浜口です。
昨日書きました、証券マンは、株を売らせるのが仕事?の続き。
長く証券営業をやっててしみじみ感じるのは、「日本人の国民性として、一番大きいのは、『他人との比較で見劣りしない』いうこと。だから投資はなかなか、根付かない」と。
周りがリスクをとらないなら、自分もリスクをとらないで良い。そこで、見劣りすることはないんだから・・・ということを、しみじみ感じると、言うんですね。
一部の相場好きの人を除くと、大多数の日本人の考えはそんなもの。だから、銀行の金利が低くても、なかなか投信や外債などに、お金が流れて行かない。「貯蓄から投資へ」というが、日本の国民性を考えると、なかなか難しいのではと。
そういうもんかな。でも、市場環境が好転して、円安株高になって、チラホラとでも、儲かったという話が聞こえてくると。。。何も投資をしてないと、『他人との比較で見劣りしているのでは?』というに話になるんだろうが。。。やはり相場次第、なんでしょうか?
日本人は、見劣りしたくない?
証券マンは、株を売らせるのが仕事?
浜口です。
最近、証券マンと仕事で飲む機会が増えました。いろいろと、本音が聞こえてくるんですが、中には、「聞かなきゃ良かったな・・・」というのも、ありますね。その一つを。
ある証券マン曰く、「日本株の悪口を言って、株を売らせるのも、重要な仕事の一つ」であると。日本株は手数料が低くなって儲からなくなったし、そもそも、ライブドアショック以降は、上昇していない。
であれば、塩漬けになってる日本株を売らせて、手数料の高い投信、足元では、通貨選択型の外債投信に乗り換えさせるのが、証券マンとしては、重要と。そういうもんなんですかね・・・。
う~む、以前は証券マンは、株を買わせるのが仕事、だったのにな・・・
iPhone 1980年 vs. 2010年
浜口です。
知り合いに教えてもらったHP、こうして見ると確かにすごいiPhone 1980年 vs. 2010年の中に、こんな写真が。
iPhoneにある機能を、1980年のアナログ家電に当てはめると、どれほどになるかを説明しているわけですね。下のコメント欄を見ると、一様に、「iPhoneは凄いな」と言っていることがわかる。
曰く、「(iPhoneは、)まるでドラえもんの四次元ポケットのようなコンパクトさ。いまは何気に普通に使ってるけど、当時(1980年)の人が見たら衝撃がハンパないだろうな」と。
しかし・・・う~む。当方は、ゾッとしたな。せつないというべきか。感想は・・・・1980年との比較で、電機メーカー、実に厳しい時代、それを象徴、してるよな。特に個人向けのビジネスチャンス、ガタ減りしてるだろうからな・・・でしたな。
売上金額ベースで考えても、彼が持ってる1980年の機器を全部買ったら、50~100万円は下らないでしょう?それが今は・・・
ソニーや松下が大赤字なのも、理由は、円高だけじゃない。そういうことですよね?需要不足と。
その点、同じ製造業でも、コンパクトに出来ない製品。例えばブルトーザーとかトラックやダンプカーとか。この手の業種は、素直にアジアの重要増を反映して、好調ですよね?
う~む、技術の進化、何が災いするか、幸いするか、分からないもんだよな。
家電量販店での買い物には、価格.comの安値情報が有効?
浜口です。
この前、家の近くの、家電量販店最大手の店に行ったときの話。なぜか炊飯器を、買ってきたんですね。
店頭価格は、30,000円也。これはこの地域、最安値と。しかし当方、価格.comで調べたら、最安値はなんと、24,000円だった!
う~む。あまり価格に開きがあるが、これはしかたがない話。多店舗展開している対面型の家電量販店と、ネット通販とでは、負担するコストが全然、違いますからね。
しかし・・・この家電量販店では、「証拠さえあれば、他のどこよりも安くする」と、言っている。でダメ元で、当方、印刷して手持ちしていた価格.com画面を、店員さんに見せた。
すると、「う~む・・・ネット系と比較されても・・・」と、一旦はしぶしぶの表情をされたが・・当方が「そこをなんとか・・・」とネバると(笑)、
「わかりました、上司に相談してきます」と。で、店員さん、戻ってきたら、「現金払いなら、26,000円にしましょう!」と!
言ってみるものですね。何事もあきらめずに、交渉してみるもんだなと、考えさせられた次第でした。 。。。悪く、ないでしょ?(笑)
米国経済の強さの背景
浜口です。
この前、JPモルガンのエコノミスト、菅野さんの話を聞く機会がありました。
米国経済に対し、楽観的な見方をされているんですが、その中で印象に残ったのは、「社会・制度面から見た、米国経済の強さの背景」という点。ポイントを列記しますと・・・。
・調達、運用とも、世界で最も効率的な資本市場
・リスクテイクは美徳であるという、溢れる企業精神
・大学に競争力があり、世界中の優秀な人材が集まる。
・移民により、人口が毎年、1%増加。
・楽観的な国民性、「結局はHappy endする」という自信。
確かに、なるほどな・・・と、思いますね。アメリカは、勢いがある国。うらやましい点、多々あるな、と、思わされましたね。
いすゞ、日野
浜口です。久々に個別銘柄の話を。
バークレイズキャピタル証券から、いすゞ自動車、日野自動車に関するレポートが、出ていました。
両銘柄とも、もともとは景気循環株的な色彩が強い銘柄だったが・・・ASEANで存在感を出すことで、株式市場にて「グロース株」の評価を得たという分析がなされていると。。。
かなり強気の見方だが・・・どうなんだろな?当方は、違和感はないが。
企業業績の2極化
浜口です。
上場企業の2012年3月期業績が、見通しベースも含め、大きく2極化してますね。すぐに思いつくだけでも、ソニー、シャープの大赤字。一方で、アップル、サムソンの史上最高益と・・・。
但し好調な企業も結構あって、日立、コマツ、ファナック、いすゞなどは、増益見通しですよね。セブン&アイやイオンも、最高益らしい。一方で、郵船、商船三井の海運大手は、赤字見通しと。業種間格差、銘柄間格差が、実に広がりまくっとるな。。。
業績が良い銘柄は、好業績が続いている間は、市場の上げ下げに大きく振らされながらも、業績見合いの株価上昇が期待できるということ、なんだろうな。
リスクオン・リスクオフというが
浜口です。感覚的な話ですが・・・
今日は大幅安。リスクオン・リスクオフというが・・・ファンダメンタルの変化はわずかなのに、市場が大きく振らされてる、そんなイメージを持ってます。
欧州債務問題、さらにそれほど、心配しなければいけないのだろうか?一応、セイフティネットは、用意されたと思うが・・・・わからんが・・・?
センチメントの変化が大きいということ、だと思うが。さあ・・・どうなるか?
日銀の金融政策決定会合
市場が期待している、日銀の金融政策。
10日の日銀の金融政策決定会合では、追加緩和策は出なかった。次回は27日か。
「27日には、『何かやる』というのが、市場のコンセンサスみたいですね。ゆえに円高進展が、限定的と。さあ・・・どうなるか。何かやらなかったら、コワいな・・。
日銀のETF買いについて
浜口です。
う~む、またも今週号の日経ヴェリタスからの話。日銀による、ETFの買いについて、コメントがありましたね。以下、要点を書いときます。当方の備忘録も兼ねて・・・。
①TOPIXが前場で1%下がった時に買うというルールのようで、3月28日の配当落ち日にも、律儀に買っていた。
②日銀は3月末までに、ETFを8479億円、REITを728億円買った。ETFの買い入れ上限が1.4兆円、REITが1100億円だから、すでに半分超、買ったことになる。
①については、どの程度の金額を買うルールなのかにも触れて、欲しかったな。②については、枠を追加設定することになるのかならないのか、そのあたりがどうなのかがポイントですね。まあ、わからないが・・・