日本株、ポイントは2.7倍?

浜口です。

先ほど日経モーニングサテライトで、マネックス証券の広木さんが説明されていましたね。自分への備忘録の意味からもアップさせていただきます。以下のフリップです。

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アベノミクス前の日経平均は8,500円前後だった。このときの業績と比較すると、広木さんの来期の業績見通によれば、2.7倍に拡大する。掛け算すると8,500円× 2.7倍で2万2,950円。慎重に見積もっても、日経平均2万2000円は見込める。こんな説明でした。

なんだかすごくシンプルかつオーソドックスな説明。当方、実に違和感ないシナリオです。ポイントは、業績が本当に見通しとおりになるのかという部分ですかね・・・

伝説のファンドマネージャー、生涯かけての株式投資とは?

浜口です。きょうはちょっと、毛色が違った話を。

当方の日本株ファンドマネージャー時代の先輩。尊敬の念を込めて申し上げるが、当方のはるか上を行く、「伝説のファンドマネージャー」が存在する。仮に、I氏としておきましょう。

氏はさる信託銀行で、もう30年以上もファンドマネージャーとして生き残っている。年齢的には銀行の役職定年を迎えており、仕事の第一線からは離れるのが普通。しかしI氏はファンドの運用成績がいいし、加えて人望があるからでしょう。いまだ第一線で、ファンドマネージャーとして多額のファンドを運用している。君臨しているといっても過言ではない。これは日本の銀行では本当に異例。素晴らしいことなんです。

当方はI氏とは永年懇意にしていただいている。折に触れ相場観の意見交換、加えてたまに、人生の悩み相談さえもさせていただいています。さて・・・今回はこの方の個人の株式投資について。

株式ファンドマネージャーなので、原則、個人の株式投資は認められていない。例外は自社株の持ち株会。氏はこれを30年以上続けている。その間、銀行は合併を繰り返しており明確な株価推移はわかりずらいが・・・1990年のバブル崩壊や2005年以降の暴落ではそれぞれ、株価が高値の1/10になるようなこともあったと思う。にもかかわらず、まあ涼しい顔でとは言えない時もあるようだが・・・実にしぶとく、持ち株会をずっと続けている。凄いよな。

う〜む。「これぞ生涯かけての株式投資」といえなくもないもないと思う。とにかく雨の日も晴れの日も、持ち株会で自社株を買い続ける。ドルコスト平均法の効果を、これほどにエンジョイしている人も、珍しい。このような経緯を経て、持ち株数は膨れ上がっているらしい。氏にとってはこれまで、株の購入コストを抑えるためには、銀行株に対してはずっと下げ賛成だった事になる。それはまあ、結果論ではあるが。

ドルコスト平均法は、終わり良ければ全て良し。氏はファンドマネージャーなので、完全定年を迎えてもまだ、1年間は株式を売却できないらしい。インサイダーの関連の規制があるからと。ということは、3〜4年先に、銀行株が高値を維持しているかどうか。ここが氏の資産形成において、大きなポイントになるわけです。

どうなるか・・・参考まで、少し前に氏に中長期的な日本の銀行株に対する長期的な相場観をお尋ねしたら、カンカンの強気でした。まぁ当方も同感。この点は意見の一致を見ましたけどね。う~む。これがポジショントークにならなければいいが…

ハッピーエンドを向かえることを切にお祈りするが・・・これは、お互いのためでもあるが・・・どうなるか。取り留めがなくなりました。この辺で。

日銀はしっかりETFを買ってる

浜口です。

昨日今日と、日経平均、全体としては小動き。そんな中、前場で50円安位の日が2日続いた。この程度の下げでも、日銀はETFを買うんだなぁ。そんな状況がわかった。写真をご覧ください。

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見ての通りですね。日銀、ささやかな下げでも、積極的に買ってくるな。6兆円のETF買い入れ実現に向けてなんだろうか。黒田日銀、有限実行と理解していいのか。まあ・・・悪いことではないと思いますけどね。

さてさて明日以降の日本株、どうなるか。楽しみではあるけどなぁ。

円、115円台と

浜口です。

円、一時115円台 10カ月ぶり円安水準と。どうなるか。

トランプ氏の政策発言によれば、アメリカの景気拡大及び国債発行増加に伴い、アメリカの金利上昇は必至。その点、足元の円高ドル安は実に整合的。違和感、まるでなし。

一方でトランプ氏は、選挙期間中は強いアメリカを標榜しながら、為替は円高と言っていた。これは初歩的と言えるほどに論理的矛盾。ドル高になるに決まってるって。

ところが選挙期間中は、GMやフォードに勤めている人たちの票が欲しい。だからあえて、「強いアメリカ、為替は円高」という論理矛盾シナリオを唱えていたと理解する。実際、トランプ氏が勝利演説をして以降、為替に対しては言及していない。つまり選挙期間中の円高はリップサービスと当方は理解している。

このシナリオならいいんですが・・・為替の円高ドル安が急ピッチ。もしもトランプ氏が立場上。円高シナリオをもし唱えだしたら、どうなるか。これは少々怖い。

正直、為替が緩やかなドル高ならいいんだろうが、円高ドル安が加速し、トランプ氏がたまらず、円高誘導発言があった場合、リスクオフのsシナリオをも想定できるが、どうなるか。

まあ本件、当方の取り越し苦労に終わればよいが・・・彼の発言で、為替市場、一変する可能性には、注意が必要なのかな。まあ、あまり心配なとは思うが・・・・テールリスクとして、頭の片隅に入れておいたほうがいいかもしれない。ふと、そんな風に思いましたね。

でもまあ・・そうはいってもこれは、メインシナリオではない。あくまでテールリスクとしての話。日本株はまだまだ、調整を交えながらも、上値が期待できるとは思いますけどね。

日本株に対し強気の見通しが台頭というが・・・

浜口です。これは現在放映されている日経モーニングプラスの画面です。

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まぁ見ての通りですね。日本株に対し強気の見通しが台頭と。画面の内容、違和感はないが・・上昇中の相場、今、何合目なんだろうか。

当方は現状、大統領就任後100日はハネムーン期間?のシナリオで良いと思ってはいるが・・・まあ、手探りで進んでいくことにします。

現在の株価水準でも日銀が買ってる

浜口です。

昨日の日経平均は下落しましたが…現在の株価水準でも日銀はETFを買ってるんですね。ちょっと驚いたな。 まあ、株式の需給面ではプラスと言う評価でいいんでしょうが…

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情報・・・実際のところ我々が知っているのは、ほんの一部だけなんだろな

浜口です。今更ですが、トランプ大統領が決まったことに関連して感じたこと。

ニューズウィークによれば、さるインドの会社は、「トランプ大統領間違いなし」と予測していたと。TwitterやFacebookなどから2,000万件のデータを引き出し解析すると、おのずとそういう結果になったと。

この事例に限らず、人工知能の多くは、トランプ大統領を予測知っていたと言われます。実際Googleで、「AI トランプ大統領」と検索すると、非常に多くのコンピュータがトランプ大統領になることを確信していたことがわかります。

われわれは新聞を丹念に読んでいたり、テレビでニュースをよく見ていたりして、いろんなことをわかっているような気になってる。しかし実際のところは、理解しているのは、ほんの少しのことなんだろな。

これを相場に当てはめますと、やはり情報に基づいた運用方法は限界がある。ただし相場参加者が今、何を考えているのかを理解するのは、有効なことなんだろうなと。それが相場のトレンドを作り、そのトレンドに早く乗った人たちが利益を得て、遅く乗った人たちが高値づかみになる。そんな図式だからです。

とりとめがなくなりました、この辺で。当方は現在のトレンドに乗り続け、来年4月ぐらいまでは、日本株の買いポジションは持ち続けるつもり。現状ではね。まあ。君子、豹変しますが…

2020年までのカレンダー

今日の日経ヴェリタスは見所満載ですね。

写真は同紙の中にある、2020年までのカレンダー。備忘録として、ここにアップさしていただきます。自分なりに重要と思われるところにマーカーを引いていますが、さてさてどんな未来が待っているのか。今のところは楽しみだけどな。どうなるかなあ。

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海外勢が買い越しに転じると、1年半は続く?

浜口です。

これは今日配達されたばかりの日経ヴェリタスの一面にある記事。写真にある通り。書いてあること、イメージ通りというか違和感はないが、経験則として、こういう整理ができるんだな。

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う~む。今回もこの経験則、再現されるのか。それはわからないが、そうあって欲しいなぁ。

まぁ相場では、期待が禁物である事は、よく理解しているが・・・それを十分踏まえた上で、やはり期待したいな。

日米のリスク資産、今年は2月11日前後が底だったんだろな

浜口です。

今年1年を総括するにはまだ早いんでしょうが、結果的に今年は、日米のリスク資産の多くは、2月11日もしくは12日にボトムを付け、反転している点で共通しているように思われます。

インデックスで見れば、2月11日がボトムだったのはNYダウ、米国リート、米国HY社債、12日がボトムだったのは日経平均。水準は14,952円。但し日経平均はBrexit懸念から、6月24日にも2月12日と同じ14,952円をつけており、その後上昇に転じて、現在に至る。

この背景として最も影響したのは、原油相場でしょう。WTIは2月11日にかけ暴落、1バレル26.21をつけた。このことが世界のリスク資産の大幅下落をもたらした。が、その後原油価格は反転上昇、現在は、45バレル前後に戻り、つれて日米のリスク資産市場も連動し、回復基調へ。

今年はこれまで、原油価格に振り回された一年と言えるんでしょうね。そして、ここにきてのトランプラリー。市場、世界はどう変わるのかな。楽しみではあるが…