宮古のウニ!

浜口です。お盆ですね。

先日、仕事で岩手県は三陸、宮古に行ったときに訪れた、宮古市魚菜市場。ここはよくある観光用の市場ではなく、地元の人たちも買いに来る生活に根ざした市場だけど。ここの魚介が新鮮で素材の質が高く、かつ、とても安くて驚いた。

三陸のウニは、6月から8月が旬だそうな。この時期にこの市場に来れるとは、なんという幸運!!ということで、市場で宮古のウニを買って食べてみた。驚いたことに、宮古産のウニが、牛乳瓶(!)に詰めて売られている!う〜む、これを一人で食べるのは、さすがに重い。ということで、このほぼ半分のサイズの瓶を買いました。それがこの写真にあるもの。

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市場内には、購入した魚介を食べることができる、テーブル・食事コーナーもある。そこでご飯と味噌汁を出してもらうこともできる。しかしこの時は当方、宿での朝食後まもなくだったので、ウニだけをいただくことにした。まずはビンの中のわずかな海水と、ワサビでいただく。これがなんともまろやか、クリーミー。口の中ですぐに溶ける。たまらないな。無条件に旨し。臭みやえぐみなど、風味に関するネガティブな要素がまるでない。涼やかで濃厚な旨みだけ。

ウニばかりをひたすら食べる。これは贅沢だよなぁ。そして最後の1/3は、醤油とわさびでいただく。いつものウニの食べ方であるが、やはり旨し。それ以上でも以下でもない。

聞けばこの瓶詰め、ミョウバンを使わず海水につけてあるだけなので、鮮度を保つのが大変。3日程度しか持たない。市場の方曰く。「これが三陸の、本当のウニの味。ミョウバンの苦みもないし、とにかく新鮮。産地以外で食べるウニとそれ以外とでは、比較にならないと思いますよ」とのことだった。なるほどな。当方は実に納得。

ウニは、身を殻から取りだして放っておくと、2~3日くらいで溶け出して形が崩れてしまう。それでは売り物にならないので、通常はウニをミョウバンに浸して、ウニの身を固めてから出荷する。それが生産地以外で流通されているウニなんだそうです。なるほどな…

あとウニの味わいは、ウニが食べるもので微妙に異なるとの話。礼文や小樽など北海道のウニは、昆布を食べている。一方で三陸のウニは、昆布ではなくワカメを食べている。そのために三陸のウニは、北海道産と比較して、少しさっぱりめの味であるとか。まあ、いずれも、甲乙、つけがたいと思うが。

ウニ以外にもこの時期は、岩牡蠣が旬らしい。私がウニを食べていたテーブルの隣では、岩牡蠣を食べていた女性の 2人組が。こちらの方も「こんなにおいしい生牡蠣は、いままで食べたことがない!本当に、おいしい、おいしい!!」と、無茶苦茶、感動してましたね。聞けば昨日はやはり宮古に泊まっていたが、朝食はここで食べることに決めていたと。ここ、最高ですよねと。そうなんだ…当方はもう満腹で、岩牡蠣までは食べることができなかった。今度リベンジしたいな。

思ったのは。魚介の中には、こちらから産地に出向かないと、本当においしいものは食べることができないものがある。典型的なのは、冬の日本海のブランドズワイガニ。松葉ガニとか越前蟹とか。カニは水揚げした瞬間から餌を食べなくなると言うから、おいしい生の蟹を食べるためには、こちらから産地に出向くしかない。だから関西の人たちは冬になると、香住とか城崎温泉とか餘部の方とか。旅行かたがた、訪れるわけですよね。
そういう点では、ウニもそうだろうなぁ。ミョウバンの入っていない、無添加の生ウニ。三陸のウニであれば、市場で言えばこの宮古魚菜市場と、青森は八戸の魚菜小売市場くらいが最有力候補だろうな。いつかぜひ、再訪、果たしたい。う~む。人生、悪くないって。

道後温泉

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この前、四国は松山で講演をすることがあり、その後で道後温泉に行ってきました。ここは日本書紀にも登場する、わが国最古の温泉なんだそうです。JR松山駅近くから、「道後温泉行」と書いた市電に乗って、20分ぐらい。終点の駅が道後温泉。松山駅・松山市内からもそう遠くないこともあり、出張がてら松山に行くような状況でも、サクっと立ち寄ること出来ます。

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忌野清志郎氏が亡くなりましたね。

浜口です。また相場に関係ない話で心苦しいのですが。

忌野清志郎氏が亡くなりましたね。58歳とのこと。早過ぎる。。

忌野氏は有名なミュージシャン。あらためてここで紹介するまでもないでしょう。忌野氏といえば、当方は井上陽水のファンなので、アルバム「氷の世界」の中の名曲「帰れない二人」の協作者というイメージがとても強いんですね。

井上陽水とRCサクセションとで、国内のライブハウス周りをした時期もあったようですね。「寝台車で一緒に、各地を移動して回ってた」とのコメントを井上陽水がしてましたね。

心よりご冥福をお祈りします。

Book offの105円コーナー

浜口です。国内株式市場がお休みなので、またまたGWネタを。

GWは、近所の古本販売チェーンBook offを何件かハシゴしておりました。最近特に、新書の「105円コーナー」にハマっています。

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ホテル朝食で感じる景気

浜口です。GWですね。休日モードで書きます。

4月30日に角山さんが新幹線で感じる景気を書かれてますが、当方も先週、大阪、京都と出張してきた時に、似たようなことを感じました。

定宿というほどでもないんですが、大阪にはシティプラザ大阪という比較的宿泊することが多いホテルがあります。このホテルはビジネスマンも含め、バイキングの朝食つきメニューで泊まる人が大半らしいんですね。だから朝食の時間帯をみれば、稼働率の定点観測ができそうなんですが、これが現在、ちょっと信じられないくらいにガラガラなんですね。

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松下幸之助の訓話

浜口です。前回の続き。松下幸之助歴史館では、幸之助翁のビデオを見ながら、様々な訓話を聞くことができます。

翁は最近流行の「ポジティブシンキング」に近い内容を、40年近くも前に説いていることに驚く。アプローチが「和風」なこともあり、入りやすい。

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松下幸之助歴史館

浜口です。大阪出張の際、松下幸之助歴史館を訪ねました。場所は大阪府門真市のパナソニック本社近く、京阪電車西三荘駅徒歩3分です。入場無料。

これが素晴らしい!!いたく感動しましたね。近くを訪れたら、ぜひ行ってみることをお勧めします。

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エリック・クラプトン自伝

浜口です。株式市場はやはり、潮目が変わったんじゃないかな?

今日はこれまでと少し毛色の違った話題。音楽の話を書きます(当方、ギター弾きでもあるもんで)。世界で最も有名なロック・ギタリスト、エリック・クラプトンをみなさんは、ご存知ですよね?

氏の初の自叙伝「エリック・クラプトン自伝」を図書館で借りて読んだんですが、この本、凄かった!!!このジャンルが好きな方は、とても楽しめる本。必読です。借りるだけでは物足りない。私はこの本を手元に置いておきたいので、近々、買いに行くつもりです。まあ自叙伝とは言っても、エリック・クラプトン自身が書いたものではなく、彼を良く知った人が彼にインタビューを行いそれを一冊の本に起こしたものですけどね。

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宝塚ホテル

浜口です。仕事で神戸方面に出かけた際、宝塚ホテルに泊まりました。本当は有馬温泉に泊まろうと思ったのですが、このご時世、神戸出張に有馬温泉旅館泊は組織内で風当たりが様々に強そうなので、少し先の宝塚にしました。この選択は大正解で、関西で初めて、定宿にしたくなるホテルが見つかった気分です。宝塚なら伊丹空港からも近いですしね。

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岩手は花巻。鉛温泉「藤三旅館」

浜口です。NYは新安値と、厳しいですね。宿泊ネタです。

昨年末仕事で盛岡まで出かけた際、花巻は鉛温泉の藤三旅館に泊まりました。もうここは、素晴らしいの一言。とにかく味がある。宿の方々の対応もすばらしい。ここに来たら、今風のシティホテルなんて、コンクリートの塊に壁紙張っただけのように思えてきますよ。花巻駅からバスで30分ぐらい。

旅館の開業は1786年。現在の建物は、火災があったために戦前に再建されたとのこと。風情満点。メインの温泉は「白猿の湯」。混浴です。HPのトップに掲載されているお風呂ですね。あと露天風呂の「桂の湯」もよかったな。

とにかくこの旅館、昭和の時代の大型温泉旅館にありがちなチープさがまるでない。大型風呂を売りにする昭和50年代のテーマパーク型リゾート旅館は、これが古くなるとニセモノチックになって悲惨ですが、藤三旅館のような本物は、古くなればなるほど味が出る。

私が泊まったのは「旅館部」ですが、これ以外に「自炊部」もある。名が示すとおりで、こちらはよりシブイ。年配の連泊者ばかりと思ったら、結構若い女性も泊まってるそうな。「癒しを求めて」ということなんでしょうね。

とにかく、盛岡・花巻地区に泊まるのであれば、ここがイチオシですね。時間に余裕があれば、ビジネスでも十分OK。ほんとはここに決める前は、近くの「結びの宿・愛燐館」という宿にしようとしたんです。でもこのネーミングだと、ビジネスにはちょっと・・・。領収書を会社に提出することを考えると・・・渡辺淳一の世界を連想されそうですよね。