トランプ米大統領、FRBをあらためて批判。量的引き締めがなければ株価は一段高したろうと。

浜口です。

トランプ大統領がFRBを再度批判、政策適切なら大幅株高にと。

曰く。トランプ米大統領は14日、FRBをあらためて批判し、FRBの量的引き締めがなければ一段高になっていただろうと指摘したと。

まあ、突っ込みどころ満載ですが・・・言えることは、大統領選に向けてでしょうが。トランプ大統領が株価を上げたいという意向が強いことは再確認できた。投資家として、悪いことではないですね。

旅行で九州4県を巡る④別府から大分へ。竹瓦(たけがわら)温泉・ダイワロイネットホテル大分・割烹花邨(はなむら)

浜口です。日本株、CMEの日経平均先物、22,080円と。日本株、個別にはまちまちだが、ここから4月末にかけては期待したいな・・と、週末ですね。

旅行で九州4県を巡る③別府へ。特急「にちりん」で日豊本線を完乗したが・・・の続きを。

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別府に到着。今から別府竹瓦温泉に向かう。位置関係はこんな感じです。

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四国は愛媛、松山の道後温泉のシンボルが道後温泉本館だとすれば。別府のそれは、この竹瓦温泉が相当するんだろうな。詳しくは、別府竹瓦(たけがわら)温泉で書いているのでご参照願いたいが・・・かねてから、ここにはそのくらいの存在感を感じていた。今回、再訪す。やはり良かったな。この写真だけ見ても、佇まい、素晴らしいでしょう?ここは地元に愛されている温泉なので、平日でも入浴者が絶えず、ゆえに湯舟の写真が撮れない。少し残念だが・・その点も道後温泉本館と同じですよね。

ちみに泉質について。2009年とかなり前に書いたブログ別府竹瓦(たけがわら)温泉に記してあるが。要はこんな感じ。
「泉質は、炭酸水素塩泉。やや黄色味を帯びた(うぐいす色とも表現されるようです)、いかにも温泉という感じのありがみのある湯が豊富に大量にかけ流し状態。別府温泉は2回目だが、湯がすごく「重く」感じる。入った後の心地よい疲労感とでも言うべきか、「温泉に入りました」という達成感?が凄い。結果、熟睡してしまう。これが名湯別府の存在感なんだろうな。」

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別府から日豊本線の鈍行で3駅、15分乗って大分へ到着。

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今日の宿。ダイワロイネットホテル大分。チェックインしたら、ハリウッドツインなる部屋にアップグレードしてくれた。う~む。なんだかとんでもなく広いな。実に悪くない。今日はここで、ゆっくりすることにするな。

今回私は、ANAのHPから。「ダイワロイネットホテル大分@ホテル★ANAタイムセール★プラス2000マイル付プラン 禁煙 洋室 セミダブル 1名1室利用 食事なし」の条件で、12,000円で予約しました。月曜日という週で最も空きがある曜日とはいえ、この価格、2000マイル付きでハリウッドツインにアップグレードとは、おいしいよな。2段階のアップグレードなんだろうか。このホテルのファンになりそう。このホテル、立地は大分の飲み屋街に近いし、大分駅からは近くはないも、歩いて行ける。ホスピタリティもいい感じ。おススメですね。

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今日の夕餉。今回で3回目かな、大分の「割烹花邨(はなむら)」で傾ける。このお店は熊本・大分に旅へ③大分オアシスタワーホテル。夕餉は居酒屋・海鮮呑酒家と割烹花邸(はなむら)へでも紹介させていただいてますね。

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まずは「りゅうきゅう」と言う、大分の地料理。魚の漬け(づけ)。今日の魚は鯛とカンパチ。関東では漬けといえばマグロだが、大分では白身魚を用いる。甘口醤油の漬けにわさびが効いていて、実に美味し。もちろん、ビールともよく合う。

ちなみにこのりゅうきゅうについて。霧島酒造HPで、以下の通り説明されている。参考になるので、引用させていただきますね。
「刺身とはひと味違う趣のトロリとした食感。ほどよく染み込んだ醤油の味わいと旨味。香ばしいゴマの香り…。『りゅうきゅう』はアジ、サバ、ブリ、カンパチといった新鮮な魚の切身を、醤油、酒、ミリン、ショウガ、ゴマ他を合わせたタレに漬け込んでからいただく大分の郷土料理だ。薬味にはネギやワサビが添えられることが多いが、作り手によっても、ずい分と異なる。
元々は、漁師たちが獲れた魚を保存するために作っていた料理。また、刺身にした残りを美味しく食べるためにも作られていた。今でも、飲食店では刺身の残りを使った『りゅうきゅう』が、まかない飯としてもよく食されている。もちろん、現在飲食店でメニューとして出されている『りゅうきゅう』は、刺身にもなる切り身を使ったものだ。」

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来た来た、これだ!大分の団子汁!これが美味いんだって。少し甘めの白味噌仕立てだが、これに大分の柚子胡椒(大分では、「ゆずごしょう」と読みます。)を添えていただくと、味が引き締まって最高!団子がたくさん入った大盛を頼んだので、これでお腹もいっぱいになるって。

この2つのメニューと瓶ビール一本で、1,960円也。う~む。十分満足。ずばり、おススメ。地元に愛されてる店は、安くて美味いよな。

さてさて明日は、由布院、そして天草を目指します。九州横断。楽しみだ。

「銀行員は生き残れるか」というが・・・

浜口です。みずほ証券のエコノミストである北野一さんが、こんなタイトルのレポートを出されてますね。
「銀行員は生き残れるか」(浪川攻/悟空出版/2019年)を読んでの感想文という位置づけ。これは備忘録入りかな。

北野さんも当方も銀行出身。だからこの辺については、リアルに感じるところ、あるんですよね。

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レポートの赤線の部分ですが。確かに、銀行のカンバンが絶大だった時期はあった。財務省が大蔵省と呼ばれていた時代から、銀行は護送船団方式のもと、「身分」が守られていましたからね。このかつての護送船団方式を考えると、今の日銀のマイナス金利政策は、隔世の感がありますね。

結論はレポートの要約にある通りなんですが、この後に書かれているレポートに重要な記述があった。これも抜粋させていただきますね。

本部エリートからプロフェッショナルへ

銀行が生き残るためには、本部エリートが君臨する「旧態依然とした人事制度や組織体制を大刷新し、営業現場の価値をきちんと認識したプロフェッショナルたちの仕事集団」(浪川)へと銀行を変革していかねばならない。プロフェッショナルとは簡単に言うと、会社を辞めることができる人間だ。銀行本部に対する反論がタブーになってしまうのは、辞めることができる銀行員が少ないからだ。辞めることができない従業員をマネジメントするのは簡単だ。人生を人質に取っているようなものだ。だから、本部エリートが「楽」をしようと思えば、プロフェッショナルを作らなければ良い。。3年程度のローテーションを繰り返せばいいのだ。その結果プロフェッショナルは育たず、マネジメント能力も失われるというという「悪しき均衡」が生まれる。

なるほど、辛口だが・・・北野さんはこんな整理をされるんですね。参考になるな。もともと製造業から会社員生活をスタートさせた当方、「銀行とは本部主導型の新興宗教集団」と感じたことは多々あったけどな。同じ事象に対する受け止めなんだろうな。

さて、私の銀行体験はといえば。少し感情的に行きますね。:
私は銀行が嫌いなわけでは決してない。というより大好きだった。私が長きに渡り所属していたのは、大多数の銀行員とは異なり、プロフェッショナルたるファンドマネージャー部門だったから。私は銀行で、人生の転換点をGetすることができた。懐かしい・・・かつて所属していた信託銀行、そして運用部門の先輩・仲間たち。私の心のふるさとです。

特に先輩たちは、相場好きながら未熟な私を、より高い次元から指導してくださった。それもとてもフレンドリーに。アフター5も含め、教えてくださった。おかげで私は、それまで未知の分野を知り、資産運用において、成長させてもらったと思う。1987年から2002年にかけて。その中でも特に1980年代後半。この期間は私の人生を変えた。他のなにものに代えられない、貴重な体験をさせてもらった。
人生は出会いですね。この時の諸先輩がたには、心から感謝してます。私が所属した信託銀行の運用部門に限っては、古典的な銀行部門とは真逆だった。それだけは誓って申し上げたいのです。

まあ・・銀行で私がいたような幸せな部門は、どうだろ。信託銀行で全体の3%前後?メガバンクでは・・・わからないが。

う~む、クールダウンしましょう。銀行、全般として。これから良い塩梅に変われるといいんだが。どうなるか。

取り留めがなくなりましたね。この辺で。

米国でたまるマグマというが・・・

浜口です。

4月8日の日経朝刊に、米国にたまるマグマ、急落の引き金に備えという記事がありましたよね。それを読んで、考えるところを。

このとてもセンセーショナルなタイトルの記事によれば。米国ではVIX指数が急低下している一方、VIX指数先物の売り越し残高が昨秋の米株急落前を超えている。この状況に対し記事はタイトル通り、「米国でたまるマグマ 投資家、(株価)急落の引き金警戒」と、株価が暴落寸前の如くコメントしているように思える。ジャーナリストの視点なのかな。

でもねぇ。投資家の立場からは、「ちょっとどうかなぁ」と思う。VIX指数の低下は、すぐに株価が急落すると言う意味では無いですよね。

「VIX指数が低下⇒当面、上昇相場(適温相場というべきか)⇒金利上昇等、市場でなんらかのリスク要因が発生し急落」こんな流れを想定するのが妥当でしょう。要は、先々はともかく、足元では「VIX指数低下=平和な相場が戻ってきた」との理解が正解でしょう。ねえ?

ただこれは、あくまでVIX指数と株価との関係だけを捉えた場合の話。日本株は今回は、国内の3月期決算発表、5月10日が最多と。で説明した内容を抱えるから、それには一応、注意は必要なんですけどね。

とりとめがなくなりました。この辺で。

国内の3月期決算発表、5月10日が最多と。

浜口です。

決算発表、5月10日が最多、95パ-セントが予定確定と。で、現状その2割が4月10日に3月決算を発表と。

GW10連休明けが5月7日だから…4月最終週から5月第2週は、振り回させられそうですね。なにかと。

まぁこれはピンチと捉えるかチャンスと捉えるかは。投資家次第、投資スタンス次第でしょうけどね。

どうなるか…

旅行で九州4県を巡る③別府へ。特急「にちりん」で日豊本線を完乗したが・・・

浜口です。来週の株式市場も楽しみだが・・Sell in Mayと大型連休が近づくので、微妙ともいえなくもないが・・週末ですね。

旅行で九州4県を巡る②宮崎へ。ドーミーイン宮崎と地元居酒屋「黒木屋」の続きを。

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ドーミーイン名物、ホテルのビュッフェ朝餉。ドーミーインは日本全国どこでも、地のものを出してくれるよな。
ホテルの人曰く、宮崎の一番の名物料理は、左下のチキン南蛮なんだって。甘めのタルタルソースをたっぷりかけて召し上がれと。うお…こりゃ、美味し!あと左上牛肉飫肥うどんも美味し。こちらは昨日の竜ヶ水そばをイメージさせるな…

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このメニュー、女性が書いてくれたんだろな。こういうのがあると、なんともほっこり。嬉しいよな。

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さてこれから、宮崎駅まで20分かけて歩いて向かう。これはいかにも、宮崎をイメージさせてくれる道だよな。今日も天気がいいな。

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宮崎空港発大分行き特急「にちりん」が入線。新特急なのにワンマンカーと。昨日は強風で遅れていた日豊本線だが、今日は穏やかな天気。

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特急「にちりん」の車内。いかにもJR九州の感じ。いいよな。

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日豊本線、宮崎~大分間。今回の特急「にちりん」乗車で、ついに日豊本線を完乗!今までこの区間は不思議とご縁がなかったんだよな。
日豊本線の地図を見ると、この区間はかなりの部分、海沿いを走っているように見える。が、実際にはそれほどでもなかった。それでも、宮崎から5駅ほど北の日向新富から高鍋にかけては、こんなきれいな海車窓を堪能することができた。

逆に言えばそれ以降日向市にかけては。日向灘が少し見えることもたまにあるが、概ね黒松林に遮られたり、少し内陸に入ったりを繰り返すばかり。少し残念だった。そうか。。。もしもこの区間、ずっと日向灘を見ることができたら。秋田から青森にかけての五能線のようにもっと話題になるよな。

高鍋・川南・都農にかけては、2010年に牛の口蹄疫騒ぎで大変だったところ。ここで畜産業に携わっている方の心境を察すると、やるせないこと、この上なかったんだろな。心境をお察しする。この区間、通過するのがなんとも心が痛んだが…今は普通に戻っていることが確認できた。少なくとも日豊本線から見る限りにおいては。

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大分に到着。当方が乗った特急「にちりん」はここ止まり。ここから別府までは、短い区間だが、日豊本線経由、博多行き特急「白いソニック」に乗り換える。これはもともとは、長崎本線の特急「かもめ」車両。こんなかたちで転用されてるんだな。長崎新幹線の導入を見越した動きなんだろうか・・・

さて別府に到着。短い時間ではあるが、別府温泉、ひとっ風呂、いただいてくることにします。

次回に続きます。

SOX指数が新高値に・・・

浜口です。

SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が新高値にという理解でいいのでしょうか?
年後半にかけての半導体市況底入れ期待が高まり、それを株式市場が先取りする動きか。米国、ひいては日本とも。

国内株なら、投資対象。代表的なものは、アドバンテスト、東京エレクトロンあたりになろうが。。。期待したいところではあるが。

どうか。

米国、長短金利の逆転後、しばらくは株高になる傾向

浜口です。

米国では長短金利が逆転したり、逆にわずかにスプレッドが開いたりの展開。それに関連しての、過去の株価の動きにについて、出遅れ目立つ日本株 「令和」で底入れ・反転をの中で、日経新聞の編集委員 前田昌孝さんが詳しく説明されてますね。この部分の抜粋を下記に。

米国では長短金利の逆転がただちに株安への転機になるわけではない。過去3回の金利逆転後のダウ工業株30種平均の動きを指数化すると、340営業日後に35.5%高となっている。そこから調整局面に入り、761営業日後には8.6%高と伸び悩むが、その後は再び上昇基調に転じる姿が描かれる。今回もダウ平均は3月22日に460ドル安と急落したが、4月1日の終値は急落前を1.1%上回り、18年10月9日以来ほぼ半年ぶりの高値となった。

この件について、さらに踏み込んで知りたい向きには、日経ヴェリタス2019年3月31号において、前田さん派より踏み込んで説明されている。「金利逆転は株高サイン、景気は消費を下支え」というコラムですね。併せて読んでいただければ、より理解が深まると思いますね。

それにしても・・・日米とも、4月は株高でいけそうかな。GW前までは。期間限定かもしれないが。

旅行で九州4県を巡る②宮崎へ。ドーミーイン宮崎と居酒屋「黒木屋」

浜口です。NY株式市場もいい感じ。日本株も楽しみ。どうなるか・・・週末ですね。旅の話を。

旅行で九州4県を巡る①鹿児島へ。竜ヶ水そばが期待を上回るの続きを。

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竜ヶ水から日豊本線に乗って宮崎へ。青丸があるところですね。日豊本線、竜ヶ水~宮崎間は、特にみるべきもの、なかったな。

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今宵の宿。ドーミーイン宮崎。いつもながらのドーミーイン。まぁ悪くないな。私はこのホテルの運営会社、共立メンテナンスの株を持ってるから。今回は半年に一度もらえる株主優待券でここに泊まることにした。宮崎は県庁所在地なのに。休みの繁華街でも歩いてる人がとても少なく、驚かされるが…ホテルに着いて、また驚いた。逆だ・・とても混み合ってる。当方以外のほとんどは外人。おそらく中国からの面々。うーむインバウンド景気とな…

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最上階にあるドーミーインの温泉。露天温泉が地味目だったかな。

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ホテルで称してもらった地元居酒屋「黒木屋」へ。ここが意外に良かったな。

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宮崎での夕餉。まずはお造り6点盛り。マグロとそでイカの切り身の分厚さに、お店の良心を感じる。少し甘めの刺身用醤油が、実に旨しな。そうか…そういえばお造り、大阪より西だったか岡山より西だったか。お造り専用の醤油で食べるんだったな。東京と名古屋はそうでは無いよな。ビールとよく合うな。

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続いて、これこそ宮崎名物!宮崎地鶏もも炭火焼。備長炭で焼き上げている、串にささずに、ゆずごしょうと一緒にいただくのが宮崎流だよな。う〜む。炭火焼の香ばしさ!にもかかわらず、柔らかくて、実にジューシイ!こちらもビールと合いまくる。

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宮崎名物!冷や汁。あご出汁の小さな氷入り(!)味噌汁を白飯にかけ、さらさらっといただいてと。しみじみ美味し。あご出汁って偉大だよな。あと薬味の茗荷味が結構効いていて、アクセントに。名古屋飯との共通点があるようにも思うが、こちらの方がはるかにあっさりしてるな。

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これは…最近の宮崎名物らしい。辛麺。う〜む。居酒屋で締めのラーメンを食べてるイメージ。これまで食べてきたものと味が対照的で、美味しな。濃厚で辛い、ニンニクたっぷり味噌ラーメンな。

それにしても、これでお代は2,690円税込み。安いよな。まあ、ビール2本がハッピーアワーで@77円。1200円の焼鳥はドーミーインのクーポンがあったから無料になったとはいえ、恐るべき割安さ。いいな、宮崎。

次回に続きます。

旅行で九州4県を巡る①鹿児島「竜ヶ水そば」が、期待を上回る。

浜口です。週末ですね。
九州を旅してきました。鹿児島、宮崎、大分、熊本(天草)と巡った。楽しかったな。写真を。

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JAL羽田⇒鹿児島便の機内からの富士。きれいだが・・・雲の帽子が残念だな。

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鹿児島空港に到着。そこからバスに乗って日豊本線の国分へ。そこから鹿児島中央方面へ下り、鹿児島駅の一つ手前の竜ヶ水で下車。ここは高知・松山・鹿児島に出張④日豊本線・竜ヶ水駅から桜島を望むでも書いているが、桜島がとてもきれいに見える。場所はこの地図で竜ヶ水そばとあるあたりですね。

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この日の桜島は、晴れてはいるが少し霞んでる。残念…後で聞いたら、中国の黄砂が飛んできていた。その影響が少なからずあったと。

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気を取り直して、竜ヶ水のもう一つの目玉へ。ネットでこの地を調べていく中で発見、気になっていた竜ヶ水そばに行ってみた。あった!ここか。なんだかつぶれかかったドライブインのようにも思えるが・・・お店に入ると、席は半分以上埋まっていた。

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このお店、鹿児島市そば処相場番付で東4枚目にランキングされているらしい。評価高いんだな。

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お店に入り、カウンター席に。「長寿そば」を注文。そば粉は更科粉を用いていて、真っ白で強いコシがある。沖縄のソーキそばのよう。海老天、肉のうま煮、とろろなどこの店の蕎麦用具材がすべてトッピングされているというが・・・驚いた。この「長寿そば」、とんでもなく美味し!大阪風の澄んだ出汁。よくある田舎そばだが・・・旨みの塊。明らかに何かが違う。当方、お店のご主人に声をかけてみた。「この蕎麦、おいしいですね!何が違うんでしょうか?」。するとご主人曰く。①まず水が美味い。そばにはこれが一番大事と。水が良いと濃くて美味い出汁が出るし、手打ちしているそばの味も水次第。後は②そば粉の質が高い③出汁は化学調味料は使わず、昆布と鰹節と鯖節で取る。この3点に尽きる。
竜ヶ水の水は、霧島に降った雨が湧き出てきた軟水。蕎麦にドンピシャ。加えてこの地では、新鮮で美味い蕎麦粉も調達できる。このように竜ヶ水は、絶好の蕎麦処条件を満たしていると。そうなんだ。ご主人、こんな感じで一時間以上、蕎麦の話を聞かせてくれた。

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「長寿そば」は食べ終わったが・・・ご主人、話を聞かせてくれてるうち、興が乗ってきたのか・・そばがきを作り、サービスしてくれた。そば粉を水で溶いて、出汁でさっと煮るだけ。そば粉100%。醤油と黒砂糖でいただいてと。う~む。モチモチとした触感の中、そば粉の味がダイレクトに感じられる。醤油ととても合う。これはイメージ通り。黒砂糖とも不思議と合う。ウエットな和菓子の感じ。どちらも美味し。嬉しかったな。

当方も自己紹介を。今日は東京からやってきた。セミナー講師なので日本全国飛び回っており、鹿児島は10回近く来ており、少なくとも5泊はしている。竜ヶ水に来るのは今日が2回目。前回来た時に、桜島があまりにきれいだったから再訪してみたと。そう伝えたら曰く。「そうでしたか・・わざわざ東京から。来るの、大変だったでしょ?今日の桜島は霞んでる。期待外れだったでしょ?それでは」と。

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「竜ヶ水では、きれいな時の桜島はこんな感じ。写真があるからこれ、持っていきな」と。あと、この蕎麦で使ってる竜ヶ水の水を2Lペットボトルに入れたから、これも持っていきな」と。う~む。両方とも、最高のプレゼント。嬉しかったな。

さてさて・・・もっと話を聞きたかったが、そろそろ列車の時間が。お礼を言って、竜ヶ水そばをあとにしました。

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日豊本線の踏切から、竜ヶ水駅方向を望む。無人駅だし、電車は一時間に一本ぐらいしか通らないから、線路を歩いて駅に向かった。これ、良い子はマネしないように・・

竜ヶ水、短い時間の滞在だったが、ほっこり気分にさせてもらった。「この客、本当に竜ヶ水が好きなんだな。そばも気に入ってくれた。そこまで興味を持ってくれたんだから、何かで報いてやらないとな」ご主人、そんな気持ちになってくれたんだと思う。

そば、桜島、竜ヶ水、鹿児島・・色々と褒めてもらう。そんなことが人一倍嬉しいタイプなんだろな。あれ?なんだかこのご主人、俺に似てるのかもよ?たぶん、そうだよ・・・そんな思いが頭をよぎる中、竜ヶ水駅に都城行き鈍行が到着。これに乗り込み、都城からは宮崎行き鈍行に乗り換え、宮崎に向かうことにします。次回に続く。