浜口です。
NASDAQが上に抜けてきた。静かに、連日、新高値ですね。このグラフは昨日の終値が入っていないが。
政治リスクとか、色々と喧伝されているが。これが現実。
「相場は相場に聞け」と言う格言が頭をよぎる。
この状況では日本株も。弱気になる必要はないと現状、思いますけどね。どうなるか。
-低位バリュー銘柄分散投資の日記
浜口です。
これは以前、投資日記ステーションでブログを書かれていた角山智さんの著書「『敵』と『自分』を正しく知れば、1勝1敗でも儲かる株式投資」を、少し前に読みました。参考になる点が多かったですね。
前書きで目を引いたのは、「第4章から第6章にかけてが本書の売りです」と書いてあるところ。著者自ら本のポイントはここで、逆に言えばそこ以外の部分についてはそれほど…と記す例は珍しいよな。
この中で、特に第6章の株式投資の奥義は勝ち逃げにありは、感動しました。20年にわたる筆者の実体験をもとにとの副題がついていて、 1999年のITバブルでは勝ち逃げできず、 2006年の新興市場暴落は乗り切ったもののリーマンショックで配当生活の夢は打ち砕かれながら、さまざまに学んだ教訓がリアルに書かれている。
全体として、話の展開がとてもリアル。ご自身の経験や運用成績をそのまま掲載されてる。ゆえに説得力がある。良著だと思いましたね。
浜口です。
今日の日経一面、銀行に迫る「不良資産問題」
店舗・設備に減損リスクは、厳しい内容。以前銀行に居た当方からすれば、胸が締め付けられるような記事でしたね。
曰く。「固定電話が携帯電話に置き換わったように銀行の決済システムがフィンテックに押しやられるシナリオも捨てきれない」と。これは筆者の推測だが、記者の方は本当は、「固定電話が携帯電話に置き換わったように、銀行支店は個人スマホに置き換わる」と書きたかったんじゃなかったのかな。
う~む。一見すると銀行株、特に地銀は投資チャンスなし、斜陽かとも思えるが。対照的にこんな見方も。
SMBC日興証券のシニアアナリスト中村さんの見方。レポートには、「マイナス金利を織り込む動きを踏まえた場合、銀行株、特に流動性の高い地銀のアウトパフォームが大きくなる可能性が高い」との記載も。興味ある方は、当レポートを詳しく見てください。
銀行株の見方、強弱、分かれてるな。バリュエーション面で割安なのは良くわかるが・・・どうなるか。
浜口です。
これは 5月14日付、三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸さんのレポートの中のグラフ。米国10年債利回りの上昇に逆相関するかたちで、新興国通貨が下落している。と言うより今回は、ドル独歩高なんですよね。そうなると他国通貨は必然的に安くなることになる。円も安くなってはいるが、それ以上に新興国通貨の下落が大きいと言う事ですね。
どのあたりで踏みとどまるのか。ちょっと気にはなりますね。
アメリカの利上げは当然、新興国の利上げ材料にもなる。例えばアメリカが0.25%利上げをすると、新興国は0.5%近く利上げをする。そんなかたちで通貨防衛、というと大げさですね。通貨の安定化を図っていくことになるのかな。
一方で日銀は当面金利を上げていかない。先般、日銀の黒田総裁から、 2%のインフレ目標達成するために、期間を設定しないとアナウンスがあった通り。となると為替は、ドル高円安方向と言うことになるのかな。当面は。
浜口です。
国内の3月決算企業の発表が峠を越しつつある。最近、よく聞かれる質問がある。 2019年3月期は減益見通しなんですね。株価は大丈夫でしょうかと。
でも。これはデジャヴ。確か1年前も、こんな感じだったんですよね。 昨年の決算発表のときには、今期は3%から4%の減益見通しだった。しかし終わってみたら、写真の通り、大幅増益。
要は企業の経営者が恥をかきたくないから、業績見通しを控えめにする。で、胸を張って増額修正するなり、増益の決算発表する。今年もこんな展開になるんじゃないかな。
あと今期の企業業績の前提になる為替レートは、ドル円で105円程度が中心のようですね。これも頭の片隅に置いておきたい
ちなみにアナリストによる2019年3月期の業績見通しは、現状で 5%から10%弱の増益のようです。ご参考まで。
浜口です。
今朝の日経モーニングサテライトで、東海東京調査センターの仙谷さんがコメントされてますね。ここもと、外人投資家は日本株を買い戻し中と。
外人投資家の買い戻し期待、それに伴う日経平均に対する寄与度。でもコメントしている内容に沿った展開と理解して良いのかな。
今日の日経新聞マーケット総合2面に「海外投資家・株売り越し 4月第4週、5週ぶり」という見出しの小さな記事がありますが、これは現物だけの話。先物も含めると、仙谷さんが説明されているフリップの通りになる。
この状況が継続すれば、日本株も堅調な動きが期待できるんじゃないかな。しばらくは。
浜口です。これは今週号の日経ヴェリタスに掲載されている、大和証券のストラテジスト石黒さんの試算。黄色マーカー部分を。
これを前提にざっくり皮算用すると、仮に外人投資家が未だ買い戻していない日本株の売り越し分8兆円。これをすべて買い戻した場合の日経平均に対するインパクトは:
先週の日経平均22,162円x 2.4% x8(兆円)= 4,255円の戻り余地が発生することになる。
そこまで楽観的でなくても。仮にその半分4兆円を買い戻したとすると、やはり半分の2,127円。その程度の上昇が期待できることになる。
現在日本株の予想PERは12倍程度。バーゲンセール状態。バリエーションから見ても4,255円の戻りはここ10年近くの日経平均PER15倍に近づく程度。容認できる水準。
ちょっと楽しみな相場展開になってきた気がする。どうなるか。
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