2月13日号の東洋経済の「検証!実感景気VS景気指標」は結構面白かったですね。身近にあふれる景気判断のヒントということでここで紹介されている指標やテーマが、なんとも社会のご時世的な側面を捉えており、もっともらしくて笑えるんですね。
例えば、大和証券キャピタルマーケッツの吉野貴晶氏が唱える「恵比寿・新橋レシオ」。これは恵比寿駅乗車人数÷新橋駅乗車人数のことなんですが、これとTOPIXには強い正の相関関係があるというんですね。以下は本の説明とはやや異なり当方の解釈ですが、要は株価が上昇するような景気が良いときには、おしゃれな恵比寿界隈のレストランでリッチなワインdinnerのニーズが高まる。一方で株価が下がるような沈滞ムードのときは、新橋の立ち飲みかガード下などの安居酒屋あたりでストレス発散するニーズが高まる。こんな関係なんだろうと考えます。