浜口です。
スティーブ・ジョブズ氏に関連する話を、2つほど。
1.人から聞いた話。。。。。10月に発表になったiPhoneが、iPhone5ではなくて iPhone 4S になったのは、iPhone for Steve という話は、本当??
2.当方が考えたこと。。。日本のスティーブ・ジョブズは、松下幸之助なんだろうなと。
スティーブ・ジョブズ関連の話、2つほど。
欧州安定化基金、再拡大で合意
浜口です。10月4日日経夕刊トップに、欧州安定化基金の再拡大で合意との記事が、ありましたね。いわゆる、EFSFのことですね。
具体的な内容は、記事をご覧ください。3日の欧州財務相会議で、4400億ユーロの金融安全網を規模拡大でする方向で一致と。2兆~4兆ユーロ規模(200兆~400兆円)で調整する方向のようですね。これは、とてつもない金額。また当基金については、金融市場での国債購入や、域内銀行への公的資金注入を、可能にすると。。
EFSF、要はこの基金のことですが、だんだんと、かつての日本の、金融再生委員会のようになってきた気がする。1999年に、国内大手銀行15行に、7.5兆円、公的資金を注入しましたよね。これで当面の金融危機は一段落、株式相場も反転した経緯があります。この再現、なるか?
このセーフティネットで、ギリシャ問題により、罪のないイタリア、スペインの国債が売り込まれた場合、買い支えできれば、良いと思う。見せ金ベースの効果でも良い。効き目があれば。。。
ここもとの株式市場が底打ちする場合、これが最短シナリオでしょうね。さあ、どうなるか?いつ、この話、具体的な形で出てくるのか?楽しみです。まあ、楽観シナリオですが。。
円は「隠れ基軸通貨」というが
浜口です。
浜矩子同志社大学大学院教授著の、「『通貨』を知れば世界を読める」~1ドル50円時代は、何をもたらすのか~PHPビジネス新書を読みました。
1ドル50円の根拠。この本によれば、日本の円は事実上、「隠れ基軸通貨」であるというのですね。背景には、日本が世界最大の債権国である一方、ドルはもはや、基軸通貨の座を放棄した。ユーロは、ドルが放り出した基軸通貨の立場を受け入れることをあきらめた。この2点があると、書かれています。
しかし。。。。円は短期的には、安全性が高い通貨であることは理解できるのですが、長期的には、どうなんでしょうか?
足元で、多くの市場参加者、特に外人投資家による円高の根拠は下記、ゆえに「有事の円高」「リスク回避の円高」が発生しやすい状況と考えます。
① 財務省によれば、2010年末における国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した日本の国の債務は、1000兆円に達するとのこと。この額は、確かに大きい。
② しかしその受け皿として、国内の個人金融資産が1400兆円超、存在する。ゆえに日本は、国債消化がほぼ国内で完結しており、ギリシャなどとは、真逆である。ゆえに円は、極めて安全性が高い通貨である。
しかし長期的には、次の3点から、「隠れ基軸通貨」前提は崩れていくと、考えますけどね。①国債発行残高は増加していく。②一方で個人金融資産は、多くを高齢者が保有しており、今後は資産食い潰しにより、減少する可能性が高い。③日本が世界最大の債権国である状況も、今後、資産食い潰しが進む過程の中で、日本人が海外に持っている株や不動産も、長期的には売却が進む可能性が高い。
東証一部の配当利回り、61年ぶりの高水準と。
浜口です。
今日配達された日経ヴェリタスによれば、東証一部上場企業の配当利回りは1950年以来、61年ぶりの水準と。
平均で2.4%。個別では、ドコモが3.8%、みずほが5.3%、リコーが5%、武田薬品が4.8%と。一方で10年国債利回りは、0.965%。
う~む。いくらなんでも、これは。。。。どこかで、訂正、されるんでしょうが。。。もちろん、配当利回りのほうの、話ですね。
円全面高
浜口です。
円高、株安ですね。為替に、関して書きます。
円全面高で、ありますな。
欧州は、ギリシャ問題はなんとか封じ込めようと躍起ですが、ユーロ安に関しては、放置プレイ状態。通貨が崩壊しないことを前提に、ユーロ安のほうが、都合が良いですからね。特にドイツにとって。
アメリカはもっと、これが顕著。国内景気を何とかしようと取り組んでますが、ドル安に関しては、欧州と同様、あるいはそれ以上に、熱烈歓迎。理由、これは欧州と、同じですな。
ということで、欧米は自己都合優先。そのしわ寄せは日本にでる構図。しかし、う~む、このような中、野田政権になってから、為替に関する発言が、ほとんど聞こえなくなった。。。打つ手なしと。。。
世間の注目点が、原発問題にばかり傾いてる、あるいはマスコミがフォーカスしてる気がする。実に、気になる。それ以外にも、大事なことはある。
う~む。どのような着地に、なるのか?
ウイントンフューチャーズファンド
浜口です。
先般、Winton。システム運用は、バックミラーを見ながらの、車の運転とで書きました、その続きを。彼らの、運用手法を。
Winton社の旗艦ファンドである、ウイントンフューチャーズファンドは、1997年10月に運用を開始。2011年8月までの過去14年の運用成績は、13勝1敗。ファンドの手数料・成功報酬控除後の平均年間収益率は、16.9%。1997年10月に100だった資産は、2011年6月末には、800になっているとのこと。運用の特徴は、下記。ご参考まで。
・マネージド・フューチャーズ型のヘッジファンドとして、投資対象は、広く分散。現在、約120の市場を投資対象としてウオッチしており、この中から100~120銘柄に分散して、建て玉。どの銘柄に建て玉するか、ポジションの比率に関しては、コンピュータが、自動判断。ポイントは、十分な流動性があるかと、ここ一定期間、トレンドが発生しているかの2点。
・原則、全銘柄、システムによる自動売買。例外は、取引市場が自動売買に対応してないケースのみと。
・リスク管理に関しては、ボラティリティを見てるだけとのこと。資金のx%がなくなったら手仕舞いとか、そういうことではなく。建て玉がフォローでもアゲインストでも、相場のボラティリティが上がってきたら、コンピュータがポジションを適宜、縮小していくシステム。建て玉がアゲインストな場合は、早めにポジションを減らすシステムである模様。
・これまでのトレードの勝ち負け比率は、51:49。わずかに、勝率において、優位性があるシステムとのこと。
ユーロ圏、ギリシャ向け追加融資を実施
浜口です。
ギリシャ問題、モメた末、ユーロ圏はギリシャ向け追加融資を10月に実施する方針で一致した。ギリシャが財政赤字の削減などの約束を守ることが条件と。
しかし。。。ギリシャ、自力再建はもう、難しいんでしょうね。赤字削減は財政出動の減少をもたらし、GDP成長率低下、税収減の悪循環に陥る。これだと、経済は縮小均衡になりますよね。今回は、ギリシャへの最後通告、あるいは欧州各国が、ギリシャ破綻までに様々なセーフティネットを張る、時間稼ぎなのかな?まあこのあたり、今後、識者のコメントが様々に聞こえてくるでしょうが・・・
でもまあ市場は、ギリシャ破綻、既に織り込んでましたよね。今後、どうなるか?
ところで、16日の欧州連合(EU)財務相理事会には、ガイトナー米財務長官も出席したんですね。債務危機への対応力を高めるため、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の融資能力拡大を提案した。ただ、具体的な手段についての合意は得られなかったと。米財務長官がユーロ圏財務相にEFSF拡大提案、反応は冷ややかと。
う~む。内政干渉ぽいな。
欧州が、いけませんね。
浜口です。欧州が、いけませんね。
先週にかけ、欧州株安、欧州の主力銀行のCDSが高値更新、LIBORも上昇中ということで、不穏な動きは、垣間見られてはいたが。。その割には、アメリカ株、アジア株はそこそこ堅調だったので、大過なく終わるような気もしていたが。。。金曜は、アメリカ株にも、影響が。
欧州は、アメリカと比べると、ニュースソースが、限られる。それがまた、よろしくないですね。さあ、どうなるか?ギリシャ問題、政治的決着の世界なんでな。どう、進展するか?
Winton。システム運用は、バックミラーを見ながらの、車の運転と
浜口です。
Winton という、イギリスのヘッジファンド大手の運用会社がありますな。
資産残高、221億ドル。マネージドフューチャーズ運用資産ランキングで、世界第二位。このWinton社と当方が所属している会社、連携してヘッジファンド投信、立ち上げたんですね。で先日、Wintonと共同セミナーしたんですが、先方の話、なかなか、興味深かったな。
セミナーである人が、今後の相場について、どう予測しますか?と質問。これに対しWinton氏曰く。「予測?我々は決して、予測は、しないんですね。テクニカルによる、トレンドフォローの、システム運用なもので。運用手法は、バックミラーを見ながら、車を運転するようなものです。運用成績の点から考えると、たまにぶつかることもありますが、トレンドが続けば、まっすぐ、進むんですね」と。言いえて妙、なかなかうまく、説明するもんだなと、感心しましたね。Wintonの担当者、かなり、切れ者でしたな。
バーナンキ議長のジャクソンホール講演が終了
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール講演が終わりましたが。。。これを受けて、NYダウ 26日 16:30 11,284.54 ▲+134.72でした。一時、220ドル安まであったというが。。。
日経によれば、講演内容が伝わった初期段階では、議長が金融緩和の具体策に言及しなかったことに注目が集まり、下値模索となる場面もあった。しかし、講演内容が時間の経過と共に浸透すると、追加緩和のへの期待が残り、買いが優勢になった。。。とのこと。
悪くない講演だったのでしょう。具体策は先送りされた感は強いものの、少なくとも失望という評価ではない。今後に期待。。こんなところでしょうかね。ここまでは。