安倍首相は、「解散は頭の片隅にもない」と言うが…

浜口です。日本株、戻ってきましたね。

先日ある銀行で勉強会を行ったとき、こんな質問を受けました。安倍首相は、「解散は頭の片隅にもない」と言っているが、どうなんでしょうか?」と。3月末あたりでしょうか。安倍首相から、こんなコメントがあったんですよね。

このコメントを聞いて、当方はちょっと驚いた。で、政治に関して、昭和の時代にしばしば言われていたことを、説明しました。それは:

「昔から首相は、解散については嘘をついても良いことになっているんですよ。これは政治の世界では、常識。少なくとも昭和の時代には。これは今でも、変わらないんじゃないですか?」と。

解散しないしないと散々言っておきながら、突然前言撤回し、抜き打ち解散する。これはある意味、首相冥利に尽きること。解散できると言う事は、解散後の選挙に勝てるという自信、その時の首相の力を表しているとも言えますからね。安倍ちゃんもとい、安倍首相の好みそうな展開と、言えなくもなさそうだが・・。

う~む、しかし・・・今の若い世代の銀行員にとっては、このことは常識ではない様子。ちょっと、驚きだったな。ということは・・若い世代の投資家にとってもこれは、常識ではないのか?あるいは若い銀行員が、単に不勉強なだけか?

取り留めがなくなりました。この辺で。

かつてないほど弱気な、日経ヴェリタスの論調

浜口です。

今朝届いた、日経ヴェリタス。まずは写真を。

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う~む。かつてないほど弱気な論調。こんな日経ヴェリタス、見たの初めてかもしれないな。かつての日経金融新聞時代も含め。ちょっとびっくり。

まあ当方の備忘録も兼ね、掲載させてもらいます。弱気の極み、逆指標の象徴となればいいんだが・・・ちょっと難しいかな。

相場、当分は安全運転で行くところなんだろうなぁ。

住宅ローン借り換え相談に。低金利のメリット、想定以上・・・

浜口です。

今日、とある大手銀行に、住宅ローンの借り換え相談に行ってきました。借り換え効果、想像以上にありますね。写真を。
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当方はこれまで10年固定、年利1.45%で 25年ローンを組んでいた。それを同じく10年固定、金利0.5%+アルファ、 20年ローンに変更したら、402万円超の借り換えメリットが発生すると。借り換え費用として約122万円かかるが、それを差し引いた上での、実質的なメリット金額と。
「当行は審査が厳しいほうなんですが、この固めの見積もりなら、浜口さんならまず、審査は通る」と。金利0.5%でも、いけるかもと。そうなんだ。凄いよな。。。

話を有利に進めるため、当方は保有しているキャッシュや運用資産の残高表も提示した。すると担当行員曰く、「なんだ・・・浜口さん、これだけ資産があるなら、わざわざローンを借りなくても。前倒し返済すればいいのに」と。

う~む。この行員、わかってないな。歴史的な「マイナス金利」下で借り入れ出来る状況、実においしい。投資家として、これを利用しない手はないんだって。故に敢えて借り入れを返済せず、株式投資を継続するんだって。配当利回りのほうが、住宅ローン金利よりも高い時代ですよ。ねえ?前倒し返済なんて・・・その逆をするべきでしょう?

当方は一年前、東京の本宅として、やや分不相応な高額住宅物件を購入しました。組んだローン部分は当然、株式運用で支払いを目指す。で万一の時や老後は、リバースモーゲージを活用する。場所がら、本宅は一定の担保価値が維持されやすいだろうから。

まあ言ってみれば、株式は現物で投資、現在はキャッシュ多めですが・・一方で住宅で一部、信用取引しているようなもの。今回はマイナス金利の影響もあり、その金利を下げてくれと交渉するチャンスが発生している。そんな感じですね。

まあ、今日の住宅ローン借り換え相談は、ローン手続きの勉強になった。これはあくまで前哨戦。これからさらに、よりコストが低いネット系銀行の見積もりも出してもらおうと思う。ネット系銀行は対面販売ではないので低コストだから、借換手数料がさらに安かったり、独自の保険追加キャンペーンなどもやってるらしい。楽しみだなぁ。

運用資金の調達コストの低下。まあこれも、資産運用の一環ですね。相場が良くないし、当方、当面、こちらの手続きに精出すことにします。
まあそれにしても・・・やはりマイナス金利、株式市場、もっと評価していいんじゃないのかな。今回は一例ですが、色々な形で、プラス面も出てくるというものだと思うけどな。

2015年はヘッジファンドの廃業が相次いだと。

浜口です。

今日の日経朝刊によれば、2015年はヘッジファンドの廃業が900を超え、2008年のリーマンショック以降で最大となったと。これはアメリカの話でしょうが、ちょっと驚かされましたね。チャイナショックの影響が大きいのかな。

業務を停止したヘッジファンドは、顧客に返金するため、利益の出ていた日本株とドルを売却したと。

そうか。ショートポジションをとって仕掛け、市場の下落を取りに行く果敢なヘッジファンドがあるかと思うと、廃業に追い込まれやむなく資産を処分している、そんな可哀そうなヘッジファンドもあるんだな。まぁ悲喜こもごもですね。

それにしても…このような、資産の処分売りが一巡したら、相場はどうなるんだろうか?そのタイミングで、何か好材料が出たら…と、まぁ当方、あんまり期待せず、ゆるゆると、相場をやってくことにします。

相場の潮目が変わるのは、いつかな。

センチメントの悪化が顕著だが・・

浜口です。

日本株の市場、特に大型株は、センチメント悪化が顕著ですね。今後の政治日程、株高につながるのか?で書いたような政策対応スケジュールが見込める中、為替市場含め、日本株にポジティブに反応しない。

今日の日経ヴェリタスに、こういう記事があるが…まぁその通りなんでしょうね。
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難しい相場。日本株は上昇シナリオも下落シナリオも、両方考えられる。現状の地合いが悪い事は間違いない。しかし相当程度、悪材料を織り込んでいるともいえる。

長期投資なのか短い期間の投資なのかにより、投資行動は異なるんでしょうが…買いポジションを持つにしても、現状は、無理のない範囲で。ゆっくりと次の展開を待てる、余裕のある範囲で。相場が好転したら、アグレッシブに買い玉を増やせるように。ありきたりの結論だが、日本株を保有するなら、まぁそんなところになるのかな。

でも・・・これまでの経験だと、終わってみれば往々にして、こういうときが絶好の買いチャンスだったということも多かったわけで・・・悩ましいですね。相場はいつも。でもまあ、ボトムフィッシングが美徳ではないからな。決して。

とりとめがなくなりました。この辺で。

今後の政治日程、株高につながるのか?

浜口です。

今日の日銀短観には、さほどサプライズはなかったが・・・この相場の下げといったら、まあ。
ちょっと過剰反応な感はあるが・・まあ、これが現実ですね。

さてさて
今後の政治イベントで株価に影響与えるものを考えてみると、下記あたりかな。

4月28日29日日銀の展望レポートと政策決定会合・・・追加緩和かな。今日の短観の中身を見る限りでは。

5月26日27日伊勢志摩サミット・・・景気対策は、やるだろうな。

7月は衆参ダブル選挙・・・消費税上げは先送りだろうな。

以上を受け、株価にポジティブな影響があるのかないのか。都度、景気、株価のテコ入れを図ることになろうが、どの段階で株価上昇のカタリストに、なるのか、ならないのか。。。まあ、見ものですね。

NYダウと日経平均の乖離が顕著

浜口です。

またもまたも、NYダウと日経平均の乖離が顕著になってきましたね。

まあドル安円高が進んでるんだから、仕方ない。こんなもんじゃないのか・・・そんな意見も聞こえてくるが、どうなんだろな。当方は現状、サヤ寄せすると考えるが・・・どうかな。

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全人代での中国の財政政策は「満額回答!」と

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浜口です。皆さん既にご覧になっているでしょうが…今朝の日経新聞のこの記事、良いですね。資源価格に底入れ感。その背景には、中国の財政政策があると。

中国では全人代で、交通網整備など年2兆元(34兆円)超を投じることが表明された。この大規模な財政支出に対して、SMBC日興証券の肖シニアエコノミスト曰く、「財政政策は満額回答だ」と。

問題点がだんだんと解決してくっていいな。やはり先のG20が相場の転換点になったのかな。当方、そんな想いを強くしてますが、どうかな。

大手証券3社の主要企業の業績見通し

浜口です。

市場は、年初来続いていたリスクオフムードがようやく一服。少し前に時期が来れば、悲観に振れた振り子は戻ると書きましたが、そんな展開に、足元ではなっているのかなと思います。

さて:
今週号の日経ヴェリタスに、大手証券3社による17年3月期の業績予想が載っている。見やすい一覧表。掲載します。当方自身の備忘録も兼ねて。

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いずれも前回の予想よりも若干の下方修正。 全産業ベースの2017年3月期の経常増益率は、昨年末には6から9パーセントとみていたが、これが4から7%に見直されたと。 1ドル120円の円相場の前提を、110円から117円の円高方向に見直したことが主な要因と。

まぁこれが、現状の市場のコンセンサス。そう理解しておきたいと思います。

G20の政策強調の結果、早速出てきたのか?

浜口です。

昨日も書きましたが、G20の政策協調宣言の効果、早速出てきたように思いますね。まずは中国の準備率の引き下げ。続いて、日本の総合経済対策の話が伝えられた。

当方、昨日のブログは早朝、東京株式市場の寄り付き前に書いたんですが、株式市場の立ち会い中にいきなり、経済対策の話が出てきたのには、ちょっとびっくり。想定以上に各国の政策展開が早い。そんな印象。まあ…昨日報じられた経済対策の話が、何故か今日の日経には報じられていないのが、気になると言えばなるが…

やはり、G20の政策総動員宣言をなめてはいけないということなんだろうな。今後、追随してくる国が出てくるのか。

まあ、ちょっと面白い展開になってきた。当面はね。そんな感じがしてます。