欧米の緩和策は円高招かずと・・・

浜口です。
今日は市場は軟調ですが、ここのところ、ちょっと良いムードになって、きましたね。
浮上する円安シナリオ、日米欧の金融緩和の意外な側面・・・・これ、今の為替市場、うまい具合に説明してるなと、思いました。曰く、欧米の緩和策は円高招かずと。根拠は:
①まずECBによる南欧国債の購入。確かに無制限の買い入れは強力な措置であり、スペインやイタリアの国債利回りを押し下げる効果は小さくない。だが円・ユーロ相場に大きく影響する金利として市場が注目するのは、専らドイツ国債の利回り
だ。
ドイツ憲法裁判所が12日に欧州安定メカニズム(ESM)に合憲の判断を示したこともあり、今回の緩和策を受け、ユーロは欧州経済の安定期待から買われやすくなるのではないか。
②FRBも同様だ。今回、期限や総枠を定めずに購入することを決めたのはMBSであり、米国債ではない。実際、FRBが緩和策を発表した直後、10年物米国債利回りは低下するどころか、一時的に上昇している。欧州と同じく流動性供給の拡大期待はリスク資産の価格を押し上げ、ドル買いを誘発する可能性が高い。
③一方、日銀はどうか。今回の追加緩和で買い入れ拡大を決めたのはすべて日本国債。緩和策が国債利回りを押し下げる効果を期待できる。と。
詳しくはHP,本文をご覧ください。当分はリスクオン、円安株高、期待できるんだろうか?・・・

市場がリスクオンの展開に?

浜口です。
ECBによる、無制限の国債購入のスキーム、FRBによるQE3、市場にインパクトを与えましたね。
世界的な金融緩和合戦。日本の行動力のなさが、実にもどかしく感じられるが・・・。日本も相対的に劣後しないように、お金をばら撒かないとな。
なんにしろ、市場がゆるやかな、リスクオンの展開になってきたと思う。ここまでは。円安、株高。特に欧米の株が上がってる。スペイン国債利回りも、急低下。
金融緩和も、株高も、次は日本の番になると良いのだが。。。さあ、どうか。

吉田茂の奮闘と苦悩 NHKドラマ「負けて、勝つ」

浜口です。
NHKで、土曜日9時からやっていた、吉田茂の奮闘と苦悩 NHKドラマ「負けて、勝つ」。実に、良かったですね。全5話、引き続き毎週土曜日に、やるらしい。全部、見てみたいな。
初回の内容は、当方が理解している史実に、概ね沿った、内容だった。このあたり、龍馬伝とは、かなり違うニュアンスだと、思うな。近衛文麿については、かなり、頼りなさげ風な演出、だったが・・・。
今後は、昭和初期の経済にも触れてくると思う。日本の株式市場の歴史を知る上でも、興味深いかも、知れませんね。池田勇人あたりも、登場人物、でしたし。
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もし吉田茂のこと、ドラマのストーリーなどを手っ取り早く、知りたければ。これ、おススメです。相当昔の、漫画ですが・・・当方はこれを、先日、Book Offで、見つけ、購入しました。ご参考まで。

ドル円のヘッジコストが、史上最低水準と。

浜口です。
今、ドル円のヘッジコストは、年間で、0.09%程度と。これ、史上最低水準ですよね。
巷間、アメリカのQE3の実施が言われだしてるが、ドルは、以前のようには、売り込まれなく、なっている。
日米金利差は、もう縮小しようにも、限度があるということですよね。
まあ・・・・・いろいろあるが、ドル円為替については、円高余地は限定的、どこかで円安という理解で、良いのかな。

日野自・いすゞなど、北アフリカ市場 開拓

浜口です、8月30日の日経から。
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日経トラック各社、新興国向け販売、北アフリカに進出と。この業界、新興国市場開拓、着実に広げてるようでは、ありますね。
上記は、前回、やっぱり!株は上がるぞで、日本株の強気の根拠で書いた中の:
③世界の人口は、毎日23万人づつ増えている。世界中の人々が、より豊かな生活を求めてやまない。企業のビジネスチャンスは、爆発的に拡大する。日本企業も然り・・・
これに広い意味で該当、するんでしょうね。

やっぱり!株は上がるぞ

浜口です。最近当方、facebookのやり過ぎで、読書量が減ってるな・・・と、澤上 篤人氏著「やっぱり!株は上がるぞ」を買いました。
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ざっと、流し読みしたところですが・・・熟読の価値、あるように思われましたね。日本株の強気の根拠、主なところは:
①日本株の需給改善。持ち合い解消、もう売るものがない。②世界的な債券バブルは、時間の問題で崩壊。債券から株式へ、強烈に資金シフトが起こる。日本株も当然、資金の受け皿になる。③世界の人口は、毎日23万人づつ増えている。世界中の人々が、より豊かな生活を求めてやまない。企業のビジネスチャンスは、爆発的に拡大する。この需要を取り込むことが出来る、優れた日本企業も当然、この恩恵を受ける・・・この3点と読みました。
それ以外にも、様々な角度から、日本株を買えないと思われている理由について、ひとつひとつ、潰している。加えて、機関投資家の株式運用と、それに関連する問題点について、詳しくリアルな説明が、されています。
読み方次第、読む人がこの本から、何を得たいと考えるかによるのでしょうが・・・なるほどなと思わせられる点が、多い本でしたね。おススメです。

週間ダイヤモンド恒例のホテル特集に、時代の流れを感じたな・・

浜口です。久々に、経済に関係した話を(笑)

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ダイヤモンド8月25日号。年に一回特集する、恒例のホテル特集。これで当方、時代の流れを、光と影を、実に感じましたね。

まず、「影」のほうは、銀座一丁目にある、ホテル西洋銀座。来年5月に、閉鎖されると。ここのコーヒーショップなど、素晴らしかったが・・・セゾングループの衰退の影響が、大きいんですかね。あと、目白のフォーシーズンズも、椿山荘との提携を、解消すると。事実上の撤退だな。

ホテル西洋銀座は87年、目白のフォーシーズンズは、92年に開業と。当方、共に、華やかなりし頃を知っているだけに、淋しくなりますね。そういえば以前は、両ホテルとも、外資系証券主催のパーティ付セミナーに、使われていたよな・・・。
一方で「光」のほうは、丸の内、皇居の前にある、パレスホテル東京。リニューアルオープンしたばかりですよね。当方もこの前、行ってみた。こじんまりとしてますが・・・なかなか、良い感じでしたね。

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パレスホテル東京のバーからの眺め。真ん中に見えるのは。行幸通りというんでしょうか?東京海上日動ビルと、郵船ビルの間にある、通りですな。

あと今度、ついに日本上陸!2014年、東京にアマンリゾート開業なんだそうですが・・・・これ、場所、大手町の、旧富士銀行本店の跡地ですよね。
こちらも、時代の流れというか、産業の変化を感じさせられる話ですね。諸行無常と・・・。

いすゞのアナリストレポート

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浜口です。いすゞのアナリストレポート。8月15日付。2015年3月期のアナリスト予想EPS60円に対して、目標株価が570円。この株価で逆算すると、PER10.5倍。
レポートを見ると、13/3から、過去最高益更新が続くとの従来見解に、変更なしと。ポジティブな書き振りです。
この銘柄の目標株価、13/3のEPSに対し、PER10.5倍を見込む・・・そんなもんか?もう少し高いPERで評価しても良いと思うが・・・どうなんだろ?当方の皮膚感覚と、合わないが・・・・・・目標株価算出の根拠は、レポート表紙の写真にある通り、説明されているが。
これはこの銘柄に限らず、市場全体にまだまだ、弱気ムードが蔓延しているということか。今後、株式市場が回復してくれば、それに比例して、目標株価も上がってくる。例えば、PER15倍で評価とか。当方はそう考えますが。。。どうなるか。

夏の読書。昭和史(下)1945-1989

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浜口です。
夏の読書におススメ。昭和史(下)1945-1989 中村隆英 著 東洋経済新報社
今日は、8月15日。戦争は、悲惨な出来事でした。しかしそれ以降の、奇跡的な日本の、経済復興のダイナミズム。それを可能にした日本人の国民性、当時の政治のリーダーシップ。そんな戦後の歴史に、当方は強い関心があるんですよね。
この本はそのあたり、とても詳しい。しかも、読みやすい。おススメです。戦後の日本経済、高度経済成長の様子も、よくわかります。東洋経済の本か・・・石橋湛山がイメージされるな。本の内容とも、相まってな・・・。
と、毎年恒例、8月15日近くになると、このような歴史書のコーナー、本屋さんに設置されますね。これはこれで、季節を感じますな。

株式崇拝は、死に絶えつつあると・・・

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これは8月始めの、日経の記事。米国株式に関する、話ですが・・・・
「債券王」が、株式崇拝は、死に絶えつつあると・・・株式の長期保有を通じて、大きな利益が得られる時代は終わりつつあるとの見解を示したと。
なんでなんだろ?理由が良く、わからないが・・・。アメリカの潜在成長率が、下がっていくという意味なのか?この低金利バブルの債券に、投資妙味があると?そうは書いてないが・・・でも、だとすると、違和感があるな。
でもこのようにね。
相場に関して、このように識者から断定的なコメントが聞かれた場合、往々にして、そうはならない。これがこの記事を見て、当方がまずは、イメージしたことなんだけどね。
さあ、どうなるか・・・。こんな記事があったと後々分かるよう、記録しておきますな・・・。