当面、底上げ相場。循環物色かな・・・

浜口です。

現在の相場、短期トレーディング志向でない個人投資家は、以下のような状況かなと認識します。

・比較的初心者に近い投資家。多数派かな。絶好の売り場とばかり、相場から逃げ出す人が多い。20数年ぶりの売り場と。でも売った後、これで良かったんだよなと自分に言い聞かせながらも、相場の上昇につれて気分は複雑。

・初心者でない投資家。少数派かな。市場に居座りっぱなしでいいと思ってる。上げ相場を知っていて、相場に留まったほうが得である局面と考えている。一旦大きな相場が来ると、それは行き過ぎるくらいまで来る可能性があることを、皮膚感覚で知っている。
但し常にアンテナは張ってる。いつ、「魔坂」が来るのか来ないのかと。

さて
当方は後者。当分、この線で行こうかな。そんな気分です。当面、底上げ相場。循環物色かな・・・大型株については。

取り留めがなくなりました。この辺で。

今は健全な株価上昇

浜口です。

景気が回復している限り、日経平均3万円はいつかつける。でも書かせていただいたSMBC日興証券のチーフ株式ストラテジスト阪上亮太さんが、今朝の日経モーニングサテライトでもコメントされてますね。フリップを。

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現在の日本株の上昇は、EPS増加に沿った流れ。今は健全な株価上昇と。

前回は以下のコメントをされてましたね。

・日本株が普通の市場になってきた。
・景気が回復している限り、日経平均3万円はいつかつける

いずれも違和感ない見解。おっしゃる通りでしょうね。

金融機関が犠牲になっている

浜口です。

テレビを見ていたら。日本郵政の社長がこんなこと言ってましたね。

「日本経済は回復しているが、その一方で、金融機関が犠牲になっている」

日銀による超低金利政策が災いし、貸し出しの利ざやが取れなくなっている銀行のことを言っているわけですね。

金融機関にデメリットが発生している一方、それ以外の業界に利益が回っている。そんなことを言いたい様子でした。

まぁ、正しい見方というか、一面の真理ではあるでしょうね。当方も広い意味での金融機関にいるわけで、気持ちはよくわかります。

まあ…ここまで金利が下がったから。債券価格が上昇したから、その部分では大儲けしているわけではありますが。ここからの収益のネタが乏しいことは間違いないよな。特に国内では。

取り留めがありませんね。この辺で。

アメリカの利上げ、FRBと市場の見通しの間に乖離

浜口です。備忘録として。

今日の日経モーニングサテライトにて。ソニーフィナンシャルグループの尾河眞樹さんが説明しているフリップを。

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アメリカの利上げについて、FRBの見通しと市場の見通しに乖離があると。市場はFRBが想定するほどのペースでは利上げはできそうにないことを織り込んでいると。特に2019年見通しの乖離が大きい。
現在のFRBのボードメンバーは今後変わっていくので、現状のFRBの見通しが今後適用されるとは限らないとの意見。今のメンバーの決定で決め打ちはできないと。

なるほどな。まあ・・その通りなんだろなと、思いましたね。

半導体関連株が下落。相場の変わり目なのか?

浜口です。これは今週号の日経ヴェリタス。日米で半導体関連株が下落している。経緯はこの、ラフな新聞写真に記載の通りだが・・・これ、相場の変わり目なのか?

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まぁ・・・実際のところは。よくわからない。「あ・・ついに上げ過ぎの反動が来たんだ。まあ、相場ってそんなもんだよな」。正直、それぐらいの印象だが・・・まあ半導体関連株が調整している間は、その対極にあるという点で、バリュー株に分があるのかな。そうは感じてる。リターンリバーサル。

中長期的には相場、循環物色なんだと思う。現状の相場観においてはね。まあ、市場を見ていくことにしましょう。

景気が回復している限り、日経平均3万円はいつかつける。

浜口です。

これはSMBC日興証券のチーフ株式ストラテジスト阪上亮太さんが、昨日の日経モーニングサテライトで言っていた言葉。

・日本株が普通の市場になってきた。
・景気が回復している限り、日経平均3万円はいつかつける。

う~む。同感。シンプルだが・・違和感ないよな。

上げ相場をリアルにイメージできない?でも書いたが。いつまでもデフレシナリオ引きずってる人。損だと思うな。周りにまだまだ居るもんで。

老婆心ながら・・・。

5年連続増益かつ外人投資家の保有比率が低い銘柄に投資妙味?

浜口です。日本株が概ね堅調。いい感じになりつつあるのかな。

さて

大和証券の シニアストラテジスト石黒さんが、日経モーニングサテライトでコメントをされてますね。外人投資家が好む有望銘柄の見つけた方と。その中でフリップの一つを。

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なるほど・・・5年連続増益と外人投資家の保有比率が低い銘柄に投資妙味があると。年初来、この手の銘柄が市場をアウトパフォームしていると。

増益基調にあり、かつ外人投資家が未だわずかにしか投資していない銘柄。これらが今後、外人投資家が投資する余地がある銘柄。逆に言えばこれらは、何かあった場合に外人売りを被りづらい銘柄。そんなところなんでしょうが・・・まあ、納得の行くシナリオではありますね。

過熱とは、こんなものではない。野村、’80年代後半の石川島播磨重工業・・

浜口です。ちょっと’80年代後半の思い出話を。

日経のマーケットニュースに「歴史的株高を聞く」と言う記事があり、過熱、こんなものではない と、いちよし証券会長 武樋政司さんがコメントされてましたね。今、74歳なんだ・・参考になると思うんでお読みいただければと思うんですが、その中で特にシビれたところを。

―バブル期と比べ(日本株の)市場の雰囲気は違いますか?
―「当時は熱狂的相場で異常だった。不動産は必ず値上がりするという『土地神話』も信仰され、バブルに浮かれていた。それに比べると今の相場上昇はまっとうすぎて、逆に盛り上がりに欠ける。過熱とは、こんなものではない

なるほど・・こりゃ、発言に恐ろしく説得力があるな。当方はそう感じましたね。これは当時の相場を知っている人には、すぐにピンと来る話だろな。

この方は80年代後半、当方が日本株のファンドマネージャーをやっていた頃、業界で圧倒的にN0.1の、野村證券の株式部長だった。確かこの頃、野村はトヨタを抜いて。経常利益で日本企業のトップになっていたよな。

昭和の時代の証券会社といえば、株式部長といえば最高の花形というかカリスマ。相場を作っていた。当時の野村はいわゆるウオーター・フロント関連銘柄を手掛けまくっていて、その中心銘柄が豊洲工場の含み益をハヤして大相場になった、7013のIHI、当時でいえば石川島播磨重工業ですね。そしてこの方は、当時の野村ど真ん中銘柄、石川島の大相場の旗振り役をカリッカリにやっていた。

とにかく当時の野村は、寝ても覚めても、石川島、石川島、石川島!!機関投資家にハメ込みまくり。う~む。野村の株式部長、ホント、物凄い存在感だったよな・・・と、これは良い意味ですよ。あの頃が懐かしいな・・

当方が所属していた銀行でも、石川島は頻繁に売買されていた。記憶が定かでないが、上席のファンドマネージャーが。ワンショットで800円前後の石川島を500万株、ということは売買代金で40億円か。そんなディーリング売買を重ねていたな。まあ・・凄い時代だったよな。でこれは、証券の売買手数料が自由化される前。これじゃあ・・証券会社が儲かりまくるわけだよな。

今、築地市場の移転で話題になっている東京の豊洲。このあたりは、30年前はウオーター・フロント関連銘柄の「聖地」として、注目されまくっていた。銘柄としては、件の石川島を筆頭に、東京電力、東京ガス、三菱製鋼あたり。現在問題になっている豊洲市場の土地は、東京ガスが持っていた土地ですよね。

30年経った今、豊洲が違う形で注目されているのは、なんだか不思議な気持ちになるな。まあ・・確かに開発は進んだ。その点では野村の着眼点は的を射ていた。しかし石川島の株価は、89年末。バブル天井の時、やはり天井を打ってしまったが・・

取り留めがなくなりましたね。この辺で。

11月8日以降の日経平均業種別騰落率

浜口です。これは備忘録として。

今日の日経ヴェリタスに掲載されている記事。日経平均、ザラ場23,000円超えの高値があった11月8日。これ以降市場全体は短期的に調整局面となっているが、その間の業種別騰落率の推移のグラフ。押さえておいたほうが良いかも。

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まあ…市場全体が大幅上昇した後の調整局面では、新聞のコメントは判で押したように。今回のような、「個別銘柄物色。銘柄の選球眼が問われる」こんな類の記事になる。今回の記事も然り、失礼だが、あまりにも当たり前過ぎる印象。参考になるのはデータの方。

下落率が相対的に低い業種が相場の主力になるのか。あるいは循環物色の中、リターンリバーサル的に下落率が高い業種が巻き返すのか。現状ではわからないが、何が起こったかだけは押さえておいたほうがいい。そのために有効なデータだと思いますね。だから備忘録へと。

今回、当方から具体的に示唆する事は特にない。この状況を踏まえ、今後がどうなるか。いずれにせよ、自分の持ち味を忘れない、そんな運用を続けていきたいな。

日本がアメリカのマネを出来るようになってきたのかな。

浜口です。株式市場、日米ともまずまず堅調。相場は大きく上がった後。まずはこの辺りで揉むのかな。方向感が出るのは少し後かな。でも矛盾するようだが、ボラティリティは高くなるのかな。当方現在、そんな皮膚感覚を持ってます。

ところで、最近感じること。日本、街中でのWi-Fiの普及が凄いなぁ。街を歩いていても、コンビニとかスタバとかauショップとかいろんなところからWi-Fi入ってくるしな。

思えば・・5年くらい前?それとも10年くらい前かな?日本はWi-Fi普及がアメリカ比較で、とんでもなく遅れていると言われていた。アメリカでは街中どこ歩いていても、駅でもどこでもWi-Fiが入るのになぁと。ところがここにきて、日本も様相が変わってきた。いまやホテルに泊まっても、どこでもWi-Fiが入ってるよな。少し前までは、ノートPCをホテルに持ち込んで、ケーブルでネット接続出来るだけでも御の字だったのにな。物凄い変化のスピードだよな。

まあ良くも悪しくも。良くもかな。日本はなにかと、アメリカを追いかけてますよね。日本は発明は得意じゃないけど、後追いのマネは得意。トヨタの「カイゼン」なんて、その典型というか真骨頂だよな。まあ、そういうのが得意なんだよなぁ。このスタンスで、日本はいいんだと思う。というか、これが日本らしい、日本の持ち味なんだと思うな。

株式市場も同じで、日本の市場もアメリカ流に変わっていくのかな。日本の株式市場はこれまボラティリティが高く、急騰・急落の繰り返し。安心して長期保有できづらかった。それがアメリカナイズされ、良い銘柄は長期保有に叶う。そんな市場になって行くんだろか。でもまあ、個人的には急騰・急落の日本株市場、嫌いではないんですけどね。むしろ好きかもしれないが・・・

取り留めがなくなりました。要は日本、ようやくデフレ脱却し、経済も正常化。株式市場の自社株買い等々含め、日本はアメリカのマネが出来つつあるようになってきた。周回遅れだが、ようやくそんな状況になりつつあるんだろな。そんな理解で正しいんだろなと、日に日に思うようになりましたね。

これまでどこかで書いたけど。「経済はしょせんデフレ」「日本株の上昇トレンドなんて信じられない」そんなマインドから抜け出せない人は後追いになる。後追いは儲からないし、天井を掴むことになりやすい。早いうちに抜け出したほうが得だと思いますよ。

う~む。クドくなってきたな。この辺で。良い週末を。