No.1アナリストがいつも使っている投資指標

浜口です。

久々に株式運用の本で読んでみたいくなったものが。参考になりましたね。これです。大和証券の吉野アナリストの著作。

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この本からは、様々なことを読み取ることができる。人により投資スタイルは様々に異なるのでしょうが、それぞれに有益な本だと思います。当方に最も響いたのは、予想以上に、低PBR投資の有効性を説いている点。本全体を通して、低PBR投資の有効性がしばしば言及されています。

一例ですが、超長期投資に銘柄選別の4段階として、① PBRが 0.8倍以下②自己資本比率が業種内で 2割未満を除く③予想経常利益がプラス④配当利回りが2%以上と。

驚いた。当方が、15年近く前に書いた本で説明した買い銘柄スクリーニングの条件とほぼ一緒。ちょっとびっくり。デフレの時代でない限りにおいては、有効な投資指標は今も昔も変化ないんだなと、妙に納得。一流のクオンツアナリストの、お墨付きをいただいたような気持ちになりましたね。

ギリシャ首相、全面譲歩の報と・・・

浜口です。

ギリシャ首相、全面譲歩の報で欧州株急騰と。

う~む。当方が6月29日に書いた、ギリシャ問題の急展開…どこが日本株の買いタイミングになるのか

この日の日経平均は、ギリシャ不安から500円以上の下げ。特に寄り付きは買い玉の投げが殺到したのでしょう。酷かった。これに対し当方、「実は、当方が狙っている銘柄、今日の日足を見ていると、寄り付き安値の銘柄ばかり。今日の寄り付きが絶好の買い場だったのか…まあそれは早計でしょうね。おそらく。」と書いているが・・・残念ながら、悪い予感が的中。「やはりこの日の寄付きが絶好の買い場だった」ということになるのかな。

まあ・・・日本株、買えてない分は、高値は追いかけないことにしよう。次のチャンス、9月のSQにかけて。アメリカの利上げが喧伝されて、ヘッジファンドが売り込む。そのタイミングまで待つ。現状はそのスタンスを堅持するつもり。

う~む。株式投資は、修行だな。まあこれは、良くある話。株式、早く買って楽になりたい。こんな気分になるの、久しぶりだな・・・

ギリシャ問題の急展開…どこが日本株の買いタイミングになるのか

浜口です。

いよいよチャンス到来。ギリシャ問題の急展開…どこが日本株の買いタイミングになるのか。

以前ブログでも書いた通り、当方は4月末に日本株を一部、キャッシュ化しているので、どこかで組み入れを増やしたいと思っていた。その矢先に今回のことが。チャンス到来と考えてるわけです。

実は、当方が狙っている銘柄、今日の日足を見ていると、寄り付き安値の銘柄ばかり。今日の寄り付きが絶好の買い場だったのか…まあそれは早計でしょうね。おそらく。

でも当方は、ギリシャ問題のにわか評論家ではない。日本株のなるべく安いところを買いたいと思っているだけなので、今後、株価が今日の寄り付きを下回って行くかについては、一応、注視すべきと考えます。

後は、自分のクセですよね。当方はこれまで、こういうショック安の時に株を買う際、往々にして早過ぎることが多い。そのクセを踏まえて、行動していきたいな。

スケジュール的に意識すべきは、ギリシャの国民投票が実施される7月5日ぐらいかな。現状、それ以上のことは考えても、意味ないでしょう。考えに考えて、悪手を打つ。これも今までの経験から、自戒しないと。深く深く考えても、儲けにはつながらないって。

まぁ、選択肢は二つ。一つは今後、大幅安した翌日に、段階的に買って行く。もう一つは・・・今後、株価はどこかで底打ちするだろうが・・・これは底打ちしたな・・・そう認識された時点、つまり株価が上昇に転じた後、 なるべく早く底打ちに気付き、ドカンと一回で買う。そのどちらかだろうなぁ。当方の性格からすると、前者の方法になりそうだが、本当に賢いのは、後者なんだろうなぁ…なんて事を、漠然と考えています。場合によっては、9月のSQまで、買いをこらえるかもしれません。

さぁどうなるか。まあ、今後次第だな。取りとめがなくなりました。この辺で。

「日本株 6月18日に起こること」…は起こらなかった

浜口です

一応、ご報告まで。

ある有名週刊誌が書いていた、日本株 6月18日に起こること は、実際には起こらなかった。具体的には、この書きぶり:

「6月16日、17日とアメリカの FOMCがある。 さすがに6月にいきなり利上げすると言う事はないと思うが、9月に利上げの予定だと示唆するだけで、大きなインパクトになると。で、6月18日以降の下げにつながると。市場はアメリカの売り上げをすでに織り込んでいるという人もいるが、それは甘い。利上げが決まれば日経平均は大きな調整を余儀なくされ、6月に 1万8000円台まで落ちることもあるでしょう」

に対し、そもそも、「9月に入り秋に利上げの予定だ」と言う示唆がなかった。ゆえにそれ以降書かれていることも、起こらなかった。

まあ…これはよくある話。それ以上でも以下でもない。この週刊誌、運用の専門誌ではない。大衆紙。センセーショナルな話題を書きたかっただけ。外れたことを、問われることもないでしょうね。出版社の社内からも社外からも・・・

まあ当方としては、「巷ではこうも言われている」ことを確認する意味はあったかもしれない。それ以上でも以下でもないかな。

サラリーマンが出世するメリット、顕著に低下か?

浜口です。

ふと頭をよぎった事なんですが…

これを口にするのはタブーなんだろうが・・・昭和の時代と比較して現在は、企業において出世するメリットは、明らかに低下してますよね。

当方が会社員になったときは、当然、平社員。部長は天皇のように見えた。若い社員は恒常的に残業しており、部長は定時には会社を出ていた。偉い人から退社するイメージですね。
また銀行では、支店長は地元の企業のトップとの飲み会が主な仕事。床柱を背負って。お金を借りてもらうではなく、貸してやる時代。

あと商社マンのインセンティブは、なるべく若いうちに役職者になる。そうすると、自分で使える交際費の額が飛躍的に増えて、それをプライベートでも使える。実質可処分所得の増加。で、 セクハラもうるさくない時代。同じ会社の女性社員を誘ってフレンチを食べに行ったりする。そして…そんな話をかつて、商社の一般職の女子社員から聞いたことがあります。だから商社はオスの社会そのものと。商社マンは営業部門でかつ、出世しないと意味がないと。

仕事ができる人=自分で使える交際費が多い人。そういう人には 女性も注目する…男性にとっては、なんとも、モチベーションが上がる話ですな?(笑)

翻って、現在はどうでしょう。

さすがに企業の社長になればやりがいはあるでしょうが、部長や執行役員ぐらいだと、責任が重くなるばかり。時間の自由がなくなる。銀行の支店長は、自ら営業に駆けずり回る時代に。商社マンはわからないが…以前とは状況、同じではないだろうな。

現在、働く人に求められているもの。それは、時間の自由、金銭的な余裕、自分に向いた仕事を行うこと。その点を考えると、仕事を選ぶと言う点では、転職。そして金銭的な余裕は、出世ではなく、資産運用で獲得する。これが現代の理想の生き方だと思いますね。社内での名声?地位?まぁそういうのがお好きな方は、お好きにどうぞ、椅子取りゲームを…かな。

違った角度から見れば、安定的なサラリーが入ってくるからゆえ、株式のリスクを比較的大胆に取ることもできる。サラリーマンと株式投資は、相互補完関係にあるな。相性が良いって。

う〜む。最後になってようやく、話が株式投資とリンクをしましたな?(笑)とりとめがなくなりました。この辺で。

18年問題と言うが…

浜口です。

今日の日経ヴェリタスに、「債券市場忍び寄る18年問題」と言う記事がありました。これは注目記事かと。

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まずは、日銀が現在の国債の買い入れを続けた場合、2016年には買い入れる国債がなくなり、機能不全になるという趣旨のコメント。まぁその辺は、黒田日銀がいろいろ対策を考えていくところなんでしょう。あまり気にしなくていいと思う。

一方で18年問題。こちらはもっと深刻な気がする。18年の4月には黒田日銀総裁が任期満了となり、 9月には安倍首相が自民党総裁の任期満了となるというもの。

現在の金融政策は、アメリカをお手本にしているとは言え、ある意味、芸術的だとも思う。黒田日銀以降、首尾よく続けられるのかという懸念ですね。

当方も、この点は気になるところ。でも・・・ちょっと待ってくださいよ。

将来を憂いても始まらないって。 2018年にはまだ、3年もある。その間に株式市場で、日本株の買いでかなり儲かるんじゃないか。その後で考えればいい話では?当方、素直にそう考えますけどね。楽観的過ぎますか?(笑)

Sell in May は来なかった・・・

浜口です。

う~む。敗北宣言。今年は、Sell in Mayは、やってこなかったな。

当方、頭を冷やすことに・・・で書いた通り、 4月月末近くにポジションを少し落とした。その直後、日経平均は1,000円近く下がったので、「よしよし・・・予定とおり。安く買い戻せる。悪くないなな・・」と思ったが、ぬか喜びだった。

これは「たられば」だが、満玉を維持していた場合の比較で、得べかりし利益は・・・と、計算する気にならないし、してもしょうがないな。ここは前進あるのみ。次の一手を考えないと。

これまでの経験則では、 6月のSQもしくは9月のSQにかけ、いろいろこじつけて、ヘッジファンドが売り仕掛けをしてくる。そのタイミングを狙ってポジションを増やせばいいんだろうが・・・6月はそういう仕掛けはなさそうかな。 9月にかけてどうか・・・おそらく一波乱、あるんだろうな。ドタ勘だが。

いずれにせよ、11月以降来年4月にかけては、満玉にしたい。そうでないと後悔するので。これが当方の、現状の相場観です。さあどうなるか。

株価が上がり続けることが、まるでピンと来ない。そんな若い人が、結構多い。

浜口です。

最近とみに思うんですが、株価が上がり続けることが、まるでピンと来ない。そんな若い人が、結構多い。当方はアベノミクスや黒田日銀の異次元緩和に伴う効果から、企業利益の回復が鮮明。日本はアメリカが成功した好事例を真似すればいいだけなんだから、景気はユルユルとでも改善し、株式は長期的に上昇していくと考えるのが妥当でしょう・・・・そんな説明を試みるわけですが、もはや理屈ではないんですね。

株式投資に対する見方については、マーケットと対峙しだした原体験の影響が本当に大きいんだなと、つくづく思いますね。

彼らの多くは、1990年以降のマーケットしか見ていない。要は、上昇相場というものがピンとこない。上昇相場を経験したことがない。1999年のITバブルも短命に終わったし、2008年にかけてのそこそこの相場も、後にリーマンショックでひどい目にあった。

そんな思いから、上昇相場と言うものの存在がそもそも、胎に落ちないというか、感覚として信じられないと言う。大真面目にね。

当方は、1984年ぐらいから株式市場を見ている。だから株式相場と言うのは、上昇するときには途方もなくあがるし、そういう時にはその状況を説明するもっともらしい理屈が登場して、株価は割高ではない根拠が示されることを肌で感じている。だから上昇相場が発生したら、なるべく早いうちの乗っかっておく。そうすればブームが終わっても、早めに降りることができるから。そう考えますけどね。

また・・・相場の上げ過程で、持っている株式は全部売ってしまった。にもかかわらず、株価は上昇を続けている。そんな状況で焦りだしている若い投資家は、ボチボチだが出てきている気はする。儲け損なっていると言う焦り。

今後の日本株の運用では、 そんな人たちの気持ち・行動がどう変わっていくのかいかないのか。それを注視していくことも、重要だと思いますね。

東証1部時価総額が、過去最高に迫ると・・・

浜口です。

東証1部の時価総額が過去最高に迫っている。昨日あたりは、過去最高を更新したのかな。一方で、日経平均は15年1カ月ぶりの高値と。 15年前というのは2000年だから、ITバブルの高値を抜いてきたと言うことですね。

ちなみに日経平均の史上最高値は、1989年の大納会の日かな。12月29日、38,957.44円。当方、この頃のことはよく覚えてるが・・・・と、東証1部の時価総額は過去最高でも、現在の日経平均は、史上最高値からは程遠い。

1989年以前には東証一部になかった企業、JRやJT,ソフトバンクやNTTドコモもかな。新たな企業が生まれその新規上場があり、時価総額、無から有が形成された部分はある。それを踏まえれば、東証1部の時価総額が過去最高でも、日経平均が高値に及ばないというのはわからないでもないが・・・あと、日経平均は2000年、 ITバブル崩壊中の銘柄入れ替えの時上手くいかず、旧日経平均で考えれば、現在はおそらくドタ勘で、25,000円水準ぐらいなんだろうが・・・・それにしても差があり過ぎるな。どちらが実体を表していると解釈すべきか。

う~む。TOPIXだとどうなんだろな。これから自分で、分析してみることにしますね。

株式市場の銘柄間格差が顕著・・・清水建設と鹿島

浜口です。

2015年3月期の決算発表は終了。それを受けてか、株式市場では、銘柄間格差が大きくなる。そんな展開ですよね。一例を。ゼネコンの株価を

simizukajima

清水建設と鹿島の株価。5月以降の動きにご注目ください。まあ・・・極端だよな。

かつては同じ業種であれば、株価の方向は、基本的には同一に動いたものだが…日本株もなんか、株価の動き、アメリカ株チックになってきたなぁ。そんな気がしますね。