バフェット氏はチャンスに投資出来てないことを問題視?

浜口です。5月8日付け日経ヴェリタスは、なかなか内容が豊富ですね。

今回の特集、トップ記事のタイトルは:「不滅のバフェット投資、78歳『残りの人生も買い続ける』」とのこと。タイトルを見れば、内容はおおむね想定できますね。

この中で、「リスクを取って失敗するよりも・・・投資しないことを問題視」という記事の文章が、心に残りました。引用します。

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アメリカの金融システム不安の終焉

浜口です。米銀のストレステスト(健全性審査)の結果が発表されましたね。

この内容はともかく、米国の金融危機問題は大きな転機を迎えたと思います。昨年9月以降の最大の問題、米国の金融システム不安自体は、ほぼ解消したと理解して良さそう。今後は個別銀行レベルの話になるんでしょうね。

こと米国に関しては、株安の元凶である「金融危機」「景気後退」の前者が片付きあるということ。欧州はまだ一波乱あるのかもしれませんが、政策対応が着実に前進、市場が正常化の過程にある印象を持ちます。

日興アセットの売却先は?

浜口です。相場からは少し外れるんですが。運用業界の話。

米金融大手シティグループは1日、傘下の資産運用会社、日興アセットマネジメントの売却に向けた1次入札を実施した。とのことですね。

日興コーディアル証券については、三井住友FGが「お買い上げ」することに決まりました。同業者としての個人的な意見ですが、日興アセットマネジメントが三井住友FG以外の別のグループに買収された場合、今後、販路が大丈夫なのかな?という素朴な疑問がありますね。

実際、足元でも同社は日興コーディアル証券を大いに当てにしているようですし。

これはとてもセンシティブで重要な話。投信会社にとって、販路確保は生命線だと思うんですけどね。それとも「捨てる神あれば拾う神あり」となるのかな?まあ、余計なお世話ではありますが。

いずれにしろどこが買収するか、そろそろ決まるタイミングですね。

日経225が引け新値

浜口です。株式相場が堅調ですね。

日経225は、3月は10日が7054で底打ち後2500円強上昇。4月は横ばいだったんですがここにきて上昇、5月1日には指数が引け新値になりましたね(TOPIXは、新値にはなっていませんが)。

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金融・財政政策は「100年に一度」レベル

浜口です。昨年年末にかけ、当ブログで何度か「今回の経済・金融危機は100年に一度のものではない」とのことを書きました。

一方で足元の金融政策、財政政策については、「100年に一度」レベルのものがでていると思うんですね。

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株価急騰に備えよ(笑)??

浜口です。ドイツ証券の武者さんが日本株に対し、4月19日付でカンカンの強気のレポートを出してるということなんですね。

なんでも、「いよいよ悲観論では梯子を外される場面となった、株式の鋭角回復を想定せよ」と言う趣旨のことを言っているそうなんです。本年中にリーマンショック前の水準までの株価回復の可能性が高いとの見解を示しているとのこと。

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ストレステストの秘密主義に不満の声

浜口です。先般書きましたアメリカのストレステストについての続き。秘密主義に不満の声もあるようですね。

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ストレステスト

浜口です。アメリカはガイトナー財務長官が音頭を取って実施中の、米金融機関のいわゆる「ストレステスト」。今月末に結果が公表される予定であり、非常に注目されるところです。
これについては8日のNYタイムスに、「審査対象の19社すべてが審査合格の見通し」との報道が実際にあったようですね。

この件、先週木曜あたりに日本時間で一部ロイター経由で報道され、株式の上昇要因と理解されてましたが、その後は一切、この件が聞かれなくなりましたよね。変だなと思ってましたが、実際には報道されているようです。ご参考まで。

ストレステストについては、ガイトナー財務長官が事前の情報リークを非常に嫌ったという話が聞こえていますね。だからNYタイムス以降、一連のマスコミが本件に触れなくなった???

大不況の経済学入門

週間ダイヤモンド4月4日号「大不況の経済学入門」は、挑発的なタイトルのセンスはさておき(この手の経済雑誌は、どうしてもこうなりますよね)、内容は相当の力作と感じられました。「保存版」だと思います。ご一読をお勧めいたしします。

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相場も底打ちか?

浜口です。株式市場の潮目が変わったと考えます。相場は底打ちした可能性が高く、当面はまだ不安定でしょうが、徐々に底値圏から脱出する動きになっていると考えます。

そう考える理由ですが、前回書きました景気底打ちの可能性とともに、市場が悪材料に反応しづらくなっていることがあります。一例ですが:

3月31日、GM新トップのヘンダーソン社長はいきなり、GMが連邦破産法11条適用申請を視野に入れていることに言及しました。が、このネガティブインパクトによる市場株価下落は2日で終了、4月3日には日米とも、ここもとの高値をクリヤーしている。この点を重視します。

景気敏感の大型株が戻りを先導するのかな?