日本株、9月最終週の信託銀行の先物買い期待

浜口です。ニュースモーニングサテライトで先ほど東海東京調査センターの仙谷さんがコメントされていましたね。これは初めて聞いた。備忘録入りかな。

曰く。日本株には3月最終週と9月最終週には、信託銀行の先物買いと、それに伴う株価上昇が期待できると。そんなアノマリーが存在すると。そうなんだ。その状況を示すフリップも掲示されていたが、この写真は撮り遅れました…

背景には、それぞれの週の過去半年期間に、ファンドに入ってきた配当金のキャッシュ部分の株式購入を、このタイミングで先物により行う傾向があるからと。そんなコメントでしたね。3月決算で落ちた配当金、これが振り込まれるのが6月あたりだから。この分の買いが期待できると言うことかな。

信託銀行のファンド。まぁ年金か公的資金なんでしょうが。これは配当が入金されてもすぐに株式を買うことはせず、期末に調整する。そんなルールがあること言うことなんだろうな。おそらくは。

どうなるか。

トルコ。政策金利大幅上げにもかかわらず、市場金利は低下。なぜか?

浜口です。

昨日のトルコ中央銀行政策決定会合では、予想を上回る大幅な利上げが発表された。具体的には1週間物レボ金利を17.75%から24%へ上昇させた。市場のコンセンサスは21%程度の上昇だったため、これはポジティブサプライズ。

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これを受け、トルコリラは急騰。それはまあ自然な流れとして。驚いたことに、写真の通り。政策金利を大幅に上昇させたにもかかわらず、市場金利は低下している。

債券の理屈からすれば、政策金利の上昇は長期金利の上昇、債券の価格低下につながる。ところがこの日のトルコ国債は、政策金利が上昇する中、利回りは低下(価格は上昇)となった。

市場のコンセンサスを上回る利上げが出来たことが好感され、将来のインフレ懸念が低下した。こう説明するのが1番シンプルかな。

今回の想定以上の利上げ、大成功だと思う。いわゆる「ブラジル方式」を採用することを渋っていたエルドアン大統領が、しぶしぶ同意したんだろな。

この「ブラジル方式」についてはまた、違う機会に説明させていただきます。まぁ、まずは良かったな。当面のトルコ、ひいては新興国全体の安定に資するでしょうね。

う~む。当方のトルコ・リラ暴落だが…参戦してみた。可能性はとても低いが、デフォルト覚悟で。も、まずは報われた。よかよか(笑)

補正予算と株価

浜口です。これは備忘録入りかな。

ニュースモーニングサテライトで野村証券の松浦さんがコメントされていますね。災害とそれに伴う補正予算について。安倍首相の3選に伴い、比較的大型の補正予算が見込まれていると。
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2012年度以降の平均では、補正予算が汲まれる50日前位から株価が上がりだし、それ以降も株価は上昇がすることが多いとのこと。今回もこうなるのか。

もともと来年10月の消費税上げに伴い、ショックを和らげ得るため、補正予算は必至とされてきた。それがここもと、大阪の地震、岡山広島を中心にした洪水、関西空港の水没、北海道地震と災害が相次ぎ、それが逆に、補正予算の大型化をもたらす空気になっている。

今後の日本株にとってポジティブな話と考えますが、どうだろうか。

世界同時不況の足音が聞こえる?

浜口です。これは今日の日経新聞朝刊の大機小機の記事。世界同時不況の足音が聞こえると。

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リーマンショックから10年を迎えるタイミングだからかな。この手の記事が掲載されることが多い状況なんでしょう。

この記事の内容について、違和感は無い。よくまとまっていると思います。でも仮に仮にこの状況が起こるとしても、今ではないだろうなぁ。早くても来年半ば以降なんだろうなぁと、個人的には思いますけどね。皮膚感覚的に。

米イールドのフラットニングについて再考

浜口です。モーニングサテライトで、慶応大学教授の白井さんがコメントされていますね。備忘録入りかな。

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アメリカはこれまで大量の国債を買い入れている。長期国債も大量に買っている。その結果、長期金利が上昇しないわけであり、FRBが政策金利を上昇させることに伴うイールドのフラットニング、あるいは逆イールドが将来あるにしても、景気後退を表すものではないと、F R Bのパウエル議長が、自らそう言っているではないかと。

まあ…この考え方をベーシックにすべきと言う気はしますね。

今日の日経朝刊総合5/6面、いいな。

浜口です。
今日の日経朝刊総合5/6面、いいな。
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企業の内部留保が6年連続最高で、446兆円に達していると。そのうち現預金保有は221兆円と。積み上がり過ぎだな。企業の内部留保に課税する案、以前、出てませんでしたかねえ。どうなったんだろうな。それをやれば、企業はM&Aでも配当どうでもいいが。内部留保削りに躍起になり、株価が上がると思うけどなぁ。やり方次第によっては。

次に、AI投信ただいま学習中と。「万能」のはずのAIが苦戦していると。

まあ、この投信を保有してる投資家からすると、シャレにならないが・・それにしてもこにタイトル思いついた日経の記者さん、ウィットに飛んでるな(笑)こういうユーモアのセンス、いいな。

イールドのフラットニングで景気は悪化するのか?

浜口です。

ニュースモーニングサテライトで、J.P. Morgan鵜飼さんがコメントされていますね。アメリカではイールドがフラットニングしつつあるが、それに伴ってただちに、景気が悪くなるわけではないと。

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この見方には賛同できますね。この点についての、当方の解釈を。朝からゴーマンかまして、よかですか?一般論ですが。

イールドのフラットニングや、逆イールドになると景気が悪くなると言うのは、債券をやってる人のポジショントークであるケースが多いと、基本、考えることにしています。

債券のストラテジストやファンドマネージャーは、基本、景気が悪くなって欲しい。そうすると債券が値上がりするから。

あと銀行員の彼らは、景気にネガティブなことを言うことによって。われわれは非常に物事に対する考え方が慎重なんだと言う姿勢をアピールしたい。このことは、銀行員としての自分たちの出世のベクトルと整合的。そんな状況が見え隠れすることが多いんだよな。この辺は当方、以前銀行員でしたので。リアルにわかるんですよね。物事の見方に慎重でない人は、評価されない文化がある。

まぁ特に日本においては、失われた20年においては。慎重な見方は正しかったから、それはそれで良かったんだけれども。今後も引き続き、こんなバイアスのかかった考え方でいいのだろうか。ちょっと疑問なんですよね。

いずれにしろこの手の議論で申し上げたい事は。話をしている人が株式畑か債券畑かと言う事を踏まえた上で話を聞いたほうがいい。債券畑の人が景気が悪くなると言っている場合は、それこそ慎重に受け止めた方が良い。これはかねがね、筆者が考えていることなんです。

くどくなりましたが、ご参考まで。

株式上達セミナー

浜口です。ちょっと懐かしい本を買ってみました。と言うより、久々だな。買い直してみました。

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株式上達セミナー。故林輝太郎先生の著作の中で、最初に読んだ本。初版が1986年とあるから、林先生が60才の時に書かれた本と言うことになる。今から32年前。バブルになる前の上昇相場中に出版された本なんだな。

この本は熟読したつもりだったが・・・正直言って、最初の頃は何を言わんとしているのか、よくわからない部分も多々あった。時を経て、歳を重ねた今なら、多くが理解できてると思うし、一方で、新しい気付きも多くあるように思う。

この本のはしがきを読んだ段階ですぐに、懐かしい、あの林輝太郎節が、よみがえって来た。これから読み進めていきます。楽しみだな。

それにしても。。。先生の事務所に出入りさせていただいていた頃が懐かしいな。このあたりは、故林輝太郎先生の言葉。適当なところで利食いして、涼しい顔していればいい…で少し、触れさせていただいています。

中間選挙年にパターンあり

浜口です。

ニュースモーニングサテライトで三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸さんがコメントされてますね。備忘録入りかな。アメリカの中間選挙がある年の日本株のアノマリー。年後半上昇と。

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中間選挙年は、米国大統領は支持率を上げるため、策略に出る。日本に対してもプレッシャーをかける。それが懸念され、日本株の株価は影響受けることが多い。しかしながら結果が出たら、株価はファンダメンタルズに回帰する。と言うより、正確には、結果が出る前にマーケットは底打ちする。ネガティブな影響を前倒しに織り込んで。

現在日米のファンダメンタルズは良好、企業業績は増額修正傾向なので、株価は上がるだろうと言うロジック。まぁ納得できますね。

時代は変わる。現在と30年前とで。株式時価総額の変化に唖然・・

浜口です。これは備忘録入りだろうなぁ。

今週号の週刊ダイヤモンド。「平成経済全史30年」から。これは目頭が熱いな。

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この写真が提供している情報は、とても含蓄深い。皆さん、各自、分析してください。
この30年での、企業の栄枯盛衰。これ、左右とも、世界のランキングですよ!う~む、これは凄い。こんなにも変わってしまったんだな。

ちなみに。日本が世界に誇るトヨタ自動車。足元では当然日本一だが、世界の時価総額ランキングは35位ですって。う~む。これが現実なんだよな。

日本の失われた20年、メガバンクの凋落。一方で米国のFAANGに代表される新しい産業の勃興。
先般、ノーベル賞をもらったかのBob Dylanは唄った。The times they are a-changin’。邦題:時代は変わると。

本当にその通りだな。時代は変わる。経済もしかり。ため息が出るな。

取り留めがなくなりました。この辺で。