直近の米国景気と株価

浜口です。米国株の動きが、怪しくなってますね。ヒストリーを確認すると。。
①6月1日、米供給管理協会(ISM)の5月の製造業景気指数、市場のコンセンサス58に対し、実際は53.5。雇用の関連指数も良くなく、NYダウ279安。
②6月3日。非農業部門雇用者数。市場のコンセンサス+17万人に対し、+5.4万人。NYダウ97万人。
上記に関し、ISMの5月の製造業景気指数は、日本の震災の影響が大きいと。アメリカにおいても一部、部品調達が出来なかった模様。でもこれは、日本の供給サイドの問題が解決すれば、解消しますよね。故に本件、一時的と理解。
一方で非農業部門雇用者数については、雇用は景気の遅行指数だからなあ。懸念過剰と理解。
それよりも
Sell in Mayの経験則がなあのほうが、気になるな。さあ、どうなるか?

日本株がピンと来ない、証券会社の若手営業マン

浜口です。
当方が勤務している運用会社が、日本株の投信を設定しました。これに関連した勉強会で、証券会社を回っています。
驚いたのは、入社5年未満の証券営業マンの場合、日本株を勧めたことがある人が少ないということ。故に多くの若い営業マンは、日本株のことが良く分からない、というか、ピンと来ないというんですね。PERとかPBRとかそういう考え方は分かっているが、実際に、株の個別銘柄を勧めて販売した経験がある若手営業マンが少ないと。
彼らが何を販売しているかというと、多くは投信ばかり、それも毎月分配型の外債ファンドばかりだというんですね。こちらは、ノルマも、厳しいらしい。
時代は変わったな。。。。。日本株を自分で考えて運用する向きは、もっぱらネット証券経由ということなんでしょうが、証券会社の対面販売部門において、ここまで日本株が、人気離散してるとはな。
でもだからこそ、今後、日本株が相場になれば、資金が入ってくる余地はあるということかもしれませんね。

Sell in Mayの経験則がなあ

浜口です。株式市場は、方向感のない展開ですね。盛り上がらない。相場的にも、気分的にも。
足元では、Sell in Mayの経験則がなあ。これが気になるといえば、気になる。特にNY株式はなあ。
一方で日本株は3月に大きく下がっている一方、7-9月期以降は景気回復が規定路線なので、弱気は報われないと考えるが。。。。どうなるか。

東日本大震災後の景気動向

浜口です。東日本大震災の国内経済に与える影響に関し、現状を簡単に整理。
・被害規模は、内閣府の推定ベースで、16~25兆円とのこと。阪神淡路大震災の9.9兆円と比較すると。倍くらいのイメージ。
・阪神淡路大震災のときは、震災復興対策の補正予算規模は、トータルでは9.1兆円。被害規模の90%程度の対策費が。東日本大震災はこれからでしょうが、同様の予算規模になるのか?
・国内の経済成長率は、1-3月期に続いて4-6月期もマイナス成長見通し。しかしここがボトム。それ以降は生産回復に加え復興需要もあり、当面、高い成長率へ急回復。
一例ですが、トヨタ自動車は国内外の車両生産を、早ければ8月下旬に震災前の水準に戻す方向で調整しているとの報道がありましたね。
株式市場は、いつごろ、復興需要相場が発生するのか、あるいは大した相場にならないのか?。当面は、個別株の相場かな。

東京は放射能が心配、みんなマスクを?

浜口です
原発問題の影響で、日本は海外からの観光客の足が、ピタリと止まってるらしいですね。
先週知り合いが、アメリカはニューヨークに行って来た時の話。テレビを見て、驚いたというんですね。
東京駅前の映像を流しながら、「東京では放射能の悪影響を心配して、みんなマスクをしてる」と、まことしやかに報道してるらしい。テレビ上で。
おいおい。。。このマスクは放射能ではなく、花粉をよけるためのマスクなんだって。。あるいは、風邪の予防なんだって。。。。
こんな間違ったこと、テレビで流すなよ!!でも、これが現実だそうです。もう遅い。これじゃ観光客、やって来ないよな。国内経済にも、ネガティブインパクト?
でも話は変わりますが:
みんなが花粉マスクをつけてる状況、当方、たしかに好きではない。当方も花粉症だが、マスクはつけなかったな。当方の美意識に反した。「あまりカッコよくないことで、周りと横並びしたくないしな」という思いもあったしな。

定年を60歳から65歳に引き上げる

浜口です。これは本日、当方の職場で話題になっていた話。
定年を60歳から65歳に引き上げる提言を盛り込んだ報告書の素案をまとめた。厚生労働省検討委員会がと。
まあ、規定路線だが。。。2013年度から、定年が65歳になる方向。みなさん、会社勤めなら、5年多く、働くことになる。社会人生活が、5年長くなる方向。良いことだと、思うけどな。「引き上げる」というが、「選べるようになる」ということでしょうね。
難航する可能性が高いとあるが、この線しかないと思う。現状の年金財政を鑑みれば。

ユーロの後ろ盾のないギリシャは?

ギリシャ、ユーロから離脱の話があるんですか?市場のルーマーのレベルの話かもしれませんが。
しかしこれまで、ギリシャの通貨がユーロだったからこそ、国債発行も、そこそこ低い金利で出来てたんですよね?ユーロの信用があったから。
にもかかわらずユーロから離脱した場合、海外投資家はユーロの後ろ盾のないギリシャを、相手にするのだろうか?国の資金調達がまともにできるのか?
国債利回り、何%になる?そんな、素朴な疑問がありますね。

米国長期金利と日本株

浜口です。
米国長期金利と日本株の方向性は、連動性が高いといわれますよね。
米国景気回復⇒米国金利上昇⇒日本株の上昇。加えて、日米金利差拡大⇒ドル円で円安傾向⇒日本株の上昇という考え方でしょうね。
JPモルガンが作った資料が手元にある。2009年以降これまでの米国10年債利回りとTOPIXの推移を示してるグラフなんですが、ほんと、似たような動きです。まあ、測定期間が短すぎるきらいは、あるけどな。参考にはなる。
例外は足元。2010年9月以降、アメリカの長期金利が戻り歩調にある中、ここもとは日本株は震災の影響もあり、例外的に戻りきれてない状況です。
逆に言えば、まだチャンスが残っていると?おそらくは、そういう理解で、正しいんだろうなと。そう、思いますね。

インドネシアETF、なかなか良い感じです。

浜口です。
売買手数料が安い!海外上場ETFで触れたiシェアーズ MSCI インドネシア ファンド (EIDO)の話。
当方、このETF、G7が協調介入に合意で、一旦売却したと書いたが、その後また、買い直したんですね。君子ではないが、当方、豹変しますので(笑)。その後のパフォーマンスも、なかなか良い感じです。
インドネシアに関しては、それほど詳しいわけではないが、①成長するアジアの中で、資源国の顔を持つ。②生産年齢人口の絶対数が多く、しかも増加中③ユドヨノ政権に安心感が持てる。。。。点から、トップダウンの視点から、買ってる。
まあ、経済成長率が高い一方、中国のように規制が多くない。「素直」な、アジアの成長国というイメージですね。市場も、経済も。「アジアのブラジル」と、いえなくもない。
ルピアも、対ドルでは堅調。今後、ドルも対円で底入れすれば、為替でも取れるかも。。。ということで、当方現在、日本株の保有が多い中、こういうものにも投資してます。ご報告まで。

NYダウ続伸、2年11か月ぶり高値

浜口です。  
NYダウ続伸、2年11か月ぶり高値
とのこと。
米国の企業業績が好調というのもありますが、QE2は6月で終了させるが、その後も金融緩和は継続するとのFOMCの決定が背景として大きいですよね。それの伝えた方もうまかったと思う。
バーナンキ氏の記者会見シーンがありますが。。。。バーナンキ氏、結構カッコ良い。好印象ですね。これまで、彼に関し巷に流れている写真は、もっと暗い感じのものが多いですよね。
さて。。。これで、日本株の出遅れ感が、顕著になってきたと。。。そんなムードのマーケットになるのか?