな。焼きあがりつある大きめのイワナ。香ばしく味が濃く、美味かったな。

宿の人が、素材の焼け具合がどうか、頻繁に様子を見に来てくれ、「そろそろ食べごろですよ」と教えてくれる。そのサービスがまた嬉しかった。

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最後は五平餅をいただく。やはり山の料理の締めくくりはこれか。味噌が甘辛香ばしくて、嬉しい惜しさ。
当方が「戦国料理、おいしいですね」と声をかけたら。宿の人曰く、もう30年間工夫しながら続けてますからねと。そうなんだ。
「季節が変わればメニューも変わる。魚も今日はイワナだけど、夏になればあゆが出てくる。これもおいしいので、違う季節にまた来てくださいね」と。そうだよなぁ。

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水槽。そうか。先ほどいただいたイワナは、ここで泳いでいたんだな。イワナは清流の魚だよな。水槽に何匹もいるのを見るはこれが初めて。

さて
今日はこの辺まで。次回に続きます。

角山智さんの著書。株式投資の奥義は勝ち逃げにあり

浜口です。

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これは以前、投資日記ステーションでブログを書かれていた角山智さんの著書「『敵』と『自分』を正しく知れば、1勝1敗でも儲かる株式投資」を、少し前に読みました。参考になる点が多かったですね。

前書きで目を引いたのは、「第4章から第6章にかけてが本書の売りです」と書いてあるところ。著者自ら本のポイントはここで、逆に言えばそこ以外の部分についてはそれほど…と記す例は珍しいよな。

この中で、特に第6章の株式投資の奥義は勝ち逃げにありは、感動しました。20年にわたる筆者の実体験をもとにとの副題がついていて、 1999年のITバブルでは勝ち逃げできず、 2006年の新興市場暴落は乗り切ったもののリーマンショックで配当生活の夢は打ち砕かれながら、さまざまに学んだ教訓がリアルに書かれている。

全体として、話の展開がとてもリアル。ご自身の経験や運用成績をそのまま掲載されてる。ゆえに説得力がある。良著だと思いましたね。

恒例なのか・・日本株業績の上振れ着地

浜口です。

これは興味深いな。さきほど、日経モーニングサテライトでコメントされていた、ニッセイ基礎研究所の井出さんとのコメント。2019年3月期は減益見通しと言うが…とともに、ご覧ください。

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TOPIX500銘柄のうち3月決算企業約350社を対象に、2014年3月期以降の経常利益の期初からの上振れ率を示したもの。確かに期末にかけての業績の上方修正着地、これが毎年恒例であることがわかります。

う~む。企業業績の期初予想、そのまま真に受けないほうがいいと言うことかな。

第3の超景気

浜口です。

5月20日付け日経ヴェリタスは見所が多いな。こちらもご覧ください。三菱UFJモルガンスタンレー証券景気循環研究所長の嶋中雄二さんが新しい本を書かれたようですね。

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本の内容について、日経ヴェリタスが大雑把にコメントしてくれているが・・・最後のところで、「本書では構造論や人口論を活用した景気循環論への反論にも丁寧に触れている。今後の日本経済の波を把握する上で大きな助けとなる1冊だ」と、南雲ジェーダさんがコメントされていますよね。その通りなんだろうな。

当方も書店で手に取ってみようかな。本の中身について、踏み込んで知りたいから。そんな気持ちになりましたね。

で、一旦書店で読み出すと、結局は買って帰ることになるんだろうな。当方のこれまでの行動を振り返ると。

まあ、それでいいと思うけどな。