浜口です。
週末、お茶の間向けテレビ番組でも、アメリカ国債格下げのニュースが、盛んに報道されていました。一方で、日本の格付け会社による日本国債の格付けは、どうなんでしょう?なんといまだにAAA、最上級なんですね。
一方でアメリカの格付け会社の評価は、S&PがAA-、Moody’s がAa2。
つまりS&Pの見立ては、日本の格付け会社比3ランク下。ここもと格下げされたアメリカよりも、さらに2ランク下ということですね。
う~む。日本の格付け会社が、日本国債を格下げすることは、考えられないと?。。。さすがに、そういうわけでも、ないようですな。R&I、日本の格付けを最上級から引き下げる可能性とのこと。どうなるか?
R&I、日本国債の格付けを引き下げる可能性と
円最高値75円台、介入検討というが。。
浜口です。
円最高値、一時75円台と。今日の日経には、政府日銀介入検討とありますが。。。。
今、世界の為替市場の売買代金は、約4兆ドル、つまり300兆円と推定されますよね。この推定が正しいとすれば、日銀は8月4日、4兆5000億円規模の大量介入したといいますが、これだと、市場規模見合いで1%強の資金投入に過ぎない。しかも、一日だけ。
これだけだと、効果は限定的ですよね。これ以外の何らかの対応策もセットでやらないと。で、このセットになる対応策が、何なのか?これが今後の、ポイントでしょうね。
協調介入?あるいはあっと驚く金融緩和策とのセット?現状では、道筋は、見えてきませんが。。。。さあ、どうなるか?
上機嫌の作法
浜口です。マーケットがまた、荒れてきた。相場のご機嫌が、ナナメですな。このあたり、今日何か書こうと思ったんだが、会社に、資料を置いて来てしまった。違う機会に書くことに、します。う~む。今夜もまた、インドネシアETF、買いに行こうかな。
夏の読書、第二段。怒らないことに続いて。上機嫌の作法です。齋藤孝氏著。当方の、おススメ。機嫌さえ良ければ、人生は、楽しくなりますって。これ、真実だと思うな。
しかしこの本、素晴らしい内容ですが、第五章まである中、感動する場面は、第一章に集中してますな。下記にこの本の要点を書き出しました。一部、加筆してますが。。。ほとんどが、第一章の内容ですな。。後は付け足しのイメージ。一冊の本にするには、文章の量が?・・・おっと、失礼(笑) 当方の、邪推です。
・ 「上機嫌はバカ、不機嫌は知的」は、とんでもない誤解。不機嫌は、何の力にも、ならない。
・ 上機嫌を、自分の「技」にする。これを、提唱したい。私は意図的に、上機嫌をやっている。人を前にしたときには、上機嫌になる「作法」を、身につけること。
・ 上機嫌の技は、天然のご機嫌さではなく、「・・・にもかかわらず上機嫌」であることがポイント。「にもかかわらず部分」に、知性の成熟がある。
・ 「自他肯定力」が大事。自他共に肯定できるかが、上機嫌の技の基本。
・ 上機嫌は、現状から一歩抜け出し、新しい現実を作っていく作法。一方で不機嫌は、次の未来に向かっていく感じに、乏しい。
・ 不機嫌な人は、必要以上にプライドを気にかける。尊大に振舞うと、実力があるように見えると思い込む。こんな、とんだ勘違いもいる。
・ 不機嫌な人に周囲が気遣いを見せるのは、敬意を払われいてるのではない。単に、労われているだけ。社会性がある成熟した人間とは、見られていない。それに気づかなくては、恥ずかしい。
・ 四十代以降、特に四十五歳を超えた男性は、自然と激しく不機嫌になる傾向がある。これには、要注意。意識すること。また不機嫌でなくても、ふつうにしているだけで不機嫌に見える十字架を背負っていることも、認識すること。
・ 男性に限らず、生命体は加齢とともに、上機嫌でいられなくなる。このことを意識し、上機嫌を保つこと。
・ 不機嫌な人は、場に対する責任感、当事者意識が希薄。
・ 不機嫌が平気な人は、自分の存在を相手に認めさせたいという、自己中心的考え方から脱却できていない。
・ 思春期の不機嫌を、その後も放置しない。
・ 場を盛り上げ、相手との関係をより良い状態にしようという明確な意志のないところ、ジョークは生まれない。
・ 相手の目を見て、その線にのせて話すからこそ、言葉が相手に届く。相手の目を見られない人は、実社会の中では、厳しいと覚悟するべき。
・ 微笑みは、相手を勇気付け、好感を持ってますよという、意思表示。不機嫌な人は、とにかく微笑まない。うなづかない。
・ くよくよして、むっとして、無気力でいて、何か新しいものが、生まれるのだろうか?
市場はヒステリーを起こしたが。。
浜口です。
先週から今週にかけ、市場はヒステリーを起こしました。が、この状況からは、少し落ち着いてきたのでしょう。まだ不安定ですが、徐々に正常化へと期待。大雑把ですが、現状、当方が考えるところを。
欧州の財務問題が根底にはあるとしても、今回のショックのトリガーは、景気後退懸念と米国国債格下げ懸念でしょうか。
景気後退懸念といっても、アメリカの個別企業業績は、好調。それでも今後、米国の景気後退、懸念が強まった暁には、QE3で下支えを狙う。当面、8月26日のバーナンキ氏の講演が焦点?この政策対応の良し悪し評価は、ともかくとして。
米国国債格下げについては、ここ1週間で、格下げにもかかわらず米国10年債の利回りが低下し債券価格は上昇した点がポイントでしょう。格下げ以上に、市場の「リスク回避」に伴う先進国国債選好が勝った。冷静に考えれば、AAAでもAA+でも、信用リスクは限りなく、ゼロに近いでしょと。B格とは、モノが違うって。冷静な評価だと、そうなる。
市場のヒステリーのおかげで、当方、インドネシアETFが思わぬ安値で、買えました。本当に、思わぬ安値。新興国株は、ショック安に、弱いって(笑)
一応、ヒステリーに、感謝。相場の戻りで、ポジションを軽くしていきたいな。
日本のサラリーマン、定年65歳へ
浜口です。
今日の日経一面に、60歳超の給与は、50歳代と比べ約3割削減。そして国家公務員の定年を、平成25年度までに65歳にするとの記事がありました。人事院がまとめた、新人事制度の素案とのこと。
以前、定年を60歳から65歳に引き上げるで書いた内容。これが現実化しつつあると理解して、良さそうです。公的部門がこの方向で動いてるので、日本のサラリーマン、定年65歳の方向へと考えて、大筋で間違いではないでしょう。新制度案は、批判を浴びる可能性が高いとのコメントも日経から出ていますが、最終的には、「ない袖は振れない」ということになるのでしょう。
実質的には、「65歳までは、年金は出ませんよ。働こうと思えば、65歳まで働くことができますよ」という解釈が、正しいのでしょうね。
本件、年金財政の問題が根底あるのはもちろんですが、個人的には悪くないこと、良い方向に進んでいると、考えます。
なぜか?リタイヤした後、やることがなくて困ってる、モチベーション低下で困っている先輩達を、多数、目の当たりにしているからです。
やはり男性は、というより人間は、健康な限り、社会参加しないと。それが出来ないことが原因で、体調を崩してしまう人も、少なくない。あまりに、残念なことです。
日立と三菱重工
浜口です。今日は日本経済が、大きく動いた日でしたね。一つは日銀の為替介入。もう一つはもちろん、これ。
とてつもない重量級の、婚約。新日鉄・住金のときも驚いたが、今回は、その比ではない。大同団結という言葉が、浮かんだ。日立の売上高9兆円。三菱重工の売上高3兆円で、日本で、トヨタについで2位と。GE、シーメンスは抜くんでしょうね。
日本の公的部門は、頼りにならない。オレたちは、オレたちのやり方で行くからな。。。。。そんなメッセージを、感じた。統合の効果、これが日本経済に与える影響などは、今後、様々に分析されていくことでしょうが、悪くない。日立、元気が、出てきたな。
個人で為替介入?
浜口です。これは、当方のカミさんの話。
曰く、「歴史的な円高らしいが、これをうまく、活かす方法はないのか?」と。当方、「じゃ、個人輸入でもしたら?」と。しかし、通販なら既に日々行っているので、急に言われても、まとまって買うものなど見当たらないと。。。。ということで、カミさん、このタイミングでドル建て資産を持とうという運びに。
で、エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)を、わずかながら、お買い上げさせた。なんでこれか?口座を保有してる某ネット系銀行では、手数料無料、ノーロード扱いだから。その中で唯一、新興国債券ファンドで、通貨はドル建て。ポートフォリオの終利、5.3%前後。1.6485%。ネットで、3.65%か。。。まあ、悪くは、ないなと。これで、円安期待と。。。
で、発注は当方。なんだか微力ながら、個人で為替介入してる気分になりましたね。お国のために。「シャキっとせんかい!」とね(笑)
カミさん曰く、「3年後には1ドル100円ぐらいで、いいんじゃない?」と。う~む。あなたの都合で、為替相場が動くわけではないが。。。まあ、違和感はないけどな。
米国債務上限問題、ソフトランディング方向?
浜口です。
米国債務上限問題、何とかソフトランディング方向のようですね。米国国債が債務不履行と、新聞に書いてある?でコメントした線で、大筋、問題なしと、現状、そう考えてます。
為替も円安方向に。う~む。今日、ドル建て投信買おうと思ってたんだがな。。。
怒らないこと
浜口です。夏の読書に、おすすめの一冊。怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)。内容は、タイトルから推定できますよね。これは、おススメです。
この本、facebookで、「人生を変える一冊に、なるかもよ。大げさでなくな。」と紹介したところ、反響はかなり、ありましたよ。「怒りを抑える」ということで悩んでる人、結構、多いみたいです。当方?この本の影響を既に強く受けており、大概のことでは、怒らなくなった。自分ではそんなつもりなんですが。。。どんなもんでしょうかね?(笑)。
当方、この本の要点を書き出し、何度も読み返してます。内容は、下記の通り。長文、失礼。
・ この世の中にある、ものを作り上げる想像の源泉は、愛情。破壊していくのは、怒り。
・ 怒るか否かは、個人の人格の問題。
・ 相手が間違っているなら、二度と間違わないようにしましょうと、ニコニコ顔で言えばよい。なぜ、怒るのか?
・ 私は間違いだらけ。完全ではない。「自分が正しいという考え方は、非合理で非真実で嘘で、ありえない。このありえないことを徹底的に信じている自分ほどの大ばか者は、この世にはいない。」とはっきり理解したら、もう怒らなくなってしまう。
・ 世界は、あなたの都合など、知ったことではない。だから、「うまく行ってほしい」という態度は、完全に、無知なのである。「自分は完全ではないし、相手にも決し て、完全な結果を求めない」という思考が、この世の中で我々が、落ち着いて生きていられる秘訣である。
・ 「一応精一杯やりますけど、結果は、わかりません」という、知識的で、高度な生き方が良い。
・ 「自分は完全だ」と思う無知な人は、自分の思い通りに事が運ばないからと始終怒って、そのたびに、ひどい目にあっています。
・ いじめられたことを、生涯覚えておく。怒りが発生。でもそれで苦しむのは、かつて被害を受けた、自分自身。いじめた側が苦しむわけではない。「覚えておくのなら、 勝手にどうぞ。けれど、あなたは不幸になりますよ」
・ 負けて悔しいというが。。競争するのだから、勝ち負けがあって、当然。そのまま、受け入れればよい。
・ 嫌なことを覚えておいて、また思い出して。。。そういう、ろくでもない概念をまた、延々と回転させる。暗い人々は大体、こういうことをしている。
・ 良いことや役に立つことは、さっさと忘れてしまう。一方で気に障ったことだけを、徹底的に覚えている。
・ ののしられた・いじめられた・負かされた、全部、くだらない。このくだらない妄想概念を反芻して膨らませて不幸の塊になるのは、最悪。たとえわずかでも、このような 妄想概念を作らないこと。それが怒らない秘訣。
・ 他の人をバカにすると、結局、バカを見るのは、その本人。人間関係がうまくいかなくなるから。
・ 私は部長だ。私は東大だ。「私何々だから」と思うところから、不幸が始まる。エゴの強い人の周囲は、敵ばかり。
・ 正しい怒りは、存在しない。我々は自分に甘えないで、怒りが生まれないよう、性格を調整するべき。
・ どこまでも、赦してあげてください。「人が何をしようとも、どうなろうとも、私はその人を赦します。その人を拒絶せず、愛情を持ちます。」と全てを赦す気持ちになれ たら、その人の心は、幸福と愛情だけでいっぱいになってしまうのです。
・ 怒りが気がつかないうちに、体を壊す。病気がすぐ治る人、いつまでも治らない人。
・ 政治・王・独裁者。智慧のある人は、そんなものには、手を出さない。昔から現代まで、世の中を支配しようとする人は、けっして知識人でも天才でもなく、あまり、心のよくない人。
・ 怒りというものは、まず、自分自身を殺してしまう。怒りは、死ぬぐらいの猛毒。悪人に対しても、怒ってはいけない。
・ 怒る人は、本当に恥ずかしいほど、頭が悪い。いままでの生活を振り返れば、頭が本当に冴えて、しっかりと物事を把握して行動していたときは、怒っていなかったはず。
・ 一番強烈な罰、それは無視。
・ 怒りを制御できない人は、人生のハンドルを、ただ触っているだけの人。人々をリードするのは、怒ってない人。怒っている人は、怒ってない人の言うとおりに行動しなくてはならない。いつでも、リーダーになるのは、怒ってない人。
・ 私は、地球のような心を持ちます。人から、鍬みたいなもので少し掘られても、何も動きません。人からどんなことを言われても、私は空のような心でいます。
・ 怒らない方法を探すのではなく、ただ、怒らない。
・ 怒りが生まれたら、「あ、これは怒りだ」と、すぐ、自分を見てください。怒りそのものを観察し、勉強してみてください。怒った瞬間に、「これは怒りだ、怒りだ」と 観てください。
・ 怒ったら、自分は負け犬と、言い聞かせる。「自分の中身のなさを知られたくなくて、みんなに怖い顔を見せて近寄りがたくして、負け犬の遠吠えをしているだけ。虚勢 を張って、恰好をつけているのです。
・ 怒らない人は自信があって落ち着いているから、怒っている人が相手でも、感情のぶつかり合いになりません。負け犬の話が通る道理はないのですが、それが気に入らないから、また怒る。世間が悲惨なのは、当然です。
・ ちょっとの間、放っておいてあげよう。
・ 何があろうとも拒絶せず、状況を受け入れて、楽しむ。心の持ち方次第。状況がどのように変わっても、それを拒絶したり否定したりしない心を育てれば、そこに怒りが生まれる余地はありません。
・ 不遇があっても、自分で自分の人生を破壊する必要はない。自分の明るさだけは消さないように守ると、そういう問題は、すぐ解決する。
・ 負けたくない相手は、他人ではなく、自分。「怒り」は、「負けた」と同じ事。不幸を味わっている。
・ いつもならここで怒りだす瞬間、怒らない様心がける。するとその後の状況が、必ず自分の希望とおりに運ぶ
・ 堂々たる精神は、怒りとは無縁。ゆえにきつく教えるときも、怒ったら自分の負け。
・ とにかく相手の言うことに反論せず、善悪判断しないで、心配する気持ちで説明してあげればよい。
・ 怒りと笑いは両立しない。怒る代わりに笑おうという場合には、無理の代わりに智慧や知識が必要。
・ 何一つも、完全ではない。笑いは強者の証明。怒りは敗北者の烙印。智慧ある人は、笑う道を選ぶ。
・ 怒らないことは、敵が次から次へと、みんな味方になってしまう、奇跡なのです。
・ 平和を語る人が強者。「戦ってやるぞ」という人は、徹底的な弱者。平和に必要なのは、勇気。反対に、戦争は、弱さから生まれる。
・ いつも怒っている人は、ずっと不幸を感じることに。わずかな喜びも感じない、文句だらけの不幸な人生に。怒りの人生に、喜びはない。
・ 内臓の細胞は、怒りによって早く老化してしまって、自分自身が知らないうちに、じわじわと病気になっていく。怒りは人間にとって、猛毒。
・ 何があろうとも拒絶せず、状況を受け入れて、楽しむ。心の持ち方次第で、どうにでもなる。
・ ポイントは、相手の怒りや言うことにとらわれずに、問題だけを取り出して解決すること。「問題はこういうことですね?だったら、こういう答えはいかがですか?」と言う話し方をする。自分の都合、立場、意見は捨ててしまう。そうすれば、受け入れられる。悪いのは、その人ではなく、怒り。
米国国債が債務不履行と、新聞に書いてある?
浜口です。
「米国の財政は、債務の残高が議会が定める上限(14.3兆ドル)に達している。8月2日までに上限が引き上げられないと、米国債(借金)の返済が滞る債務不履行(デフォルト)になりかねない状態だ。」。。。。朝日新聞に、こんな記事がと。これを大真面目に心配している個人投資家が結構いて、当方に、大丈夫ですか?と聞きに来ている。この朝日新聞の記事を切り抜いて持ってきて、当方に見せるわけなんですね。新聞に、こう書いてありますと。米国国債が、紙クズになるんじゃないかと、本気で心配してるわけなんですね。
う~む。そういう判断をするものかなあ。というか、新聞の書きぶりが、罪なんだろうな。以下当方の、本件に関する、基本観を。
「常識的な判断をしましょうよ。この記事の読み方ですが、『8月2日にかけ(遅れるかもしれませんが)、なんらかの方向性が出てくるので、米国債は、債務不履行(デフォルト)にはならない』と、読むべきではないでしょうか?一時的な混乱は、あるかもしれませんが。」「アメリカ議会、共和党・民主党の面子もあり、加えて下院は野党の共和党が多数を占める、ねじれ議会。なのですったもんだしてるわけですが、着地は見えてる。方法論で議論が対立してるだけ。デフォルト回避を目指す点では、そりゃあ、一致してますって。そのそも何でアメリカの議員が好き好んで、米国債を紙クズにさせる方向に動かないと、いけないんですか?」。