浜口です。
欧州が量的緩和に踏み切りましたね。日本株は概ね好感している様子です。
これは日経新聞1月23日の総合2面に掲載されているグラフ。欧州では足元、銀行のECBへの預金金利を-0.2パーセントとマイナス金利に設定していることがわかります。つまり量的緩和により市中銀行に供給されたお金をECBに預けっぱなしにしておけば、銀行は0.2パーセントの金利をECBに払わなければならない状態。
一方で日銀においては、この部分の金利はプラス0.1%。つまり銀行が国債の買取で供給された資金を日銀に預けっぱなしにしておけば、0.1%とはいえ、金利が付くと言う事。銀行にとって、無理に貸出に出さなくても、わずかながら利ざやが取れることになる。
ECBのマイナス金利は効果があるのだろうか?あるいは日銀もECBのように、日銀の対銀行預金金利をマイナスにしたらに持っていけば、銀行の行動は変わる。つまり、日銀預け金を減らして融資に回すなり他の資産に投資せざるを得なくなることで、資金が回るようになる。。。そういう展開になるのでしょうか?
その辺、未知数の部分が多いので・・・今後を注視したいところですね。