キャッシュリッチ企業による自社株買いの期待

浜口です。

今日、2014年11月12日付け、SMBC日興証券発行の日本株ストラテジーレポートを読んだ。この中に、参考になった記事がありました。それは下記。

日銀は追加金融緩和に踏み切り、オープンエンド(期間を限定せず)で金融緩和を実施すると明言したことから、インフレ定着の角度が高まった。

マクロ経済環境がデフレからインフレへと転換することは、キャッシュリッチ企業が余剰資金の有効活用(自社株買い、増配、M&A、設備投資)に乗り出すインセンティブになる。実際、今年の実績で見ても、自社株買いの設定金額や増配発表企業数は着実に増加する形となった。ROE重視の潮流が強まる中では、この傾向がより強固になると見込まれる。

確かにその通りでしょうね。となると今後の日本株の買い主体として期待できるのは、外人投資家、国内投資家、日銀、GPIFなどに加えて、キャッシュリッチ企業の自社株買いも。そんな理解でいいんだろなと思います。

デフレ脱却からインフレへ。これまでのデフレ局面で企業がため込んだキャッシュが、いよいよ出番に。これにより企業活動、いろんなことが活発化へ。様々なことが、好循環につながる。良い話だよなぁ。そんな感を強くした次第です。

とりとめがなくなりました。この辺で。

アメリカ4年に1度の中間選挙後は、株高のアノマリーと…

浜口です。

今日の日経ヴェリタス。大和証券の木内氏のコメント。アメリカ4年に1度の中間選挙後は、株高のアノマリーがあると。これでいくと2015年4月には、NYダウ2万ドルに届くイメージになると。ここに書かれている記事内容について、当方は、違和感はありませんけどね。

まぁ詳しくは日経ヴェリタスをお読みいただきたいが…やはり来年にかけての日本株、楽しみとしか言いようがないなぁ。当方はそう考えますけどね。

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株式投信の解約が急増していると言うが…

浜口です。

昨今の急激な円安株高を受け、投資信託の解約が相次いでいるらしい。ネット銀行ならともかく、通常の銀行で投資信託を売却するためには、窓口まで出向かなければならない。ゆえに銀行の窓口がごった返していると言う話です。

ちょっと失礼な言い方をしますが…銀行で株式投信、特に日本株の投信を買っていると言うのは、まぁ、素人投資家ですよね。

素人投資家が、相場が急騰するのを見て、投資信託を売りに出す。なぜ相場が上昇しているのか、きちんと理解できていない。急騰した相場、売らないまま暴落したら自己否定につながるので、売りに出す。こういうケースが多いですよね。

彼ら彼女らは、一旦、投資信託を手放したら、今度は、手放した故に不安。売却後、さらに相場が上昇したら、本当に売ってしまってよかったのかと。

ポジションを持っていない不安。今度はそんな悩みに直面することになる。その場合どうなるのかというと、結局、高値を買い直すことになる。純粋無垢に。あるいはREITとか、他の似たような投資信託を勧められるままに、買いに行くのかもしれませんが。

その行為が、銀行のビジネスチャンスにつながる。銀行の支店リテール部分は、大喜びですよね。頼みもしないのに、素人の個人投資家の方から、売り買いを申し出てくれる。これで銀行に、手数料が入る。

こういう局面は結局、玉を寝かした方が勝ちなんですよね。ここで売らなくてもいいのにな。でもここで売った人の買い戻しが、将来の相場上昇の原動力になると考えれば、まぁありがたいことではありますが。

とりとめがなくなってきた。この辺で。まぁいずれにせよ今後の展開、どうなるか。楽しみだな。

過熱する国内の不動産市場

浜口です。

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これは昨日の日経新聞に載っていた日経不動産マーケット情報の広告。投資不動産市場はすでに、すごい事になっていることが、この広告から見て取れます。

株式市場はこの状況を、十分織り込んでいると言えるのだろうか。 まあ、三菱地所、三井不動産等の不動産株の株価には織り込まれているんだろうが、それ以外の業種、銘柄についてはどうかと。

不動産市況は、業界関係者にはリアルに状況が分かるんだろうが、この業界から遠い人には、なかなか情報が伝わってこない。というかピンとこない。テレビや普通の新聞等でどんどん報道されてくるまでは。

当方、そんな想いを、あらためて強くしましたが・・・と、株式市場も同じか。市場関係者の情報が、業界外、一般人のたちの常識ではないと・・・。

昨日の日銀ETF買い入れ額は大幅増額されてる…

浜口です。

昨日11月5日の日銀のETF買い入れ額は、380億円程度とのこと。これまでは一日、120億円程度のことが多かった。しかも日本株のこの高値水準を買っている。

追加緩和を早速実行している。しかも株式市場でわかりやすい形で。当方は、日銀の本気度合いを、垣間見た気がするが…どうでしょうか。

GPIFの日本株組み入れ比率、実際の上限は34パーセント?

浜口です。

GPIFの株式の比率が、12パーセントから25パーセントに変更されました。一方で現状の組み入れ比率は17.3パーセント。

注目すべきは、株式の比率25パーセントは、あくまで中心線であること。この25パーセントを中心に、16パーセントから34パーセントのアローワンスが認められているんですね。

いうことは、最大の34パーセントを適用した場合、現状の株式組み入れ比率の、2倍の比率が容認されることになる。現在の残高は22兆円ですから、買おうと思えば、さらに追加的に22兆円、日本株を買うことができることになる。

この点は市場に、どの程度織り込まれているのかな。結構すごいことだとは思うが。

札束が寝ている間に、ポケットの中に勝手にねじ込まれていくかの如く・・・

浜口です。

10月31日金曜日の日本株は日銀の追加緩和、GPIFの株式組み入れ比率の増加等を好感し、大幅上昇。皆さんご存知の通りです。この流れを引き継ぎ、金曜日のNY株式もまた大幅高、それを受けてCMEの日経平均先物は1万7,025円。金曜日の大証終値からさらに、535円値上がり。たった二日間にせよ、もの凄い上昇相場の連鎖。

翌日11月1日は土曜日。当然、場は立っていない。しかし当方、なにげにスマホを手に取り、自分のネット口座を確認してみると…値洗いが大幅に良くなっている!日本株の個別銘柄夜間取引で価格が大幅上昇していて、それを反映してるんですね。頼みもしないのに、勝手に値上がりしてくれてる。こんなイメージ。

この状況で当方、故林輝太郎氏の著作中の言葉が頭をよぎりました。それは:

相場が上がり続けているので、札束が毎日、ポケットの中に勝手にねじ込まれていくかのごとく儲かっていく。これでは思い上がるのも仕方がない。

う~む。思い上がるのも仕方がないと・・・自戒の念もこめてこの言葉、自分の運用に活かさないとな。さはさりながら・・・日本株は当面、上にも下にも荒っぽい相場が続きましょうが、基本、上げ相場の再開と認識。さあ、どうなるか。楽しみだが・・・

神様、仏様、黒田様!!

う~む。祝杯!

神様、仏様、黒田様!!やってくれたな!追加緩和!カッコ良いなあ、黒田日銀!記者会見で曰く「出来ることは何でもやる」と。

報道を見ていると、「このタイミングでの緩和はサプライズ」と言ってるエコノミストがいたが、違和感がある。
31日に日銀の政策決定会合、そして展望レポートの発表予定、これは既定のスケジュールなので、ここで何もでないと考えるほうがむしろ不自然。当方はなにかが必ず出てくると思ってましたけどね。現状の景気指標を鑑みれば。

サプライズがあるとすれば、緩和がザラバに発表されたこと、かなりの額のETF買い入れ増が伴っていたこと、あとGPIFの株式組み入れ増加が、緩和発表の同日にアナウンスされたことでしょうね。このタイミングは、アベノミクス事務局(?)が仕組んだものだろうな。

まあこれで、来年の消費税10%決断の可能性、高まったといえましょうな。これも含めて、相場にはポジティブ。

円安・株高・・・これから来年にかけての相場が、楽しみ。そりゃ・・・①日銀が市場からETFを買い、②GPIFが株の組み入れを増やして、③株式の増益基調が維持され、④株のバリュエーションが割高でないとくれば、基本、株は上がるよな。それが続く状況においては・・・

ホテルが予約しづらくなっている

浜口です。

当方、仕事で年がら年中出張しているわけですが、最近はホテルが、本当に予約しづらくなっている。特に岡山、広島、高松などの全日空系ホテルなど、このクラスが大変。観光とビジネスと、両方のニーズがあるクラスですよね。

このクラス、空きがあればツインのシングルユースにアップグレードをしてくれることも多いのだが、おそらく満室のせいなんでしょうね。それも少なくなってきた。
かく言う当方もうこの文章を現在、岡山全日空ホテルのシングルの部屋で、iPad miniを用いて書いてるんですけどね。で、アップしたところ。

あとホテル料金も明確に値上がりしている。地方がこうなんだから、東京、大阪はもっとホテルの空室状況、価格ともタイトなんだろうなぁ。

推定ですが、理由はおそらくは、主に中国からの観光客の増加。円安もう観光客増加の後押しをしてるんでしょう。後は出張族の増加。これも明確に増えてる感じられますね。

景気ウォッチャー指数。街角景気なんて指数があって、タクシー運転手にヒアリングなどしているそうだが…当方にもしそんなお尋ねがあったら、このことを根拠に、地方においても、景気は回復傾向にありますね。そんな話をするだろうだろうな。

米国株も日本株も、「コツン」と来たのかな。

浜口です。

ニューヨークダウは3日連続高。日本株も今日は高い。国内企業の7-9月期の決算発表が始まったが、内容は概ね悪くない。特に昨日発表された大林組の7-9月期の営業利益は、最高益と。つれて建設株が高い。まあ今日の日本株は、全面高ではあるが。

アメリカ株も日本株も、季節的な需給要因もあり、わずかな悪材料に激しく過剰反応し売り込まれた。それがようやく、峠を越えたのかな。「コツン」と来た印象。まあ当面は不安定、たまに急落するかもしれないが、徐々に底値が固まり、11月にかけ上昇に転じそうなムード。

さて日本株の次の大きな注目日は、10月31日。この日に日銀の展望レポートが発表になる。同時に、黒田氏の記者会見が。現状ではこの時、黒田日銀は異次元緩和について、追加策を出さざるを得ない状況と考えるが・・・楽しみ。さあ、どうなるか・・・