岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊④山陰本線、餘部鉄橋から城崎温泉へ

浜口です。

岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊③鳥取駅前市場で朝食を。思わずほっこり・・・の続きを。

餘部には何度か訪れてるが、この日はひときわ天気が良かった。写真を。2014年12月の話。
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鉄橋の上からの写真。以前にも同じような写真、撮ったことがあるが・・やっぱりいいな。

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餘部で下車。鉄橋の下まで降りて望む日本海。飛行機雲が出てる。きれいだよなぁ。

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餘部鉄橋を用いたモニュメント。テツはこういうの、弱いんだよなぁ。

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餘部、日本海に流れる川の流れ。大雨が降った後だから、水流がすごいな。

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城崎温泉に到着。魚屋さんの2階併設食堂にて、「せこかに汁」と「かに天丼」をいただく。う〜む。せこかに汁の出汁の濃厚なこと。天丼の蟹はふっくらふっくら、ファットな口当たり。どちらも、たまらんな…

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城崎温泉で売られている、松葉蟹。近くにある素晴らしい漁場、津居山産のものと。旨そうだが・・さすがにいいお値段するな。蟹は足が欠けやすく、そうなった蟹の価格は暴落する。でも味としては変わりがないので、そういうものを中心に、さきほどの蟹天丼などに使ってるんだろな。魚屋さんの併設食堂は、そういう点で強みがあるよな。

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城崎温泉。今回はここ「一の湯」に、立ち寄り湯した。温まったな。

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城崎温泉からは、特急「はまかぜ」で大阪。山陰本線・播但線・山陽本線経由。途中、玄武洞あたりの円山川を望む車窓と、大阪に着いた「はまかぜ」を。

特急「はまかぜ」が出発してまもなく、乗っている人はほとんどみんな、眠っていた様子。当方も途中からうとうと。気がついたら、姫路の近くだった。みんな、城崎温泉で温まり、蟹でおなか一杯になったせいだろな。なんとも幸せな列車。そんな風に、言えなくもないな・・・

今回の周遊は、晴れの瀬戸内、中国山地の分水嶺越え、雪、鳥取砂丘、温泉、松葉ガニ。いろんなことを堪能できた。岡山から大阪まで、山陽新幹線であっさり帰ってしまうよりも、在来線ローカル線を使っての遠回り旅は、本当に価値があると思う。テツの醍醐味が、凝縮されてる。そんな感じ。

当方、大阪赴任中につき、中国地方の周り方、ノウハウが付いてきたように思う。関東人にはらしくない、山陽・山陰地方の周り方が出来るようになった気がする。大阪に来た頃は、どうなるかと思ったが・・・人生無駄なしだな。帰りの特急「はまかぜ」の中で、そんなことを思った。人生、悪くないって。

全人代での中国の財政政策は「満額回答!」と

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浜口です。皆さん既にご覧になっているでしょうが…今朝の日経新聞のこの記事、良いですね。資源価格に底入れ感。その背景には、中国の財政政策があると。

中国では全人代で、交通網整備など年2兆元(34兆円)超を投じることが表明された。この大規模な財政支出に対して、SMBC日興証券の肖シニアエコノミスト曰く、「財政政策は満額回答だ」と。

問題点がだんだんと解決してくっていいな。やはり先のG20が相場の転換点になったのかな。当方、そんな想いを強くしてますが、どうかな。

大手証券3社の主要企業の業績見通し

浜口です。

市場は、年初来続いていたリスクオフムードがようやく一服。少し前に時期が来れば、悲観に振れた振り子は戻ると書きましたが、そんな展開に、足元ではなっているのかなと思います。

さて:
今週号の日経ヴェリタスに、大手証券3社による17年3月期の業績予想が載っている。見やすい一覧表。掲載します。当方自身の備忘録も兼ねて。

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いずれも前回の予想よりも若干の下方修正。 全産業ベースの2017年3月期の経常増益率は、昨年末には6から9パーセントとみていたが、これが4から7%に見直されたと。 1ドル120円の円相場の前提を、110円から117円の円高方向に見直したことが主な要因と。

まぁこれが、現状の市場のコンセンサス。そう理解しておきたいと思います。

岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊③鳥取駅前市場で朝食を。思わずほっこり・・・

浜口です。岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊②因美線で鳥取へ。砂丘散策の後で、サバのしゃぶしゃぶを。の続きを。

概して、冬の山陰は天気が良くない。ゆえに当方、当初は鳥取宿泊の翌日は鳥取温泉で朝風呂に入って、ゆっくりと山陰本線経由、城崎温泉に向かおうと思ってた。
途中、テツの聖地である餘部を通るが、この真冬の寒い中、餘部で降りても居場所はない。だから下車はせず、車窓から餘部鉄橋越しに日本海を堪能しようとしてた。しかし・・・この日の鳥取は例外的に天気が良く、風も弱い!それならばと、ホテルを早めにチェックアウト、餘部に向かうことに。

この日の朝食はホテルではなく、鳥取駅前市場で食べることにしていた。その理由は以前、ここで食べた朝食が、素晴らしかったから。

当方、この市場に訪ずれるのは3度目。市場には魚屋を中心に何軒かの店と、食堂が入っている。魚屋で旨そうな魚を買い込み、それを食堂に持ち込むと、良い塩梅に調理してくれる。ご飯と味噌汁も加えて、新鮮な山陰の海の幸定食として出してもらえる。これがたまらないんだよな。

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この日は当方は朝8時、早朝に市場に訪ずれた。しかし・・・早過ぎ。魚屋さんは開店してるが、食堂はまだ開いていない!大誤算・・・そんな中で当方が、ある魚屋さんでゲットした朝ごはんセットがこれ。まずはベニズワイガニの蟹ミソ。このミソの量といったら・・おそらくは3匹分くらいの蟹ミソを集めたんだと推定されるが・・これがなんと、150円だと!う~む。地元価格。安いって!あとはおにぎりひとつ、こちらは110円。

これにはほっこりする話が。実は当方、最初は蟹ミソ150円のみを購入。で、魚屋さんの端にちょこんと座らせてもらい、それを食べさせてもらうことにしてた。すると、お店のお兄さん(とはいえ、当方より20歳以上若いが)曰く:

「え?かにみそだけ食べるんですか?やっぱりご飯も欲しいでしょう?僕のおにぎりを1つ、あげますよ…」と。
で当方曰く:「え・・・お兄さん、ほんと?いいのか?ありがとうありがとう。嬉しいな。でもあげますなんて・・・それだと、大赤字だろ?おにぎり、定価で買わせてもらうね。はい、110円…」。

う~む。おにぎりをくれるなんて。このお兄さんの優しい気持ち、嬉しいよな。おそらくは、カニミソだけだとショッぱ過ぎる。しかも朝食がこれだけだと、おなかは膨れない。温かくもなれない。だから・・・そんなふうに感じてくれた上での行動だと思う。些細なことだが、ほっこり。しみじみ。今回の旅の中では、これが一番、嬉しかったな。

味は・・・他の何にも代えられないほど美味しかった。味噌汁があればなお可だなんて、そんなことは言わない。十分満足。このことを、facebookに書いた。するとある大学時代の女性の同級生曰く、「それ、プライスレスの嬉しさよね!」と。そのとおりだよな。

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8時50分鳥取発豊岡行き快速、山陰海岸ジオライナー。気動車だが、山陰よくあるベニズワイガニ色のヤツではない。何か…デザイン、東京の京成電鉄車両に似てるな?(笑)

さてさてこれから、これに乗って餘部に向かいます。次回に続く。

G20の政策強調の結果、早速出てきたのか?

浜口です。

昨日も書きましたが、G20の政策協調宣言の効果、早速出てきたように思いますね。まずは中国の準備率の引き下げ。続いて、日本の総合経済対策の話が伝えられた。

当方、昨日のブログは早朝、東京株式市場の寄り付き前に書いたんですが、株式市場の立ち会い中にいきなり、経済対策の話が出てきたのには、ちょっとびっくり。想定以上に各国の政策展開が早い。そんな印象。まあ…昨日報じられた経済対策の話が、何故か今日の日経には報じられていないのが、気になると言えばなるが…

やはり、G20の政策総動員宣言をなめてはいけないということなんだろうな。今後、追随してくる国が出てくるのか。

まあ、ちょっと面白い展開になってきた。当面はね。そんな感じがしてます。

G20により、リスクオフが一変するとの見方

浜口です。

さきの上海G20は、失望との見方が支配的なように思われますが…そんなことはない、現状のリスクオフムードを一変させる可能性がある。少数派でしょうが、そんな見方をしている向きがありますね。例えば武者リサーチ。

武者さんはもともと、ここもとの相場の下落、諸悪の根源は中国からの資本流出と考えていた。相場は中国次第、強気とも弱気とも言えないコメントをされていたようですが、G20の決定を受けて、強気に転じたようですね。以下、レポートの要旨を。

今回のG20は具体策に乏しいとの批判はあるが、それは違う。市場安定のために政策手段を総動員するとの声明は、投機家に対して、G20が一致して対峙する姿勢を鮮明にした。

人民元の価値維持の大義名分のため、中国は躊躇なく資本規制に踏み込むだろう。これで投機筋の人民元売りは経路を絶たれることになる。

原油価格は底入れ。今後は原油が悪役から善玉へ変わる。原油価格下落が先進国経済に対するプラス要因として顕在化するには、これまでにも18か月程度のタイムラグが必要だった。

これ以外のいくつかの要因から、市場の懸念は一掃され、年初のリスクオフムードは一変へ。

ざっと書くと、まあこんな辺り。当方も、この意見、違和感はない。日本もこれで、消費税増税の先送りや補正予算の実施等、日本の為だけではなく世界のために実施すると言う大義名分ができたんだと思う。キーワードは大義名分ですかね。

政策手段がどんな形で総動員されてくるのか、あるいはそうでは無いのか。分かりませんが、ちょっと見ものだなぁと言う気持ちにさせられましたね。

個人的には、久しぶりに相場に対して、アニマルスピリットが戻ってきた感じです。手もとキャッシュをどこで株式に投入するのかしないのか。

取り留めがなくなりました。この辺で。

景気循環論の説明力が低下?

浜口です。

米国の景気拡大期間が相当長くなっている。「景気循環論から見て、そろそろ景気後退局面ではないか?」との見方も聞こえてきます。私自身、景気循環論を用いた分析は大好きなんですが、残念ながら、この手法は最近、説明力が低下しているように思えるんですね。

在庫循環・設備投資循環・建設投資循環など、景気循環を見る指標がいくつかあります。このうち前者2つの多くは、製造業に関するもの。一方で日米の産業全体における製造業の比率は、日本が27%、アメリカが20%程度に過ぎない。年々低下してきた。一方で金融、小売り、サービスなどの第三次産業が占める割合は、日本が72%、アメリカ78%程度。年々上昇してきた。

したがって、製造業を中心に考える景気循環による分析は、ハマりが悪くなってきた。そう考えざるを得ない。う~む。このことは、個人的にはとても寂しいが・・・長い間には、産業構造には変化が起こりますよね。

でもこれを前向きに受け留めれば、ここまで長きに渡り景気拡大期間を迎えた米国が、循環論からそろそろ拡大局面が終了というロジックにはなりづらいとも言えますよね。

原油価格下落は、中国経済にはポジティブなんだが・・・

浜口です。

「中国経済が悪化したことが、原油価格下落につながっている。」そんな説明がまことしやかになされますが、ほんとか?
中国では、原油の需要は落ちていない。原油価格の下落は、やっぱり供給サイドのほうにある。これはデータがあるんで、当方はそう考えますけどね。

一方で原油価格の下落が、「原油輸入国として世界一である中国」に大きなメリットをもたらしている。この点はあんまり指摘されていない、というか、見逃されている。そんな気がします。

ちなみに2015年の中国は、輸出が前年比3.4%減少したのに対し、輸入は15%と大きく減少と。結果、貿易黒字は史上最大の黒字水準と。これは原油価格下落の影響が大きいわけですね。 2016年度は、貿易黒字はさらに増えることでしょう。原油価格が去年よりもさらに下落してますからね。
加えてまた、中国の貿易黒字の増加は、元高要因でもありますよね。

中国の景気後退と原油価格の下落は、ともにネガティブな対応として、マーケットのリスク要因として捉えられがちですが…低水準の原油価格が中国にポジティブな影響をもたらし、景気が持ち直す。元安懸念も後退する。原油安の評価、今後はそんな風に変わっていく知れませんね。まぁマーケットのセンチメント次第というところでしょうか。

う~む。ターニングポイントが、来るのか来ないのか・・・一応楽しみではあるな。

岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊②因美線で鳥取へ。砂丘散策の後で、サバのしゃぶしゃぶを。

浜口です。相場そろそろ、転換点なのか。どこでキャッシュ化した資金を再投入するかしないか、思案中。さて・・・こちらは、テツの分水嶺の話。岡山・鳥取・餘部・城崎温泉と周遊①岡山全日空ホテル・津山線の続きを。

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津山駅にて。これから鳥取に向かう。まずはキハ120のちっこい気動車1両で智頭まで。中国山脈の分水嶺越えを行うが、この津山から智頭の区間は、山あり谷あり。「青空か?」と思えば急に雪が降ってきたりで、ものすごくきれいだったな。特に冬に乗るには、おススメめの区間。

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津山から鳥取へ。因美線、三浦駅近く。加茂川沿いの車窓。きれいだよな。

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因美線、美作河井~那岐の間。景色は一変、急に雪景色に。この辺りが分水嶺なんだろうが・・・一気に越えるのではない。この区間、線路は分水嶺、山脈のピークあたりでクネクネと敷かれており、そんな中を越えていくパターン。ゆえに景色は、青空だったり雪だったり、ダイナミックに変わる。こりゃ・・・テツにはたまらないな。

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因美線、智頭~因幡社の間。もう完全に雪はない。鳥取が近くなってきた。山間部ではかなり雪が降っていたが、山陰・日本海側が近くなるにつれ雪がなくなるというのは、ちょっと不思議な気がする。冬の日本海側といえば、常に雪が降っているイメージがあるよな。

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鳥取に到着。まずはホテルにチェックインし、近くにある鳥取温泉の銭湯に足を運び、ほっこりと温まる。その後大急ぎ、日が暮れないうちに鳥取砂丘に。ここは昨年も訪ずれているが、やはり素晴らしかったな。雄大な景色。鳥取に来て天気が良ければ、足を運ぶ価値、大ありです。

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夕食は山陰のチェーン居酒屋「炉端かば」へ。ここでは、サバをまるまる1匹、しゃぶしゃぶで。いけすから出したばかりなので、何切れかは生でも食べてみる。旨い・・・野菜もたくさん食べることができた。実に大満足。会計も、「え?」っていうくらい安かった。人生、悪くないな。

次号に続きます。

G20、資本流出対策を協議へ!

浜口です。

これは良い話。今日の日経一面。G20、資本流出対策を協議へ 新興国通貨の安定狙うと。冒頭だけ引用しますね。詳しくは紙面を。

 20カ国・地域(G20)は2月下旬に中国で開く財務相・中央銀行総裁会議で、金融市場の安定化策を協議する。市場不安の震源である新興国の資本流出への対応が焦点になる見通しだ。日本を含む先進国の当局者の間には、過度な投機資金の動きを抑制する効果を期待する声も出ている。

 足元で円高・株安につながっている年初来の市場不安の底流には、中国をはじめとする新興国経済への懸念が漂う。新興国の成長鈍化で投資資金が引き揚げ、新興国通貨の値下がりを招き、世界の金融市場を混乱させている。そんな認識がG20当局者にある。このため今月下旬に上海で開くG20会議で、財務相・中銀総裁は新興国を巡る資金の動きを議題に取り上げる方向だ。
(引用終わり)

原油の暴落、中国問題、アメリカの景気後退懸念・・・今回の株価暴落、色々と犯人探しがされてますが、中国問題が大きい。根っこにあると思う。中国は景気減速もそうですが、資本流出と、それに伴う元の暴落懸念が重い。これがひいては、原油の暴落、アメリカの景気後退懸念にもつながってる。そんな図式と考えてます。

ここが改善されれば、相場の底打ちが期待される。記事の最後は、調整は難航するかもとのコメントも書かれているが・・・G20、少し先だが、どうなるか。良い着地を祈念する次第です。